2020年は、外出に注意を払わなければいけない年。
もしかしたら次の年も、そのまた次の年も、そうかもしれませんが。
7月になり、出かけるかどうか難しいタイミングではあったものの、長く家にこもる日々、疲れはそれなりにたまっていたので、出かけることにしました。
県境を越えた移動は「一応」OKらしい世の中でしたが、久しぶりの静かな温泉旅は自分が住んでいる県内にある、湯河原温泉にしてみました。
実は、今回の宿「グリーン荘」は前からチェックしていた宿で。
食事もお部屋でいただけるのと、ホームページ上でも感染症対策について書かれていたので、安心して予約できました。
(2020年7月宿泊)
建物と部屋
グリーン荘は、JR湯河原駅から2キロほど離れています。
湯河原駅から歩いて行こうかと思ったのですが、あいにくの雨模様だったので、宿に電話して迎えに来ていただきました。
湯河原温泉の宿の多くは、いわゆる奥湯河原と呼ばれるエリアにありますが、ここグリーン荘は少し手前側にあります。
奥湯河原行きの路線バスが頻繁に行き来する道のそばに、グリーン荘はありました。
建物の色は名前の通り、グリーン。
ちょうど建物が外壁の塗り替え途中だったようで、鉄骨が組まれていました。
車を降りて、中に上がってまずは手を消毒し、次に検温です。
宿帳に名前や住所を書いてから、部屋の鍵を渡され、簡単に説明をしていただいてから、部屋へと向かいました。
お部屋は階段で上がった2階の10畳の部屋。既に布団が敷いてありました。
広縁には洗面所と冷蔵庫があります。ドライヤーと、足裏マッサージ機もあり。
冷蔵庫にはビールやお酒など、いわゆる「ザ・温泉宿の冷蔵庫」的な瓶飲料たちが既に入っていましたが、少し空きスペースもありました。
窓の外からはバス通りが見えます。
トイレは今回のお部屋にはありませんでしたが、共用のトイレは男女別で、シャワー付きトイレになっていました。
なお、トイレ付きのお部屋もあるようです。
フリーWi-Fiも利用可能になっていました。
温泉と風呂
1階に男女別の内風呂があります。
2,3人くらい入ればいっぱいになりそうなお風呂でしたが、小さな宿で、部屋数も多くないので、混むことはなさそう。
源泉かけ流しで、湯河原の熱いお湯がちょろちょろと注がれています。
かなり熱めだったので、水で少し埋めて入りました。
温泉分析表によれば、源泉の温度は60度ほどだったようです。お風呂場のシャワーも温泉とのことでした。
それにしても、久しぶりの温泉。
ずっしり重かった肩や腰がすっかり軽くなり、お風呂上りは汗が引かないくらい、温まりました。
食事
夕食、朝食ともにお部屋でいただきました。
一度に持ってきてくださり、卓上に並べてもらいました。
夕食
予約の時点で「お刺身」か「ローストビーフ」かを選べるようになっていました。個人的にお刺身が好きなので、迷わずお刺身で。
出てきたのはマグロと、鯛など白身魚が3種類。白身魚が好きなので嬉しかったです。さすが海が近い湯河原、歯ごたえのある魚を美味しくいただくことができました。
日本酒も注文します。神奈川の地酒が3種類ほど用意されていて、おすすめされた純米酒をいただきました。
朝食
朝食も海産物が多く並びます。
ご当地名物のあじの干物、 かまぼこ、わさび漬け。わかめの味噌汁に、ひじきの煮物。
あじの干物は身をはがしやすくて、ほくほくと美味しかったです。
個人的感想
建物自体は少し古びているのですが、宿泊料金もお得なお値段。
宿でゆっくり過ごしたい人にはちょうどいいサービスが揃っています。
- チェックインが12時から、チェックアウトも10時まで。最大で22時間滞在できます。
- お食事は2食とも、お部屋でいただくことができました。
- 源泉かけ流しの温泉に入れます。
今回の旅の目的は「とにかく体をじっくり休めること」だったので、まさにぴったりの宿でした。おかみさんも親切で。
なお、この時は他の宿泊客がいなかったそうで、貸切状態でした。平日の宿泊だと、そういうこともありますね。
ただ、週末は予約が多く入っているようです。
感染症予防の観点から、全てのお部屋に泊めることはせずに、これまでの半分程度のお部屋しか使わないようにしているとのことでした。
アクセス
JR東海道線「湯河原」駅から、伊豆箱根バス・箱根登山バス「奥湯河原」行きバスで「宮上」バス停下車、歩いてすぐ。
日中は1時間に4本程度バスが走っており、本数も多く便利です。
また、宿に相談すれば、湯河原駅から宿まで送迎していただける場合もあります。
湯河原駅から歩いても20分そこそこの距離です。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。