甲府湯村温泉は県庁所在地の甲府に近く、便利な場所にあります。
山梨県の温泉はぬるくて透明、という温泉が割と多いのですが、ここ甲府湯村温泉もそんな泉質で、ぬる湯にのんびりつかるにはいいだろうなと思い、行ってきました。
とても気に入った宿だったので半年後に再訪しまして、さらにその次の年、家族旅行でもお世話になりました。
(2017年2月,9月,2018年9月宿泊)
建物とお部屋
甲府湯村温泉は、甲府の郊外、住宅地の中にあります。
車通りの多い幹線道路を右に曲がると、少しさびしい温泉街が見えてきます。
今回の「杖温泉 弘法湯」は、温泉街を通り抜けた先にありました。
道を挟んで両側に宿の建物があり、渡り廊下で結ばれているようです。
杖温泉 弘法湯の玄関は道の左側の建物で、入ると明るい奥さんが迎えてくださり、そのまま左側の建物のお部屋に案内されました。
お部屋のこと
古い宿、古いお部屋でしたが、お部屋は清潔で、トイレも新しくなっていました。Wi-Fiも利用可能になっています。
子連れで泊まった時は、子供用の浴衣も用意してもらいました。
0歳児もいたので、バスタオルを多めにお借りしました。
1階のお部屋からは、百日紅の木が見えます。
その向こうが小川で、水音が気持ち良く。
ファミコンが遊べます
2階の廊下に、昔のファミコンゲームが遊べる機械とテレビが置いてあります。
今でも電源を入れて100円玉を入れたら遊べます。懐かしい。
スーパーマリオブラザーズ、アイスクライマー、ベースボール等、任天堂の初期のファミコンゲームが10種類ほど遊べるようになっています。
2018年に来た時は、右側の機械のみ利用可能でした。
左は故障中とのことだったのですが、修理ってどうやってするんだろう・・・
そして久しぶり(恐らく20数年ぶり・・・)にスーパーマリオブラザーズをやってみたのですが、全くダメダメで、粘ったものの8-1を超えられず。
温泉とお風呂
お風呂は左側の建物の1階に女湯があり、同じく左側の建物の1階と2階の間に貸切できる家族風呂があります。
男湯は2階から渡り廊下を渡って、反対側の建物の1階です。
渡り廊下に出る途中の窓から、遠く南アルプスを見ることができるようです。
まあ、甲府湯村温泉は住宅街の中にあるので、どの宿からも窓の外の景色はそんなに良いわけではありません。
それでも寒い季節に見える雪をかぶった白い山々は、松本で見える北アルプスとはまた違う山容です。
さて、階段を下りていきましょう。
「杖温泉 弘法湯」という名前の通り、弘法大師が杖で石をどけたときに発見されたという、歴史の長い温泉です。
脱衣所に弘法大師がいらっしゃって、恐れ多いのですが目の前で服を脱いで、お風呂場へと入っていきます。
お湯は無色透明で、寒い時期は少し熱めに感じるくらいに加温されていますが、本来はぬるめの温泉です。
湯量が豊富のようで、もったいないくらい勢いよくかけ流されています。
男湯は、目の前の道路が交通量が多いので、車の音を聞きながらお風呂に入ります。
とろみがあるお湯で、体に気泡がびっしりつきます。
加温されていない季節は、お風呂から上がってすぐは温まった感じがしないのですが、しばらくしてから体がじわじわ温まってきました。。。時間差です。
寒い時期も加温しなくてもいいのにと個人的には思うのですが、熱いお湯がお好きな方も多いでしょうから、仕方がないのかもしれませんね。
お食事
夕食、朝食ともお部屋食です。
夕食には馬刺しや地元の果物が出てきました。甲州らしくていい感じです。
食事と一緒に山梨県産の白ワインをグラスでいただき、部屋でのんびり食事を楽しめました。
あと、お米が美味しかったです。地元産なのだそうです。
朝食もお部屋でいただくのですが、事前に仲居さんが来られて、お布団を片付けてからのお食事になります。
卵焼きがほんのり暖かくて嬉しかったです。
子連れで泊まった時は上の子供も朝食をつけたのですが、子供用の食事はおかずが2品少なく、デザートにプリンがついていました。
また、苦かったり辛かったりする、要は味付けが大人向けのおかずは、他のおかずに変わっていました。
ヤバいよヤバいよ
この「杖温泉 弘法湯」ですが、2017年にテレビに出たそうです。
毎週見ているのですが、この宿が出た時は見逃していたようで、チェックインの時、例の「充電させてもらえませんかシール」が貼られた色紙を見つけて気づきました。
(自分より先に、我が家の5歳児が見つけました。目ざとい。)
宿の奥さんに話を聞くと、本当に突然、夜に出川さんが原付で来たそうです。
ガチだったんですね・・・紹介されてからはお客さんも増えたのかもしれません。
まとめ
平日に1名で泊まったときは、1泊2食付で8,000円(消費税、入湯税は別)で泊まることができました。
家族風呂もあって、お部屋食でこのお値段。
気に入ったので半年後に再訪し、その1年後に家族旅行(妻と子供2人)でも宿泊しました。
この「杖温泉 弘法湯」の好きなところは、こんなところです。
- ぬるめの自家源泉のお湯が、大量にかけ流されています。
- 家族風呂もあります。
- お食事はお部屋でゆっくりいただけます。地元のワインと一緒にどうぞ。
- 宿の奥さんの優しいお人柄。特に子連れ旅行の時は安心して泊まれました。
この記事をリライトしたり、書いたりしているとまた行きたくなってきました。。
アクセス
JR中央本線・身延線「甲府」駅から山梨交通バスで約10分。
「湯村温泉通り」バス停下車、歩いてすぐ。
但し「湯村温泉通り」バス停を通るバスの本数は多くありません。
2つ手前の「湯村温泉入口」バス停を通るバスは頻繁に出ていますので「湯村温泉入口」バス停で降りたほうが分かりやすいでしょう。
「湯村温泉入口」バス停からも徒歩5分ほどです。
なお、山梨交通バスはSuica、PASMO等の交通系ICカードが利用可能です。
公式サイト
近くの宿の宿泊記録
さて、今度はどこへ行こうかな。