*2018/4/6 改訂
四万温泉(しまおんせん)は、このブログで取り上げる温泉地の中では有名な方だと思います。
有名な温泉地の多くは、廃業した旅館やお店が目立ったりするもの。
ですが、ここ四万温泉は観光客もほどほど来ていて、お店も旅館もたいていが営業していて、賑わっているなぁと感じます。
四万温泉の概要
四万温泉は、群馬県の北部にひっそりたたずむ温泉地です。
群馬県内の他の有名温泉、草津温泉・伊香保温泉・水上温泉と並んで「四大温泉」などと呼ばれますが、四万温泉はその中でも静かなところです。
四万川に沿って温泉宿が点在しており、一番奥にはダム湖「奥四万湖」があります。
四万温泉のお湯は無色透明。温度はやや熱め。ただ、温泉地のエリアが広く源泉の種類も多そうなので、温度もまちまちでしょう。
飲んでみると塩の味がする場合と、そうでもない場合があります。そう、四万温泉は飲泉できる温泉で、飲むと胃腸病にいいとのこと。
他にも「四万の病に効く」ということで四万温泉、という名前らしいので、体にいい温泉なのでしょうね。あちこちに飲泉所があるので、ゴクリと飲んでみてください。
四万温泉へのアクセス
四万温泉への交通手段は、JR+路線バスか、高速バスの2種類です。
JR+路線バスで向かう
四万温泉の最寄駅はJR吾妻線(あがつません)の中之条(なかのじょう)駅です。
中之条駅までは、都内から特急「草津」号で2時間程度の旅になります。
ここ中之条駅から関越交通バスが出ています。
年末に四万温泉を訪れた時は、中之条駅からのバスはラッシュアワーのようにぎゅうぎゅう詰めになりました。多客期はかなり混むのかもしれませんね。
高速バスで向かう
また、東京駅から四万温泉に直行する高速バス「四万温泉号」も出ています。四万温泉観光協会のウェブサイト往復の高速バスと宿泊とのセットプランもあり、お得です。
この高速バスの本数なのですが、
- 12月から翌年のゴールデンウィークまで:2往復
- それ以外:1往復
となっています。毎日走る1往復の方は、朝に東京を出てお昼に四万に着きます。
なので往復に高速バスを利用すると、到着からチェックインまでの時間が結構空きますので、まあゆっくりお昼でも食べましょう。
帰りのバスも、お昼過ぎの出発なので、まあお昼でも。
ただ、先述の「高速バスと宿泊のセットプラン」を四万温泉協会経由で申し込めば、早いチェックインと遅いチェックアウトが可能な場合もあるようです。
四万温泉の温泉街
コンビニはありませんが、お店は多いです。
四万温泉は南北に細長い温泉街になっているのですが、商店も飲食店もあちこち点在しています。
特に、温泉街の中心部(四万温泉バスターミナル付近)は、昭和っぽい商店街がありまして、いい雰囲気。
飲食店は、蕎麦屋等、昼食をいただけるお店が多いのですが、夕食をいただけるお店はさほど多くありません。
宿泊の際、朝食のみのプランにしていると、温泉街で夕食を取るのがちょっと難しい可能性があるので、ご注意を。
お店はいくつもあるのですが、行ったことのあるお店をいくつか紹介しておきます。
森のカフェ KISEKI(カフェ)
温泉街の手前、四万甌穴の近くにあるおしゃれなオープンカフェです。そもそも四万は女性の多い温泉地だと思うのですが、そのせいかカフェが多い気がします。
小松屋(そば)
温泉街の中心にある蕎麦屋さんです。慶応年間創業とのこと。
地粉を使った手打ちそば、というのが何だか嬉しくなりますね。ホームページ上に割引券があります。ちなみにお隣さんも蕎麦屋です。
喫茶あずまや(喫茶店)
日向見薬師堂(国宝)のすぐ近くにある喫茶店です。上州名物おっきりこみうどん等、お食事もいただけるようです。優しそうなご夫婦が切り盛りされています。
ここで一服してから宿にチェックインしたのですが、お部屋にお店の割引券がありました。チェックイン後に行けばよかったなと(苦笑)
四万温泉で泊まった宿
これまでに3か所泊まったことがあります。いずれも安く泊まれる庶民的な宿です。
つばたや旅館(山口)
温泉街の中心部の手前側にある宿です。 四万川を目の前にして入れる露天風呂がワイルドでいい雰囲気です。
はつしろ旅館(新湯)
温泉街の中心にあるちいさな宿です。温泉街で食事する場合は、お店が近くにいろいろあって便利。
中生館(日向見)
四万温泉の最も奥にある宿。バス停から20分ほど、四万川沿いの道を歩いていきます。ここまで来るととても静かです。
僕が四万温泉に行く理由
行った回数は5回。うち1回は友人と行っています。
ひとりで行くのも良いのですが、大きな温泉街によくある寂しさもないですし、家族や友人と行くのもいいかな、と思っています。お湯も透明で優しいですし。
さて、今度はどこへ行こうかな。