温泉好きのお湯

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関東甲信越の「国民保養温泉地」まとめ

国民保養温泉地って、ご存知ですか?

国民保養温泉地とは、環境省が「温泉利用の効果が期待できる健全な保養地」として指定した温泉地なのだそうです。

そんな国民保養温泉地は全国に100近くあります。

さすがに自分もその一部にしか行けていませんが、自分の行った国民保養温泉地は、静かな環境で温泉も良いところばかりでした。

というわけで今回は、自分が宿泊した国民保養温泉地をまとめてみました。

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国民保養温泉地とは?

さて、国民保養温泉に選ばれるにはいくつか条件があるそうです。

  1. 温泉の質が良くて量が豊富であること
  2. 保養地として環境が良いこと
  3. 医療面や災害防止等の取組がなされていること

という条件を満たした上で、その温泉がある地元自治体が計画案を環境省に提出し、環境省から指定される必要がある、とのことです。

かなりざっくり書いてしまったので、詳細説明は日本温泉協会のサイトをご覧ください。

www.spa.or.jp

温泉好きと、国民保養温泉地

自分が国民保養温泉地の存在を知ったのは、ひとり温泉旅を始めた初期のことでした。

とある旅の本を読んで行ってみた山梨県の「下部温泉」が、国民保養温泉地の指定を受けていたのです。行った後で、国民保養温泉地というものがあると知りました。

実際にあちこちの国民保養温泉地に行ってみると、確かにそのほとんどが温泉の質が自慢の温泉地でした。源泉かけ流しだったり、古くから温泉の効能が知られていたり。

また、どこも静かな環境で、温泉でゆっくりくつろぎたかった自分には合っていたように思います。

ひとり温泉旅を始めた初期の頃から国民保養温泉地を回っていたので、結果的に、初期のころから温泉の質がいいところにばかり行くことができたのです。

これは結構ラッキーなことだったのかなと、今となっては思います。

それでは、自分の行った国民保養温泉地を紹介します。(宿泊したところをメインに書いていきます。)

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関東地方

奥日光湯元温泉(栃木県日光市)

日光市街から「いろは坂」を登って中禅寺湖のさらに先、戦場ヶ原の向こうにある温泉地です。熱いにごり湯は硫黄の香り。標高約1,500メートルの高地にあります。

夏は涼しく、冬は大雪でとても寒い。自然の中にあるので、登山や写真撮影、バードウォッチング等で利用する人が多そうです。

温泉目的なら「自然の中で温泉にゆっくり入る」という過ごし方ができますね。

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板室温泉(栃木県那須塩原市)

那須温泉から少し西に離れた場所にあります。古くからの湯治場で、少しぬるめで肌触りが優しい無色透明のアルカリ性の温泉。

近年は旅館数が少しずつ減っていますが、湯治プランで安く泊まれる旅館も多く、常連さんや長期滞在の方も多いところです。

湯治目的でなくても、優しいお湯に包まれてのんびり1泊過ごすと元気になれそうですね。首都圏からも近いですし。 

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四万温泉(群馬県中之条町)

世のちり洗う四万温泉。先ほどの奥日光湯元温泉とともに、日本で初めて選ばれた国民保養温泉地の一つです。

温泉街は南北に長くて宿の数も多いのですが、歓楽街のようなものはなく、静かなたたずまい。そこが人気なのだろうなと思います。

宿にチェックインしたら、荷物を置いてあちこち散歩に行ってみるのが楽しいです。四万川に沿った自然と、昭和風の温泉街と。

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湯宿温泉・川古温泉・法師温泉(群馬県みなかみ町)

国民保養温泉地としては、湯宿・川古・法師の3か所がセットで登録されています。自分は湯宿温泉にのみ行ったことがあります。川古温泉、法師温泉は湯宿温泉の先にあります。

湯宿温泉は三国街道沿いに数件の古い温泉宿がある湯治場です。車の往来は頻繁ですが、ここもお店も少なく、安く泊まれるところもあります。

温泉の温度は熱め。宿泊すると、地元の方用の共同浴場に入ることもできます。

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上牧温泉・奈女沢温泉(群馬県みなかみ町)

上牧・奈女沢の2か所がセットで登録されています。奈女沢温泉はまだ行ったことがありません。

上牧温泉は駅からほど近い温泉地。利根川に沿って数件の宿があります。水上温泉のある水上駅の隣駅ですが、宿があるだけの静かな場所です。

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片品温泉郷(群馬県片品村)

尾瀬ヶ原と、尾瀬を囲む山々のふもとにある、あちこちの温泉をまとめて「片品温泉郷」と呼ぶようです。

尾瀬ヶ原を歩いたときに、片品温泉郷のひとつ、尾瀬戸倉温泉に前泊しました。このエリアは登山の前後に入れる温泉がたくさんあって嬉しいところです。

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甲信越地方

下部温泉(山梨県身延町)

「武田信玄の隠し湯」。泉質は30度そこそこのぬる湯です。温泉イコール熱いお湯、というイメージをくつがえすような、不思議な泉質。

自分がこれまで行った温泉地の中で、一番訪問回数が多い温泉です。ぬるい(冷たい)温泉、一度入るとクセになります。静かな環境も快適です。

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増富温泉(山梨県北杜市)

増富ラジウム温泉、とも呼ばれます。泉質はその名も「放射能泉」。天然のラジウムが溶け込んだ温泉です。

黄色く濁っていて、源泉の温度は下部より冷たく、もはや水の温度。たいていの施設には、沸かし湯のお風呂もあります。

湯治をされるシニア世代の方が多いのが特徴ですが、日本百名山「瑞牆山(みずがきやま)」「金峰山(きんぷさん、きんぽうさん)」にも近いので、登山の前後に利用する人も多そうです。

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丸子温泉郷(長野県上田市)

鹿教湯温泉、霊泉寺温泉、大塩温泉の3つから構成される温泉郷です。国民保養温泉としては「丸子温泉郷」として指定を受けています。

鹿教湯温泉と霊泉寺温泉には何度も行っています。静かな環境と、程よい温度の温泉に癒されます。

「鹿が教えてくれたお湯」鹿教湯温泉は大きな病院もあり、温泉と療養の両方ができます。

霊泉寺温泉は、平安時代からのお寺「霊泉寺」と4件の宿、共同浴場のみがある本当に静かな場所。

大塩温泉は廃業した宿が多く、現在は1件の宿と公民館の中の共同浴場が残るのみになっています。

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田沢温泉・沓掛温泉(長野県青木村)

丸子温泉郷からやや近い青木村にある、ぬるめでほんのり硫黄の香りがする温泉です。田沢温泉、沓掛温泉ともに、共同湯が1件と数件の宿があるだけの小さな場所です。

田沢温泉と沓掛温泉とが一緒のくくりで国民保養温泉に指定されています。

田沢温泉へは何度か宿泊したことがあります。村というだけあって、静か。ぬるい温泉につかってぼーっとする幸せ・・・。

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美ケ原温泉(長野県松本市)

松本市の郊外、住宅街の中にある温泉地です。美ケ原、という名前ですが、日本百名山「美ケ原」からはかなり離れているのでご注意。

温泉街までは松本駅からバスで20分、観光に便利な場所です。市街地から近いのですが、温泉街のたたずまいは静かです。

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栃尾又温泉・駒の湯温泉(新潟県魚沼市)

栃尾又温泉と駒の湯温泉とがセットで国民保養温泉地に指定されています。

新潟県は中越地方の山間にあります。栃尾又温泉は3件の宿があり、駒の湯温泉はそのまた奥の1件宿。栃尾又は宿泊で、駒の湯は立ち寄りで行ったことがあります。

栃尾又の温泉は、ぬるくてまろやかな透明のお湯で、ラジウムが含まれる「放射能泉」です。湯治の方が多いです。

ぬるい温泉の気持ちよさと、新潟県ならではの食事の美味しさがお気に入りで、ひとり、家族、友人、いろいろな人と行ってきました。  

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弥彦温泉(新潟県弥彦村)・岩室温泉(新潟県新潟市)

国民保養温泉地としての指定は、弥彦温泉と岩室温泉のセットです。

弥彦温泉にのみ行ったことがあります。弥彦温泉は、越後国一宮「彌彦神社」のすぐ近くにある温泉。日本海が近いので、魚介類も美味しかったです。

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関温泉・燕温泉(新潟県妙高市)

こちらは上越地方の妙高市にあります。国民保養温泉地としては、関温泉・燕温泉のセットです。

関温泉はスキー場があります。鉄分の入った茶色のお湯。燕温泉は日本百名山「妙高山」の登山口で、白く濁った硫黄泉です。標高は1,100メートル。

関温泉・燕温泉ともに数件の宿と少しのお店があるだけの、静かな場所です。

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まとめ

国民保養温泉地、というと、何となく響きが古臭い感じがします。たぶん、国民、という言葉を使っているからなのでしょう。

まあ、昭和時代に国が決めたものなので、古い言葉ではあります。

実際の国民保養温泉地も、地味と言ってはいけないのですけど、環境省のご指定はかなり渋いところを突いているな、と。

で、いざ行ってみると、静かな雰囲気と、質のいい温泉が待っていて、満足して帰ってくるわけです。国民保養温泉地は結構ありなんじゃないかな、と自分では思うわけです。

というわけで、国民保養温泉地の特長まとめ。

  1. 温泉の質が良いことが多い。*1
  2. お店が少なく夜も早い。静かにゆっくり過ごせます。(逆に言うと、お店が少なく遊べる場所も少ない・・・)

あなたが温泉旅に何を求めるか、なのですが、いい温泉と静かな環境を求めたい! というのであれば、国民保養温泉地に指定された温泉を候補にするのもアリなんじゃないかな、と思うわけです。

いかがでしょう?

さて、今度はどこへ行こうかな。

 

*1:但し、施設によっては塩素消毒した温泉を使っているところもあります。