栃尾又(とちおまた)温泉は全国有数のラジウム泉で、3か所の温泉宿が内湯を共有しています(宿同士が親戚らしいです)。
最も有名な自在館と、雰囲気の良さそうな宝厳堂、湯治客向けの神風舘と3件あります。
自在館は4回行ったことがあるのですが、今回は神風舘を取り上げます(神風舘にも2回行っています)。
宿泊当時はネットで予約できなかったので電話で予約したのですが、今はじゃらんで予約ができるようです。いい時代になりました。
(2007年3月,2007年7月宿泊)
建物と部屋
栃尾又温泉へは、JR小出駅からバスで向かいます。
終点が栃尾又温泉で、降りてすぐ3件の旅館があります。
自在館が右側、神風舘は左側。宝厳堂は神風舘の奥にあり、それぞれつながっています。
神風舘は湯治向けの宿で、お値段も安くなっています。
布団の上げ下げはセルフサービスで、洗面所、トイレは共用でした。
温泉と風呂
栃尾又温泉の特長として、先ほど書いた3つの宿で温泉を共同で利用している、というのがあります。
自在館と宝厳堂は自前のお風呂もあるのですが、神風舘には自前のお風呂がないので、共同のお風呂に入りに行きます。
共同のお風呂は2016年現在は3か所あるようなのですが、宿泊当時は「うえの湯」「したの湯」の2か所で、時間帯によって男女が入れ替わるようになっていました。
「うえの湯」は、3件の旅館の奥にある「栃尾又温泉センター」なる建物の中にあります。
以前は日帰り入浴施設だったようですが、今は宿泊客専用になっています。
広い浴槽があり、ぬるい透明のお湯が注がれています。
入ると体中に気泡が付きました。皮膚が呼吸をしているのでしょうか。
お湯は飲泉もできるようで、口に含むと甘みと柔らかさを感じました。
「したの湯」は、自在館の地下にあります。こちらは湯治場らしい雰囲気に作ってあります。
「うえの湯」よりも狭いので、少々混みやすいのですが、雰囲気はとてもいいです。皆さん静かにお風呂に浸かっています。
食事
夕食、朝食ともにお部屋でいただきました。
味付けとボリュームが控えめなのは、湯治宿だからかも知れません。
アクセス
電車・バス
JR上越線「小出」駅から栃尾又温泉行き南越後観光バスに乗り、終点「栃尾又」バス停下車、歩いてすぐ。
また、季節限定の急行バスもあります。(2023年は6月上旬から11月上旬の運行)
この急行バスは、上越新幹線「浦佐」駅から出発する奥只見行きで「栃尾又」バス停に停車します。バスを運行している会社は、同じく南越後観光バスです。
車
関越自動車道「小出」インターから、国道352号線経由で約20分。
国道沿いには、道の駅「ゆのたに」や、お店が多数あります。
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