温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

6月某日静かな温泉旅 今夜は温泉に帰ろう 神奈川県・湯河原温泉へ(’22)

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6月の平日に、1日ぽっかり休みが取れそうな気配。

出かけようと思ったものの、週末とくっつけることが難しそうな日程になりそうでした。

それならば、近い温泉に泊まってこよう・・・と計画を立てて出かけてきました。

旅の計画

夕方まで都内に出ており、そこから電車で温泉地へ向かうことに。

遠くを目指すと宿のチェックインが遅くなってしまうので、今回は近くて交通の便が良い、神奈川県の湯河原温泉を目指します。

湯河原温泉は「今夜は温泉に帰ろう」というキャッチコピーもあるくらいで、遅い時間までチェックイン可能な宿も結構あり。

そんな中で、お魚が美味しそうな宿を選んで予約しました。

少しでも早く現地に着きたいので、事前に東海道新幹線のきっぷも買っておきます。

1日目(品川→小田原→湯河原温泉)

Warp

さて、東海道新幹線に乗るために、品川駅へと向かいました。

新幹線のホームに降りていくと、既に人が並んでいて、すぐ新幹線「こだま」がやってきます。

既に自由席の大半は埋まっています。それでも通路側に空いている席があり、座れました。

品川を出たあたりで既に乗車率は9割くらい。そう言えば、平日の帰宅の時間です。

新幹線の車両は新しいN700S系。車内にはほんのり、新車の香り。

あっという間に新横浜駅で、次の小田原駅へもすぐ到着。30分もかかっていません。まだ空は明るいまま。

夕食を食べておらず、お腹が空いています。湯河原に着いたら何か食べようと思っていますが、念のため小田原駅で、お酒とお弁当とを一応購入。

東海道線のホームに降りていき、10分ほど待っていると熱海行きの普通電車がやってきました。車内は空いています。

電車は小田原駅で数分停車して、後からやってきた小田原どまりの電車が到着してから、おもむろに走り出しました。

小田原から先、電車の窓からは相模湾がよく見えます。それを忘れていて、海を背に座っていました。途中で何度かふりかえって、海をチラ見。

お腹が空いたので、早く降りたくなってきました。早川、根府川、真鶴と小さな駅に止まりつつ、2年ぶりに湯河原駅に到着です。

遅いチェックインだったので、今日の宿は翌日の朝食のみのプランにしていました。なので、駅の近くで夕食をいただいてから、宿に向かう計画です。

さっき乗っていた電車の中で、急いでスマホで調べて見つけた居酒屋さんに行ってみました。駅からすぐの地元チェーン店のようですが、お魚が美味しいようです。

平日の夜、店内も空いており。消毒と検温をしてから、店員のお姉さんに案内されてテーブル席へ。

こういう居酒屋さん自体が何だか久しぶりです。さりげなくかかり続けているヒット曲。

メニューを見て、お刺身の盛り合わせと、日本酒を注文。

お酒は日本各地のものが置いてありましたが、ここは神奈川の地酒「丹沢山」を選んでみます。神奈川県の西部は結構酒蔵があるんですよね。

お通しをつまみながらお酒をちびちびして待っていたら、豪華なお刺身がやってきました。

アジのお刺身は活き造り。お店の入口にある水槽で泳いでいたやつでしょうか。まだ少しぴくぴく、動いています。

申し訳なく思いつつ、感謝していただきます・・・身が硬くて、美味しい。

他は、マグロとサーモンと一緒に、地元のイサキ、マトウダイ。

頭と骨だけになったアジを店員さんに下げてもらいましたが、その後そのアジの骨が揚げられて戻ってきました。こちらも美味しくいただきます。

ごちそうさまでした。ほろ酔いでお店を出ると、さすがに空は暗くなっています。

すぐやってきた奥湯河原行きのバスに乗車。このバス、途中からも結構な人の乗り降りがありました。

10分ほど乗って、宿の最寄りバス停で降ります。宿は目と鼻の先、すぐにチェックイン。

宿帳に名前と住所を書いていると、若女将さんから「蛍見ました?」と聞かれました。

最初「ご飯食べました?」だったのかと空耳して「はい、駅前のお店で」と、とんちんかんな答えをしてしまい。慌てて、宿帳の住所欄に名前を書きかけ・・・

どうやら、宿のすぐ近くの公園で蛍が飛んでいるそう。

蛍の季節に蛍の飛ぶ場所に行ったことがほとんどなく、多分子供のころ以来なんですよね・・・これは見ねば、と。

部屋に案内されてから、荷物を置いて、すぐまた出かけます。普段ならまずはお風呂直行、なのですが。

宿のすぐ近くに「万葉公園」という公園があり、奥のほうで蛍が飛んでいるとのこと。平日ですがお客さんも、案内のスタッフさんもそこそこいます。

暗闇の中、人だかりがある場所があって、そこではファミコンゲームのドットのような白い点がふわふわと飛んでは消え、を繰り返し。

カメラを構えて、そんなドットを撮ってみますが、いくら撮っても、真っ暗。やがて、カメラのレンズカバーをつけたままだったのに気づく・・・

宿に戻ってお風呂に入り、3階のお部屋から窓の外の景色を眺めてぼんやりします。

角部屋だからでしょうか、Wi-Fiの入りがあまり良くなく、設定を見直していたら面倒になってきて眠くなり、寝ることにしました。おやすみなさい。

2日目(湯河原温泉→横浜)

朝餉

朝5時台に目が覚めます。早起きし過ぎたので、しばし布団の中でぐうたらしてから、朝のお風呂へ。

湯河原の温泉は熱めのイメージですが、ここの宿のお湯はちょうどいい温度に調整されていました。平日なのでお客さんも少なく、ひとり長風呂を楽しみます。

お部屋に戻り、着替えてからお部屋の窓を開けました。窓の外は温泉街のメインストリート。車の行き来が結構あって、賑やか。

宿のスタッフさんがお食事を持ってきたのに、最初気づきませんでした。失礼しました・・・

干物とお造りが並ぶ、朝からリッチで幸せになれるお食事。しかもお部屋食という。

お食事と、食後のコーヒーをいただいてからも、ゆったり過ごしました。チェックアウトの時間がちょっと遅めの10時半までだったのです。

今回お世話になった宿は干物屋さんも経営されているようです。宿のすぐお隣が、干物屋さんになっており。

チェックアウトの時、宿のご主人に「朝の干物が美味しかったです」と言うと、すかさず「買いますか?」と言われ、お土産に買うことにしました。

いったん宿を出て、すぐお隣へ。宿のご主人が出てきます。再会。

朝食べたのと同じ魚の干物を購入。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

直帰

宿からすぐのバス停に行くと、すぐに湯河原駅行きのバスが。すぐ乗りたくなってしまい、考えずに乗りました。

そうして湯河原駅に着いて、電車の時間を見ると、これまたすぐ、電車が来るようです。考えずにまた乗ってしまいます。

すぐ乗ってしまうのは、乗り遅れが怖いのでしょうか、でもここは神奈川県、電車もバスも本数は割と多め。気にすることはなかったのです。

今日の予定は未定だったのですが、結局、そのまま帰ることに。

ガラ空きのグリーン車に乗って、2階席から相模湾を眺めます。やはり2階席からの景色はいいものです。

今回の旅のまとめ

神奈川県の湯河原温泉は、首都圏からのアクセスがとても良いところ。東海道新幹線を利用すれば、都心からも1時間程度。まるで魔法のような高速ワープ。

2008年から、湯河原温泉の旅館協同組合は「今夜は温泉に帰ろう♪」プロジェクトを始められたそうですが、それが十分可能なのですね。

都心から近いのですが、温泉街のたたずまいは静か。歴史のありそうな宿やお店も多くあります。さがみの小京都、と呼ばれるのも納得。

そして海に近いので、お魚も美味しい。

そんな湯河原へ、平日の夜に「温泉に帰って」きました。束の間ですが、それでもほんのり幸せな、静かな温泉旅。

今後も時々、湯河原へ行こうと思いました。

ただ、近いので、じっくり観光せずに帰ってしまいがちかもしれません。また来れそうだから、と。次回はもう少し時間を取ってみようか・・・

今回行った場所

(今回の温泉旅で出かけた観光スポット、お店等のリンクを後日紹介予定です。)

さて、今度はどこへ行こうかな。