温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

6月某日静かな温泉旅 県民割で海鮮盛り 静岡県・伊東温泉へ('22)

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梅雨の合間、1日とちょっとだけ、時間がぽっかりと空きました。

雨も降らなさそうな天気予報。

財布の中は夏に向けた充電中で、あまり余裕はなく、ですが、期間限定の「県民割」を使って、静かな温泉旅へと出かけてみます。

旅の計画

県民割というのは、日本各地の都道府県がやっている、その都道府県や、近くに住む人が利用できる旅行の割引です。

このページが公開されて少し経つ頃には、制度が新しくなっていると思いますが、半額程度の大きな割引を受けることができました。

神奈川県民の自分にとって、県民割を利用できる県は、神奈川県以外に、お隣の山梨県、静岡県、あとは北関東の群馬県、栃木県、等々。

今回はあまり時間がないので、北関東ではなく近いところで探します。となると、神奈川県か、山梨県か静岡県。

少し前に神奈川県の湯河原温泉へ行ったので、今回は静岡県へと向かうことにしました。静岡県なら、特急列車や東海道新幹線でスピーディに移動できます。

その後、宿探し。

時間の制約があり、電車の駅から近いところにある温泉宿を探してみます。特急列車の止まる伊東駅からすぐの、伊東温泉に良さそうな宿を見つけました。

県民割の手続きがよく分からず、宿に電話して聞いてみます。宿の社長さんでしょうか、説明がすっきりしていて納得。それで、この宿にお世話になることに。

あとは、伊東まで行く特急「踊り子」の特急券をチケットレスで予約です。

シートマップで見たら、海の見える側の席はかなり埋まっていました。空いている方を優先して、山側の席を予約します。

1日目(横浜→伊東温泉)

伊豆なら踊り子

さて「踊り子」に乗りに、横浜駅まで出てきました。

ホームにある崎陽軒の売店をのぞいてみると、お弁当もシウマイも、ほどんど売り切れで、入荷待ちとのこと。残念。

諦めてホームで待っていたら、ちょうど「踊り子」がホームに滑り込んできたタイミングで、お弁当屋ら何やら、どさっと入荷したのでした。間に合わず。

乗り込んだ「踊り子」は空いています。3割くらいの乗車率。どうやら臨時列車のようです。車内販売はありません。

東海道新幹線ほどではないにしても、「踊り子」はなかなかの速さで走っていきます。横浜の次は大船、その次は小田原駅までノンストップ。

小田原から先は、相模湾がよく見えます。座っているのは山側の席なので、少し遠くから海を眺め。

湯河原の次は熱海駅。ここで「踊り子」は2つの列車に分かれます。片方は伊豆急下田行き、もう片方は、修善寺行き。

今乗っている伊豆急下田行きの「踊り子」が先に出発です。

熱海から先、伊東線に入っていきます。伊東線に乗るのは久々。

トンネルと入江と、ちいさな駅とが繰り返され、宇佐美駅から先はヤシの木が海に沿って見えてきて、伊東に到着。今日はここで、下車します。

冷酒、お刺身、ソフトクリーム

日曜のお昼、少し静かな伊東駅。

まずはコンビニを探してみました。静岡県民割のクーポンは、静岡県内のコンビニで発券できます。

駅の近くにセブンイレブンを見つけて、店内の端末に入力し、レジでお金を払って県民割のチケットを発券してもらいます。

1万円分の宿泊券と、1,000円分の商品券が2枚。支払ったのは5,000円でした。

まず最初のミッションクリア。次はお昼にします。やはりお魚を食べたいです。

駅の観光案内所で飲食店マップをもらって、駅前の静かな通りをぶらついていると、お店の方から声をかけられたり。

お魚が美味しそうに見えたお店に入ってみると、あいにく満席。少し外で待ってみましたが、なかなか暑い日で、あきらめてお隣の似たようなお店へ。

こちらは最初はお客さんがいなかったのですが、その後、次々とお客さんが入ってきました。

刺身定食と、静岡県掛川市の地酒「開運」を注文。お刺身はさすがの量! ごちそうさまでした。

www.izu-amaya.co.jp

外に出ると、また暑い。屋根のある商店街へと入ります。

事前に調べていた、地元では有名そうな喫茶点へと入ってみました。

なかなか混んでいます。ソフトクリームが有名らしいので、普段はあまりこういうのを食べませんが、食べてみると美味しいもの。

izufull.com

お腹もいっぱい、冷たいものを食べて飲んで、暑さも少し我慢できそう。商店街でもう少し買い物をします。先ほど発券した、県民割の商品券も1枚使いました。

県民割の罠(?)

今日の宿は、商店街から線路を挟んで坂を登ったところにあります。少し早めに、チェックイン。

www.onsen-oh-yu.com

フロント脇のラウンジで、手続きをします。

県民割の宿泊券を渡して、家から持参した、3度目のワクチン接種済み証明と身分証明書を見せてから、県民割の商品券に宿のスタンプを押してもらいます。

この商品券、宿のスタンプを押してからでないと使ってはいけなかったそうです。要はチェックイン前には商品券は使えない、ということ。

しまった、知らないで1枚使ってしまいました・・・。

お部屋に荷物を置いてから温泉でぱぱっと汗を流して、また伊東の町へ出ます。

さっきスタンプなしで商品券を使ってしまったお店で、スタンプありの券と交換。失礼しました。

あとは宿でのんびりと。土曜ではなく日曜だったので、大浴場もがらんとしていて、だだっ広いお風呂を独占できました。いわゆる、独泉というやつ。

独泉できるとなると、何度も入りたくなります。

深夜に眠くなってきたところを、このまま寝ちゃうのはもったいなくて、この日最後のお風呂に。

湯上りは体が熱くなってしまい、少し寝るのが遅くなってしまいました。

2日目(伊東温泉→熱海)

朝起きて、まずは朝風呂へゆっくりと。温泉宿の朝風呂ってたいてい混んでいますが、この日は貸切状態でした。ありがたや。

今日は月曜日、予定があるので宿から早めに出発です。

お風呂から上がって、すぐに帰り支度を整えて、朝食会場へ。

魚介が豊富な美味しい朝食を少しだけハイペースでいただいて、チェックアウト。ラウンジからコーヒーの香りがしてきたのを、今回は我慢・・・

伊東駅までは歩いて数分ですが、宿の車で駅まで送っていただきました。お世話になりました。

駅の改札をくぐると、反対側のホームに熱海行きの電車が止まっています。かつては都内を走っていたと思われる、伊豆急の古い電車。

海が見える方の席に座って、ぼんやり海を眺めていると、早起きのせいか少し眠くなってきて、熱海駅に到着。

次に乗るのは、東京行きの東海道新幹線、こだま号。いよいよ日常が近づいてきます。

今回の旅のまとめ

地方自治体がやっている旅行キャンペーン「県民割」を使っておきたくて、少し無理な日程でしたが、お隣の県へと静かな温泉旅をしてきました。

伊豆方面の温泉へは、静かな温泉旅で出かけることはあまり多くはありません。

近場なのと、合宿とか社員旅行の行き先というイメージ(固定観念)を持っていたのです。あまりそういう、団体で出かけるのが好きではなく・・・

という、伊豆方面の温泉への食わず嫌い的な印象が、ここ数年で少しずつ考えが変わってきています。

すぐに現地に着けて、しかもお魚も美味しく、お湯も良いではないか、と。

電車が古くて座席が窮屈だった特急「踊り子」も、今は新しくなって快適ですし、新幹線に乗ればワープのように、伊豆半島の付け根まで連れてってくれます。

温泉旅へと出かけたいけれど時間がなくって・・・という人には、伊豆方面の温泉はいい選択肢の一つになりそうですね。(今さらですが)

さて、今回は「県民割」を活用してきました。

行政がリードして導入された制度なので、いろいろとややこしく、使いづらさはあります。

このページを公開してしばらくしたら、制度がリニューアルされる予定になっているそうです。(2022年6月下旬ページ公開→同7月から「全国旅行支援」へ)

またあれこれ調べることになりそう。まあ、活用できればお得ですし、今後も上手に付き合っていきたいですね。

今回行った場所

(今回の温泉旅で出かけた観光スポット、お店等のリンクを後日紹介予定です。)

さて、今度はどこへ行こうかな。