※2023年6月から山梨県の菓子メーカー「シャトレーゼ」が経営しています。この記録は、経営が変わる前のものです。
甲府市の中心部にある老舗のシティホテル、談露館。いつか泊まってみたい・・・と思っていました。
県庁所在地のど真ん中にあって、大浴場は温泉。ホテルの近くには山梨ならではのワインとグルメを楽しめるお店がたくさんあり。
そんな楽しそうな談露館にいつか泊まってみたい、と妻に話したら珍しく乗ってきたので、久しぶりに家族旅行をすることにし、ネットで予約しました。
ホテルなので、お部屋は洋室がメインですが、家族の人数(大人2人、子供2人)で予約サイトを検索したところ、唯一空いていたお部屋は和室でした。
しかも、どうやらホテルに1つしかない、露天風呂付きのお部屋のよう。
ふだんの「静かな温泉旅」とはうって変わって、少し豪華なホテルステイになりました。
(2022年4月宿泊)
建物とお部屋
少し古びていながら、品のある感じのホテル。
甲府駅からも歩いて数分ですが、他のところを観光してから向かったので、タクシーに乗ってホテルの目の前で降りました。
フロントでチェックインを済ませ、スタッフの方に案内されてエレベーターに乗り、3階へ。
広いお部屋です・・・12畳と6畳の和室と応接室。
後で紹介するように、お部屋に露天風呂があるのですが、それ以外に普通の浴室もあります。
まず、上がってすぐの6畳間に座卓があり、ミネラルウォーターと和菓子が用意されていました。
そのお隣が12畳の広い和室で、布団が既に4人分敷いてありました。ベッドのような、寝心地のいい布団。
寝室の脇に通路があって、その先にトイレと洗面所、浴室があります。浴室のお風呂は温泉ではないので、滞在中は利用しませんでした。
通路脇に冷蔵庫がありましたが、何とワインセラーつきの冷蔵庫でした。
温泉とお風呂
ということで、今回のお部屋には露天風呂があります。
ホテルの大浴場も利用しましたので、両方とも紹介できればと思います。
お部屋の露天風呂
6畳間の奥にテーブルのある応接室があり、そこから庭(坪庭)に出られます。ここで下駄に履き替えて、露天風呂へ。
露天風呂は、大人2人までなら入れそうなサイズ。常に源泉が注がれていて、滞在中はいつも入れます。
脇にかごがあり、ここに服を入れて、かけ湯をして、いざ温泉へ。
お風呂に入ると、ざぶんとお湯があふれます。かけ流し。
最初は少し熱いかなと思ったのですが、入っているとすぐ慣れてきます。成分の関係で、飲泉はできないそう。
お湯は透明ですが、少し茶色がかっているようにも見えます。よく見ると、小さな湯の花もありました。
ホテルの敷地内で湧く温泉で、昭和の時代に掘削されたのだそうです。
市街地の3階なので、坪庭の向こうには他のホテルや高層マンションが見えます。街中に泊まっていることを実感。
いつも泊まるのはたいてい山奥の温泉宿なので、景色が違う・・・
なお、お部屋の露天風呂にはシャンプーやボディソープはありますが、シャワーがありません。
シャワーで体を洗うとしたら、部屋の中にある浴室か、1階のお風呂で、ということですね。
ひとりお風呂を楽しんでいると、部屋から3歳児がこっちを見ていました。
大浴場
露天風呂付のお部屋は1つしかないので、それ以外のお部屋に泊まって温泉に入るには、1階のお風呂を利用することになります。
感染症対策のため、お風呂への入場制限をしていました。男湯は4人、女湯は3人まで。女湯の方が人数が少ないということは、男湯の方が大きいようです。
1階のお風呂に入りたいときは、まず部屋からフロントに電話して、入れるかどうか確認します。
それからフロントに行って、部屋の鍵を預けてロッカーの鍵を受け取ります。鍵をフロントで渡すことで人数制限をしているわけですね。
大浴場はフロントのすぐ奥にあります。女湯はセキュリティのため、ドアにもロックがかかっているようでした。
脱衣所で、先ほどフロントで受け取った鍵でロッカーを開けます。
3人ないし4人という人数制限をしているくらいなので、脱衣所もお風呂も、あまり大きくはありません。
お風呂も確かに、大人が4人くらいまでかな、という感じの大きさ。
ただ、お風呂がこじんまりしているということは、それだけお湯の鮮度がいいということ。広ければよい、というものでもなく。
お風呂から上がって、フロントにロッカーのカギを返してお部屋へと戻りました。
食事(素泊まり利用)
ホテルの1階に朝食がいただけるレストランもありましたが、今回は素泊まりにしました。ホテルのレストランは、要予約のようです。
ホテルは甲府市役所のお隣で、甲府の市街地の真ん中にあるので、近くには飲食店がたくさん。
夕食は、家族4人で「甲府ぐるめ横丁」に入って、あれこれいただきました。
ここは、複数のお店があって席が共通、まるでフードコートのようになっていて、様々なジャンルの料理をいただけます。
朝食は、これまたホテルから歩いてすぐのところにあるオープンカフェ「まるごとやまなし館」にていただきました。
朝9時の開店なので、少しだけ遅い朝食です。
地元の「丸十山梨製パン」のパンを使った「やまなしトースト」をいただきました。なお、朝からグラスワインも飲めてしまいます。。
(後でレンタカーを借りたので、もちろん朝からは飲んでいません・・・)
個人的感想
ふだんの静かな温泉旅とは違って、少しお金を出して、街中のホテルに家族で泊まってきました。
最初から露天風呂付きのお部屋を狙っていたわけではなく、家族4名で泊まれるお部屋がそこしか空いていなかったのですが、結果的にはとても良く・・・
贅沢をしている気分で多少そわそわしつつも、20時間近く滞在しました。
(基本的にはチェックインは14時から、チェックアウトは11時までです。)
ハイシーズンかつ、いわゆる「県民割」が適用される直前だったこともあり、お値段的には結構したのですが、また家族で利用したいところ。(お金貯めないと・・・)
ちなみに今回の露天風呂付和室、1名でも泊まれるというから驚きです。
アクセス
JR中央本線・身延線「甲府」駅南口から徒歩8分。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。