長野県は松本市にある、美ケ原温泉。
その名前から、高原のほうにあるようなイメージですが、同じ松本市内の浅間温泉と同じく、松本の市街地から近いところにある温泉です。
近くて交通の便が良く、夕方に宿からバスで松本の中心部に出て食事をして宿に戻る、という利用方法もあり。
以前は別な宿に泊まったことがありましたが、今回は他の宿に泊まってみようと思い、予約サイトを探して丸中旅館を見つけました。
(2018年2月,2021年12月宿泊)
建物と部屋
美ヶ原温泉のバス停を降りて、古そうな旅館がいくつも並ぶ静かで細い通りを歩いて行った先に、丸中旅館はありました。
ここ丸中旅館も建物は古そうですが、掃除はきれいにされています。
宿のご主人に案内され、階段を3つ登った先の部屋に入りました。部屋はきれいな8畳間。トイレ、洗面所、冷蔵庫もあります。
窓から外を見降ろしてみると、鯉が泳ぐ庭園がありました。その先には、離れのような建物もあるようです。
宿の間取り図を見ると、この部屋がある建物は新館のようです。本館もあり、中庭もあって別館もあるようなので、結構敷地は広いのかもしれません。
階段を下りると、窓の外に百日紅(さるすべり)の古木が見えます。
宿の名前にもなっているこの木は樹齢500年というので、かなりのもの。窓ガラス越してきれいに撮れなかったのですが、これです。
宿の自動販売機には「美ヶ原温泉水」も売られていました。
温泉と風呂
さて、温泉へと行ってみましょう。
1階に2つの内風呂があります。奥のお風呂が大浴場で、手前のお風呂が小浴場。これをそれぞれ、男湯と女湯にしています。
日によっては、時間帯で男湯と女湯とを入れ替えることもあるようです。
お風呂に入るとお湯があふれていきます。源泉の温度がさほど高くないらしく、加温されているようです。
加温されている、といってもややぬるめのお湯で、ゆっくり入ることができました。熱すぎでもぬるすぎでもなく、まさに適温。
小浴場の方がお風呂が小さいせいか、お湯の温度は若干高めでした。
食事
夕食
2階の広間の、テーブル席でいただきます。牛しゃぶは火がついているうちにお召し上がりください、と言われました。
お造りは馬刺し、ご飯はきのこの釜めしでした。最後の方に、宿で手打ちしたというお蕎麦も出てきました。伸びないうちにどうぞ、とのこと。
日本酒は地酒「大雪渓」。あとは5種類の飲み比べセットもありました。こちらは「大雪渓」と、地元松本のお酒と、その他、信州各地の吟醸酒が豪華に揃うものでした。
朝食
2階の大広間か、1階の玄関わきにある小さなダイニングルームでいただきます。
夕食もそうなのですが、ひとつひとつのお料理の見映えがきれいです。焼き海苔はわさび海苔で、鍋は湯豆腐でした。
個人的感想
一言で言うと「きれいな旅館」。
古い建物を、しっかり掃除されているのでしょう、廊下の床や手すりがつやつやしていましたし、お食事の見映えもきれいでした。ちょっと品がある、という感じ。
敷地の中にある樹齢500年の百日紅の木ほどではなくとも、歴史のある宿なのでしょうか。
アクセス
JR篠ノ井線・松本電鉄「松本」駅より、ぐるっとまつもとバス美ケ原線で約20分。「美ケ原温泉」バス停下車、徒歩3分。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。