ゴールデンウイークに宿泊してきました。
連休が始まる1週間前の予約だったので、予約サイトを見ても「普通の値段で、ひとりで泊まれる」宿はそう多くありませんでした。
そんな中、知っている温泉地である新潟県の折立(おりたて)温泉の宿「旅館長者」に空きがあるのを見つけたので、かろうじて予約。
折立温泉では、数年前に「やまきや旅館」に宿泊したことがあります。
とても良い宿だったのですが、あいにく今回は空室がなく。
建物とお部屋
天気が小雨だったので、早めにチェックインしようとお昼過ぎのバスで折立温泉へ。
旅館長者は、折立温泉バス停の真ん前にあります。
早く着きすぎたので、近辺をあちこち散歩してみましたが、結局時間を持て余してしまい、結局は少々早めにチェックイン。
かなり古びた建物です。
3階建てで、泊まった部屋は階段を上った3階の部屋でした。
すでに布団が敷いてあります。部屋も相当古びていました。
10畳と縁側のある広い部屋で、洗面所とトイレがついています。
冷蔵庫と金庫もありました。
窓の外からは越後駒ケ岳が見えます。
が、窓を開けるとカメムシが入ってくるので開けないでください、とのことでした。
山間の宿なので仕方がないですね。
温泉とお風呂
地下に男女別の内風呂があります。
脱衣所の入り口わきに「乾燥室」がありました。
雪深い場所なので、冬はスキー客も多いのかもしれません。
折立温泉はぬるめのお湯なので、長時間お風呂に入っていられます。
季節によっては加温しているようですが、この時(5月)はぬるいお湯でしたので、加温されていたかどうかは分かりません。
マイルドな肌触りのお湯です。
ぬるい温泉って不思議なもので、上がった直後は温まった感じがなくても、後でじわじわと体が温まってくるのですね。
宿の奥さんに聞いたところによると、熱い温泉が好きな人から苦情が来ることもあるのだとか。
個人的にはぬるい温泉、大好きなのですが。
食事
夕食、朝食ともに、1階の大広間でいただきます。
久しぶりに、ザ・温泉宿の宴会場、みたいな広間で食事した気がします。
夕食
山菜がメインの、健康的なお食事です。暖かい料理が順番に運ばれてきたので、できたてのアツアツをいただくことができました。
特に天ぷらとか岩魚の塩焼きなんて、最初から冷えたままで用意されてある宿も多いのですけど、ここではそんなこともなく、でした。
あとはさすがの新潟県、お米が美味しかった・・・自家製らしいです。
また、日本酒を頼んだのですが、旅館長者だけに(?)「長者盛」という名前のお酒が出てきました。お隣の市、小千谷市で作られているお酒のようです。
朝食
朝食も、夕食と同じ大広間でいただきます。
西京焼きが後から出てきました。納豆は、この辺の温泉宿に泊まるとよく出てくる、地元魚沼市の「大力納豆」です。
折立温泉を歩く
折立温泉は国道352号線と佐梨川に沿って、数件の宿があるだけの静かなところ。
国道沿いに若干の家が並び、後は田んぼが広がります。
お店はほとんどありません。
宿の目の前にラーメン屋さんが1件、遠くに農家の直売所みたいなお店が1件、橋のそばに温泉まんじゅう屋さんが1件ありました。
「カッパ像はこちら」という謎の看板があり、道に沿って歩いていくと、マレットゴルフ場なる場所があり、その前の池にカッパが何人(?)が頭を出していました。
個人的感想
折立温泉は山とスキー場が近くにあるので、登山やスキーのお客さんが多そうです。
ここ旅館長者もそんな感じの宿で、設備が古くて民宿に近い雰囲気でした。
食事は越後の山の幸、温泉は長く入れるぬるいお湯です。
料金は、ゴールデンウイークに2食付きでひとり泊して、消費税・入湯税込みで1万円弱と格安でした。
ゴールデンウイークでしたが、静かに過ごすことができました。
スキーシーズンはもう終わった後で、登山シーズンは始まったばかりだったのです。
アクセス
電車・バス
JR上越線「小出」駅から栃尾又温泉行き南越後観光バスに乗り「大湯温泉」バス停下車、歩いてすぐ。
また、季節限定の急行バス・特急バスもあります。(2023年は6月上旬から11月上旬の運行)
このバスは、上越新幹線「浦佐」駅から出発する奥只見行き。
折立温泉のバス停には停車しませんが、1キロ離れた「シルバーライン入口」バス停に停車します。そこから徒歩14分で、折立温泉です。
バスを運行している会社は、同じく南越後観光バスです。
車
関越自動車道「小出」インターから、国道352号線経由で約20分。
国道沿いには、道の駅「ゆのたに」や、お店が多数あります。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。