温泉宿に泊まるとき、食事のありなしを選ぶことができます。夕食と朝食の両方、夕食のみ、朝食のみ、食事なし、の4パターン、です。
最近は素泊まりを選ぶことが多くなってきました。この素泊まりも、良い点とそうでない点、両方あるなと思ったので、ちょっとこの辺でまとめてみることにします。
素泊まりの良い点
食事時間中に風呂に入れる。
温泉宿の夕食と朝食は、ほぼ時間が決まっています。
食事つきのプランで泊まっている人たちは、その時間帯に、食事処やお部屋で食事をいただいているわけで、その間お風呂は空いています。
空いているお風呂を独占して、足を延ばしてじっくり入れるのはちょっとした幸せです。
安くつく。
身もふたもないのですが・・・素泊まりと食事つきの両方のプランがある宿を予約するとき「食事つきプランの金額-素泊まりプランの金額」を計算すると、食事の金額が分かってきます。
この金額を見て、ちょっと割高感があるなぁとか、お得かもなぁとか思うわけですが、朝食付と素泊まりで迷ったときは、朝食つきプランと素泊まりプランの差額を見て、朝食がいくらかを把握してから、決めています。
お腹いっぱいにならないで済む。
多くの温泉宿が、食事のボリュームが多いです。残したくないですし、美味しいので完食するのですが、そうなると満腹になってしまいます。。。
自分が代謝が良くないほうの人間なのだと思うのですが、夕食で満腹→朝になってもお腹が空かない(でもいただく)→お昼になっても満腹で、チェックアウト後の昼食をカット、ということもしばしばです。
素泊まりの良くない点
では、今度は良くない点を挙げてみます。
宿の方と話す機会が少ない。
素泊まりの場合、宿の方とお話しする機会は「チェックイン時~部屋に案内していただくまで」と「チェックアウト時」のみ、という場合が多いです。
お部屋に入るとたいてい布団は既に敷いてあり、布団の上げ下げをしてもらっているときに会話することもできないですし、宿で食事をしないから、食事の際の会話もありません。
それはそれで気が楽ではあるのですが、宿の方と話をすると、おすすめのお店や宿のこと等、いろいろ知ることができて面白いので、 話す機会がないのは味気ないかなぁ、と思ったりもします。
まあ、あえて話をしに行けばいいのですけどね。
朝ごはんのいい匂いに負けそうになる。
登山や出張などで早朝にチェックアウトする場合は別として、朝に起きて朝風呂してから部屋に戻るその途中、廊下の向こうから炊き立てのご飯とお味噌汁のいい匂いが…
この瞬間、素泊まりにしたことをちょっと後悔します。
食べたくなっても、素泊まりなので暖かい食事はありません。。。
朝食を食べる場所がないことが多い。
街中であれば、朝食を食べられるお店は結構あるのですが、温泉街で朝食を取れる店はないことが多いです。
なので、朝食前に早々とチェックアウトするか、パンか何かを買っておいて部屋で食べるか、くらいしか朝食の選択肢がない状態になります。
そしてその状況で、先ほど書いた「美味しい朝ごはんの匂い」が・・・
ちなみに、もし近所に朝からやっている道の駅がある場合は、そこでお惣菜等を買えることもあります。
甲乙つけがたい素泊まりなのですが、上手く利用してゆっくり温泉を楽しんでいきたいものですね。
さて、今度はどこへ行こうかな。