温泉好きのお湯

ひとりふらり、静かな温泉旅のブログです。主な行き先は北関東・甲信越。今度はどこへ行こうかな。

ユムラのはなし

自分が数多く行っている温泉地の中に、山梨県の「甲府湯村温泉」があります。

このブログでも何度か取り上げてきた温泉ですが、県庁所在地の甲府市にあり、甲府駅からバスで10分ほどの近くにある温泉です。

初めて甲府湯村温泉に泊まってから、20年ほどが経ちました。

 

初めての

アラフォーの自分がまだ学生だったころに友人と温泉宿に泊まったのが、自分にとって初めての甲府湯村温泉でした。

まだインターネット予約が普通ではなかった時代で、本屋で買った「るるぶ山梨」を読み、山梨県でどこか温泉ないかな、と調べて甲府湯村温泉を見つけまして。

ビジネスホテル的なたたずまいで、素泊まりで安く泊まれる宿を見つけたので、そこに電話して予約した次第です。

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その頃は温泉の知識はほとんどなくて、山梨県の温泉も石和温泉くらいしか知らなかったですし、そもそも山梨県の温泉宿に泊まったこともなく。

ということは、初めて山梨県の温泉宿に泊まった経験が、甲府湯村温泉だったわけです。(この記事を書いていて、気づきました・・・)

出発は平日。新宿から甲府までの高速バスが平日限定で安く乗れる「トクワリきっぷ」のことを友人が教えてくれ、さらには買っておいてくれました。

高速バスは、今はもうない新宿駅西口の「新宿高速バスターミナル」から出発。甲府駅のほうとう屋さん「小作」でほうとうを食べたような、食べていないような。

(さすがに20年も経っていると、記憶がかなりあやふやです。)

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甲府駅からは路線バスで甲府湯村温泉へ向かい、ホテルにチェックイン。案内されたのは離れのような広い部屋で、少し感動したのでした。

温泉街の酒屋さんでお酒とおつまみを買い込んで、温泉に入ってから部屋で一献。帰宅時間を気にせず飲めるということで飲みすぎてしまい、かなり飲んでしまったようで。

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翌朝は、バスに乗って昇仙峡を観光しました。甲府湯村温泉のさらに先にある景勝地で、ロープウェーに乗って静かな美術館を見た記憶があります。

 

時が流れ

その数年後、社会人になってから「ひとり温泉旅」をするようになったのですが、甲府湯村温泉へは再訪していませんでした。

当時は同じ山梨県でも、県の南部にある「武田信玄の隠し湯」こと下部温泉を気に入っていて、そっちによく行っていたのです。 

www.onsen-oh-yu.com

もしかしたら、当時の甲府湯村温泉にはインターネットでひとり泊を予約できる宿が多くなかったのかもしれません。予約サイトの検索はしていたはずなので。

そうこうしているうちに10数年が経ち、とある年の暮れにまた下部温泉に行くことにしたのですが、1日日程を増やせることになり、山梨県内の温泉宿を検索しました。

甲府湯村温泉の宿を検索してみると、10数年前に泊まったホテルと、もう1か所、当時の「るるぶ」に載っていた別な宿がヒットしたので、この時は後者を予約しました。

普通列車を乗り継いで甲府駅へ出て、路線バスで甲府湯村温泉へ。

10数年ぶりということで、おそらくあまり変わっていないのでしょうけど、あまり記憶が残っていませんでした。何となく、こんな感じだったかな、と。

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1泊朝食付きのプランで予約していたので、お部屋に荷物を置いて宿の外へ。居酒屋に入って、ワインと馬刺し、甲州鳥モツ煮をいただきました。

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ただ、10数年前にお酒を買った酒屋さんはもうなかったようです。

 

通うようになり

交通の便の良さと、ぬるめで長く入れるお湯、ちょっと寂れた雰囲気・・・甲府湯村温泉がちょっと好きになりました。

ただ、年末に泊まった宿は、その後休業してしまいました。予約サイトには掲載されていながら予約できない状況になっており。

泊まったことのある宿が休業するのは寂しいもので、気になって旅館組合にメールで聞いてみたところ、設備の故障で休業中とのこと。

それでも他にいい宿を見つけて、ちょくちょく甲府湯村温泉へと行きます。気になっている休業中の宿の前を通ると、確かに休業中の貼り紙が貼ってありました。

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また、以前行った居酒屋さんにもまた行きたいと思っていたのですが、ホームページを見ると、こちらも閉店になっていました。

偶然ですが、1度の旅行で泊まった宿と食事をした居酒屋がもう営業していない、というのは少し寂しさを覚えました。

 

再会する

最近また、甲府湯村温泉に日帰りで出かけてきました。平日に1日だけ時間ができたので日帰りですが、甲府は首都圏から近いので十分日帰りできます。

10年以上前の時と同じ、高速バスの「トクワリきっぷ」を購入。さすがに進化していて、スマホ画面が乗車券になり、決済もオンラインクレジットになっていました。

平日にバスタ新宿を出た高速バスは渋滞に巻き込まれることもなく、ブドウ畑や桃畑を抜け、笛吹川を渡り、石和温泉で多くのお客さんを降ろしてから、甲府駅へ。

それから路線バスに乗り換えて、甲府湯村温泉へ。件の宿の前を通ると、日帰り温泉に入れるようになっていて、看板と貼り紙があります。

そう、この宿は1年ほどの休業を経て、営業を再開していたのでした。

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数年ぶりに玄関に入って宿の方に700円を払い、階段を上って2階に上がり、渡り廊下で反対側の建物に行き、階段をまた下りて、温泉と再会。

お湯は今も豊富に流れていて、かけ湯したときは少し熱いなと思ったものの、体を入れるとちょうどいいぬるさ。

お湯そのものにぬめりがあるようで、体も何故かぬるぬるします。いいお湯です。上がるとしっかり体が暖かくて、汗ばむくらい。さすがの本物温泉です。

お風呂から上がって服を着て、玄関でお礼を言って外に出ました。まだ体は暖かいままです。

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本当は、10数年前に泊まったホテルの日帰り温泉に行こうとも思ったのですが、ちょっとお値段が高かったので今回は見送り。でもそちらへも再訪したいところです。

ちなみに、先ほど「閉店した居酒屋」のことを少し書きましたが、こちらも復活していました。このお店で飲むのも、次回の宿題です。

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というわけで

甲府湯村温泉は少し寂れた温泉なのは事実です。山梨県の温泉で有名なのは、首都圏から見て手前にある、石和温泉になるでしょう。

でも、甲府湯村温泉はお湯の量が多く、何しろ甲府駅から近くにあって便利な場所ですし、個人的にはやっぱり好きな温泉地です。寂れた感じも好きですし。

温泉街を歩いていると、確かに宿や飲食店が廃業してしまっているのも目にします。でもそんな中で、休業後に宿や飲食店が再開している、というのはいいニュースですね。

これか甲府湯村温泉なので、また泊まるか、もしくは山梨県の他の温泉に泊まったついでに立ち寄るか。いずれにしても、また利用したい温泉です。

最後に、今回取り上げた宿の宿泊記録をリンクしておきます。太宰治が滞在した宿、ということで、古びていますが雰囲気があり、温泉も良い宿です。

www.onsen-oh-yu.com

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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