そろそろ次の温泉旅がしたくて、どこへ行こうか、どこの温泉に泊まろうか・・・あれこれ考えているところです。
たいてい、温泉旅を計画するときは温泉宿から手配します。その次に、宿までどうやって行こうかな、となり。
宿までのルート上に雰囲気の良さそうなローカル線があれば、往復の旅もより楽しめるのですが、そうなる機会は意外と少なかったりします。
都内から新幹線に乗って、降りた駅から路線バスでまっすぐ温泉へ、という流れが意外と多し。
温泉地ってローカル線の駅から少し離れていることが多くて、その場合はバスのお世話になるんですよね。「〇〇温泉駅」という名前の、温泉が近い駅もありますが。
そんな風に温泉旅をしていると、旅の中で「乗り鉄」の優先度は少し低くなりがちですが、今回はちょっとローカル線に長めに乗る旅を考えてみました。
まあ、もともと乗り鉄は好きなのですが。
で、今回乗ろうと思ったローカル線は、JR飯山線です。
飯山線について
JR飯山線は、長野県と新潟県とを結ぶ、全長約100キロの長いローカル線です。いわゆる非電化の路線なので、ディーゼルカーが走っています。
長野市内を出た飯山線の列車は千曲川に沿って西に進み、路線の名前にもなっている飯山市を通り、戸狩野沢温泉駅に停車し、県境を超えて新潟県へと向かいます。
飯山線は豪雪地帯を走る路線なので、冬は雪景色が凄そう。冬の飯山線の旅もしてみたいところですが、今回は、夏の飯山線の旅ということで。
飯山線との縁
秋の飯山へ
これまで飯山線には1度だけ乗ったことがあります。その時は秋の季節で、長野県側から飯山線に入り、戸狩野沢温泉駅まで乗ったのでした。
飯山線の列車は県庁所在地の長野駅から出発します。3つ先の豊野駅から右にそれて、飯山を目指していきます。
(ちょっと細かい話をすると、長野駅から豊野駅の間は飯山線ではなく、他の会社の路線「北しなの線」になります。)
話を飯山線に戻しまして。飯山線の列車は川に沿って進んでいくのですが、このときは少々眠かったらしく、ウトウトと。。
真新しい飯山駅で降りました。この時はまだ北陸新幹線も「長野新幹線」という名前で、長野と金沢との間は工事中だったのです。
飯山線の上にある、北陸新幹線の飯山駅もほぼできあがってきている、という感じでした。今はもうありませんが、飯山線の古い駅舎も残っており。
そんな飯山駅から自転車を借りて、静かな秋の飯山の町を回ってから、また飯山線で3駅先の戸狩野沢温泉駅へ向かい、戸狩温泉に泊まったのでした。
この時は夜に少し大きな地震があり、翌朝の飯山線は少しダイヤが乱れていたのを覚えています。遅れてやってきた飯山線で長野駅に戻り、旅を続けていきました。
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冬の飯山線未遂×2
この年の冬、新潟県へ温泉旅に出かけました。飯山線の新潟県側の始発駅、越後川口駅も少しだけ近いところにある温泉宿に泊まります。
この時は往復の上越新幹線と宿だけを手配して後はノープラン、という旅で、宿に泊まった後、さて次の日はどうしよう、と。
お風呂の中でぼんやり考えて、そうだ新潟県側の飯山線に乗ってみよう、と思い、お風呂を上がってから部屋に戻り、スマホで飯山線の時刻を調べてみると、
越後川口駅からの飯山線は、午前中の本数がとても少なく、宿の朝ごはんを食べてから行くと無理があったので、断念。
結局、他の路線「ほくほく線」に乗って、飯山線とほくほく線とが交差する十日町駅まで行き、街歩きをしたのでした。
さらに数年後、また飯山に向かう機会がありました。季節は2月、これまた冬。
最初の計画では早い時間に長野駅に行って、そこから飯山線に乗って豪雪地帯の車窓を見てみたかったのですが、急なトラブルで出発が遅くなってしまい。
結局飯山線に乗れなくなり、夕方の北陸新幹線「はくたか」でまっすぐ飯山駅まで入ったのでした。
季節は変わり、夏
ということで、飯山線に乗ったのは一度きり。乗ったことがあるのは豊野駅から戸狩野沢温泉駅までの区間で、だいたい3割の区間に乗ったことになります。
戸狩野沢温泉駅から先の区間には乗ったことがないので、今度の旅では新潟県側の飯山線に乗ってみたいところ。7割残っているのです。
また一方で、千曲川に沿って走る、長野県側の飯山線にもまた乗ってみたいですね。千曲川、実はちょっとだけ好きなのです。
前回は往復したにもかかわらず、眠気に負けてしまっていたので。
もし自分がガチな乗り鉄派だったら、飯山線の全区間に乗ることを目標にするかもしれません。が、そこにはあまりこだわらずにいくつもりです。
飯山線の新潟県側は本数が少ないので、そこに合わせるのは難しく。
ローカル線に乗るのは楽しいけれど「乗りつぶし」というのはあまり、今の自分の中で優先度は高くないのかもしれないな、と、書いてて気づきました。
さて、今度はどこへ行こうかな。