温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

伊東温泉 時代おくれの宿 山岸園にひとり泊('22)

伊豆方面で駅から近い温泉宿を探していて、今回の山岸園を見つけました。

「時代おくれの宿」というキャッチフレーズを自ら名乗るのは、ありそうで、ないですよね。実際に昭和の雰囲気を残す宿は多々ありますが。

素泊まりプランは4,000円台からとやたらと安く、最初は素泊まりにしようと思って調べていると、食事が美味しいというネットのクチコミを多数発見。

それで、2食付きで予約してみることにしました。

宿泊時点では「県民割」も利用可能になっていましたが、使い方が分からず・・・宿に電話したら、社長さんでしょうか、丁寧に教えてくださいました。

ネット上の食事の評判の良さと、電話の対応が丁寧だったこともあって、予約してみました。

(2022年6月宿泊)

建物とお部屋

山岸園は、伊東駅の裏手から坂を登って徒歩5分。

自称「時代おくれの宿」ということで、確かに外見は、ザ・昭和の温泉旅館といった感じ。

靴のまま上がり、フロント脇のラウンジに案内され、テーブル席に腰かけて、チェックインの手続きをします。

ラウンジには現役のコーヒースタンドがありました。中小規模の宿だと、ラウンジが残っていても使われていないことも多いですよね。

建物は、本館と「天花亭」という別館とに分かれています。

今回のお部屋は本館の3階。エレベーターで上がり、薄暗い通路を通り抜けてお部屋に入りました。

少しお値段が下がる「訳あり客室」を予約したのですが、訳ありの理由は、山側で景色が見えない部屋だから、ということ。

それ以外に訳あり要素はなく、快適です。

入ってすぐに冷蔵庫とトイレ、脇に洗面所とバスルームがあります。メインの和室は8畳。布団はたたまれた状態で既に置いてありました。

冷蔵庫には、温泉宿によくある瓶の飲み物が少しだけ入っています。

それと一緒に伊東の「水道山の水」が入っていました。こちらはご自由にお飲みください、とのこと。

お茶セットのお茶は2種類。伊豆名物の「ぐり茶」と、めかぶ茶です。

また、お部屋には出前のメニューが用意されていて、近隣の飲食店から様々な料理を取ることができるようでした。

部屋でのんびりしてから「時代おくれの宿」の館内を少し見て回ってみます。

本館の1階には、昔ながらのゲームコーナーとお土産コーナー。地下1階には不定期営業のクラブ「ムーンライト」。不定期営業のようです。

別館「天花亭」は本館より新しい建物のようです。奥の方には女性限定のエステルームと、コインランドリーもありました。

温泉とお風呂

男女別の大浴場と、無料で自由に利用できる貸切風呂が2つあります。

また、露天風呂付きのお部屋も何部屋かあるようです。

大浴場「ヴィーナス風呂」

こちらは男湯ですが、朝5時から女湯に変わります。本館の1階から階段を降りて行った先にありました。

脱衣場もお風呂も、かなり広々。

お風呂は大理石をふんだんに使った豪華なつくりで、奥のほうにいる、大きな白いヴィーナス像が、こっちを見ています。

宿の社長さんいわく、このお風呂を造ったのには結構お金かかったんですよ、とのことでした。

お風呂に入ると、勢いよくお湯があふれていきます。やや熱めのお湯。ヴィーナスの視線を感じつつも、泳ぎたくなるくらいの広いお風呂です。

ヴィーナス像の後ろには、寝湯がありました。横になって入れるお風呂です。ヴィーナスの背中を見つつ、ごろんと湯浴み。

入口の脇にはサウナもありました。

ゆったりと湯浴みを楽しんでから上がります。脱衣所の給水機で水分補給してから、無料のマッサージチェアで背中をゴリゴリやりました。

大浴場「月光の湯」

こちらは女湯ですが、朝5時からは男湯に変わります。2階の廊下を進んでいった先にありました。

ヴィーナス風呂よりは小さいものの、狭いというほどではありません。

脱衣所にはヴィーナス風呂同様に、マッサージチェアもあります。ベビーベッドもありました。給水機は脱衣所の外にあります。

ヴィーナス風呂もですが、脱衣所やお風呂場に、ピーリングジェルや洗顔せっけん、グルコサミン等々が並んでいます。

「お土産コーナーで販売中」と書かれている、温泉宿によくあるやつです。これ自体は多くの温泉宿で目にしますが、ここ山岸園はちょっとその種類が多かったような。

さて、月光の湯は内風呂の奥に露天風呂もあります。社長さんいわく、ヴィーナス風呂を作った後に露天風呂ブームがあり、作ったそうです。

確かに露天風呂は根強い人気がありますよね。

貸切岩風呂「夢空」「恋空」

「月光の湯」の奥のほう、通路を進んでいった先に貸切風呂が2つあります。

途中の突き当りに入浴中かどうかを示す表示があります。灯りがついていれば入浴中なので、お風呂に行かなくても、入浴中かどうか分かる仕組み。

左に曲がれば「夢空」で、右が「恋空」。どちらも設備としてはほとんど同じです。

階段を降りていき、引き戸を開けて脱衣所へ。鍵をかけます。

溶岩を使ってつくられたという岩風呂で、それなりに大きく、大人が3人くらい入っても余裕はありそう。

カランはありますが、シャンプーとリンスはありません。ボディソープはありました。頭を洗うなら大浴場で、ということですね。

窓の外は伊東の町が見えます。その先には海も。

時おり、タタンタタンと、麓を走る電車の音が聞こえてきました。

お食事

夕食、朝食ともに、2階にある食事処「天心」にていただきます。

食事の時間帯が決まっていて、その時間帯の中で好きな時に行くことができます。

多くの宿ではチェックイン時に時間を指定しますが、好きな時に行けるのは気楽でいいなと思います。

夕食

「天心」に入ると、個室が並んでいました。チェックインの時にいただいた番号札と同じ番号の個室に入ります。

口コミ通り、海の幸がメイン。お刺身は舟盛りです。

テーブル席につくと、スタッフさんが来てくださって、静岡のもち豚焼きと、アワビの踊り焼きに火をつけました。

生きたアワビが動き出します。かわいそうではありますが、火が消えたところで美味しくいただきました。

サザエのつぼ焼きのような別注料理や、静岡の地酒や地ビールなども揃います。壁に貼られたメニューから、伊豆の地酒を注文。

お酒とお食事を楽しんでいると、今度はキンメダイの煮つけがやってきました。

ごはんと味噌汁は、内線電話で呼んで、持ってきてもらいます。ごはんと味噌汁が要らない場合も電話してください、とのこと。

ごはんと味噌汁のあとは、デザートの果物。すっかり満腹です。ごちそうさまでした。

朝食

夕食の時と同じ個室にて。

網に載ったアジの干物は、スタッフさんに火をつけてもらい、自分でひっくり返しながら焼いていきます。生卵は、地元静岡県の朝霧高原のものだそう。

個人的感想

立地も良く、お風呂も広々としていて、さらには貸切風呂もあり、食事は個室で海の幸をたくさんいただくことができました。かなり満足です。

時代おくれ、というのは、この宿に残る適度な昭和っぽさのことなのでしょうけど、不便さは感じられませんでしたし、ところどころ新しくなっている設備もありました。

料金は、1泊2食付きで12,100円でした。

最新の宿泊プランは、予約サイトをご覧ください。

アクセス

JR伊東線・伊豆急行線「伊東」駅から徒歩5分。

宿の送迎もあります。お迎えをお願いする際は、事前に宿へお電話を。

関連リンク

近くの宿の宿泊記録

www.onsen-oh-yu.com

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公式サイト

www.yamagishien.com

さて、今度はどこへ行こうかな。