温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

3月某日静かな温泉旅 栃木県・塩原温泉へ('15)

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少しずつ暖かくなってきていますね。2017年~2018年の冬は本当に寒かったので、冬が終わるというのはありがたいです。

春が近いので、過去の3月に出かけた温泉旅を旅行記風に書いてみました。泊まった宿のことは宿泊記録と重複するので、その宿のページへのリンクを貼っています。

数年前の3月の週末、予定が空いて急きょ温泉旅に出かけられることになりました。

嬉しくなって、宿の手配を始めます。直前だったこともあり、予約できる宿もそう多くなかったのですが、絞り込んでいくうちに、行き先が決まってきたのでした。

旅の計画

普段から旅行のプランは結構適当です。往復の交通機関と宿だけ手配して、後は適当に、という感じではあります。

今回考えていたのは、

  1. 「関八州&甲信越一の宮巡り」の一環で、下野国(→栃木県)の一の宮「日光二荒山神社」へお参りする。
  2. 鬼怒川温泉の温泉街を歩いてみる。
  3. 前から気になっていた川治温泉の古びた宿「登隆館」へ日帰り入浴する。
  4. 宿は、このエリアで見つけた、上塩原温泉。
  5. 往復の電車は、JRと東武の直通特急にする。

・・・とまあ、その程度だったのでした。

1日目(新宿→鬼怒川温泉→川治温泉→上塩原温泉)

首都圏から日光・鬼怒川方面に電車で行く場合は、浅草から東武鉄道の特急に乗るのがスタンダードなルートです。

ただ、首都圏の西側からは、東京の東側の浅草に出るのが少し手間。ということでいつも、新宿からの特急「きぬがわ」に乗っています。今回もそうでした。

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今回乗ったのは特急「スペーシアきぬがわ号」。車両が東武鉄道のスペーシアです。2時間そこそこで終点の鬼怒川温泉駅へ到着しました。鬼怒太がお出迎えです。

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少し時間があるので、鬼怒川の温泉街を歩いて抜けて、お隣の鬼怒川公園まで歩いてから、この先の電車に乗ることにしました。

鬼怒川温泉駅の駅前はそこそこ観光客がいたものの、段々と人もまばらになり。いつしか、道のわきに並ぶ旅館は「旅館跡」になってしまっていました。

少々寂しい温泉街ではあります。立ち入り禁止の建物が多数。。。

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そうして歩くこと30分、静かな鬼怒川公園駅に着きました。お隣の鬼怒川温泉駅とは打って変わって、人がいません。

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スペーシアが休んでいます。先ほどまで自分が乗っていた電車かもしれません。こんなところで休憩しているとは。

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もちろん乗るのは、さらに先に向かう普通列車です。ほどなくしてやってきたので、それに乗って野岩鉄道の川治湯元駅で下車。

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川治温泉で途中下車したのは、ネットで「建物はぼろいながらもお湯がとても良い」と評判の旅館「登隆館」に行き、日帰り入浴をしようと思ったからでした。

泊まる勇気はなかったので、まずは日帰り入浴で中を見てみようと考えたのです。で、登隆館に行って日帰り入浴をお願いすると、この日はあいにくお休みとのこと。

残念ですが仕方がありません。お湯をためている時間帯だったのかも。

登隆館へは、結局この年の夏に宿泊しました。噂通りのいい温泉と、老朽化が進んだ建物でした。 

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さて、登隆館への日帰り入浴を諦めて、男鹿川沿いを歩きます。

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川の反対には、日帰り入浴施設「薬師の湯」があります。薬師の湯には露天風呂があり、そこでぬるいお湯を堪能します。

が、この露天風呂は道から丸見え。それに気づいて、ちょっと慌てて着替えてお風呂を終わらせました。

それでも十分体が温まり、川治湯元駅に戻ります。

ここからさらに野岩鉄道に乗り、3駅先の「上三依塩原温泉」駅へ。

この日お世話になる「まじま荘」の奥さんがお迎えに来てくださっていました。気さくな奥さんのお話を聞きながら、車はトンネルを抜けて、宿に到着です。

まじま荘は建物も新しく、お風呂も広く、ゆっくりできました。宿泊記録は下記のリンクからどうぞ。 

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2日目(上塩原温泉→日光)

朝食をいただいてチェックアウト。また宿の車で上三依塩原温泉口駅まで送ってもらいます。駅に着いたところで、列車が出発してしまいました。

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まあ、次の列車もすぐに来るので、駅で待つことにします。駅員さんからきっぷを買って、静かな駅の待合室に入ります。ストーブが温かい。

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野岩鉄道の駅は駅員さんのいる駅が多いのですが、どこの駅の駅員さんも親切な気がします。

さて、やってきた電車に乗り、途中で乗り換えて、東武日光駅へ。ここからバスにのって中禅寺湖を目指します。

寒い季節ですが、さすがの日光、バスは結構観光客が乗っているのでした。バスはいろは坂をくねくね上り、中禅寺湖で多くのお客さんが降ります。同じく自分も下車。

結構な人が降りたはずなのですが、皆さん散り散りになって、静かな湖畔。ここまで来たのは、二荒山神社の「中宮祠」にお参りするため、でした。

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日光二荒山神社は、日光市街地にある二荒山神社「本社」と、中禅寺湖畔の「中宮祠」、男体山頂の「奥社」の3つがあります。

その中の中宮祠に参拝しにきたわけです。牛がじっとこちらを怖い顔で見ていました。そんな顔で見なくてもいいではないか。

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神社の奥に男体山への登山口がありますが、冬はここから先へは進めません。お参りして引き返します。いやはや、それにしても寒いです。

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寒いので温泉に入りたくなります。中禅寺湖といえば中禅寺温泉の旅館が数件あるので、温泉に入れるかと期待したのですが、冬季休業の宿ばかりで断念でした。

ちょうどやって来ていた日光駅行きのバスに乗り、またいろは坂を下ります。二荒山神社(本社)の近くでバス停を降り、本社の方も参拝してきました。

日光といえば、日光東照宮はいつも混んでいますが、二荒山神社のほうは比較的すいています。神社の奥に入らなければ、拝観料もかかりません。

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寒い日でしたが、こういうのを見ると、春が近いんだなと感じますね。

二荒山神社から東武日光駅まではそこそこ距離がありますが、歩けない距離ではないので、歩いて駅まで戻ったのでした。帰りの特急はもうすぐです。

今回の旅のまとめ

  • 鬼怒川温泉の駅周辺はにぎやかですが、隣の駅「鬼怒川公園駅」までの間は、廃業した旅館が並びます。。
  • 川治温泉の日帰り温泉施設「薬師の湯」は、ぬるめで気持ちのいい温泉です。露天風呂はある意味、開放感も抜群。
  • 上塩原温泉へのアクセスは、野岩鉄道のほうが便利です。宿の周りにはお店は特にないので、鬼怒川温泉駅周辺で事前のお買い物をした方が良さそうです。
  • 日光二荒山神社は、本社、中宮祠、奥社があります。本社は日光東照宮や輪王寺のそばですが、それらと比べて空いているので、ゆっくりお参りができます。
  • 冬の終わりの中禅寺湖は、開いているお店もまばら。温泉宿も多くが休業中でした。

ちょっと前の(2015年の)温泉旅の記録ですが、ご参考になれば嬉しいです。

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さて、今度はどこへ行こうかな。