長野県は飯山市の宿泊券をいただいたので、行ったことのない飯山に行ってみることにしました。
泊まるならせっかくなので温泉を、と思って調べてみると、野沢温泉は飯山市ではなく野沢温泉村にあるということで、宿泊券の使える戸狩温泉を予約しました。
11月の3連休だったのでもう1泊どこかで泊まろうと考えたのですが、足を延ばして、久しく行っていない燕温泉にも1泊しようと決めました。
旅の計画
- 飯山市内の温泉に泊まりたいので「戸狩温泉」の宿を探して予約しました。
- 飯山駅近辺でじっくり時間を取って、小京都と呼ばれた飯山の町を巡ってみます。
- せっかく北信地方まで来たので、もう少し足を延ばそうと、お隣の新潟県は妙高市の燕温泉にも1泊しました。
1日目:長野→飯山→戸狩温泉
まず長野まで向かいます。予算の関係で高速バスを選びました。3連休なので、渋滞でおおよそ1時間程度遅れて、バスは長野駅に着きました。
バスを降りてから、コートをバスに忘れてしまったことに気づきました。慌ててバスの乗車券売り場に行ってそれを伝えると、バスが車庫に着いてから調べてくれることに。
とはいえ、この時の長野県はそこそこ暖かく、余分に持ってきていた薄手のダウンジャケットを着れば、十分しのげる陽気でした。
長野駅は当時、北陸新幹線の開通前で、あちこち工事をしていました。
そんな長野駅でお土産を物色してからバスの窓口に戻って、コートが見つかったことを確認しまして、次の日に取りに行くことにしました。
飯山線の列車は2両編成です。連休だからかなかなか混んでいました。途中から千曲川に寄り添って走るようになり、飯山駅で下車します。
飯山にも北陸新幹線の駅があります。繰り返しになってしまいますが、この時は開業の4か月ほど前だったので、新幹線の駅はほぼできあがった状態でした。
飯山線の飯山駅はそれまで少し離れた場所にあったのですが、新幹線駅の建設に合わせて引っ越していました。
初めての町はどこをどう回ればよく分からないことが多いので、まずは観光案内所で地図と飲食店ガイドをもらい、自転車を借ります。これは自分のセオリー通り。
最後に蕎麦屋の場所を聞いてから、自転車を走らせます。
まずは、引っ越し前の旧飯山駅を見て、その後お蕎麦の昼食をいただきます。
おでんがサービスで、リンゴの天ぷらもありました。珍しいながらも美味しかったです。要はアップルパイに近い。
飯山は小さいながらも飯山藩の城下町ということで、古い街並みとお寺の多いところでした。
お寺を見ながら、3連休なのに人の少ない街を走り抜け、飯山城跡を見に行きました。
ぐるり回って自転車を駅に反して、次の戸狩野沢温泉行きの列車に乗って、終点の戸狩野沢温泉駅で下車。この日の宿の女将さんがお迎えに来てくださっていました。
この日の夜、震度5の地震がありましたが、飯山は特に被害はなかったようで安心しました。
2日目:戸狩温泉→長野→燕温泉
翌朝、2日目に行く妙高市の燕温泉にも地震の影響がないことを電話で確認して、チェックアウトして駅まで送っていただきました。
が、飯山線は地震の影響で遅延していたのでした。
長野駅に戻って、昨日忘れたコートを無事受け取り、信越本線(当時。今はしなの鉄道)の電車に乗ります。
その昔、国鉄時代に特急電車として走った車両が、普通列車として走っているのでした。なので、座席も楽ちんです。これに乗って、関山駅で下車しました。
今はえちごトキめき鉄道の駅ですが、当時はJRの駅でした。
燕温泉へは3回目です。バスで行くのですが、以前は地元のバス会社が走らせていたのが、市営バスに変わっていました。車両も小さくなり、ワゴン車になっていました。
ちょうどこの旅の少し前に、テレビ番組「ローカル路線バスの旅」でこのバスが出てきたのを見たので、運転手さんに聞いてみると、同僚の方が太川陽介さん達を乗せたそうでした。
終点で下車。今回も「花文」に泊まります。
3日目:燕温泉→長野駅
最終日はもう、まっすぐ帰るだけ。帰路も高速バスにしましたが、幸いなことに、渋滞はさほどでもなく、でした。
今回の旅のまとめ
- 北陸新幹線が開通した今はどうか分かりませんが、飯山の町は静かでお寺が多く、ゆっくり見て回るにはいい町でした。
- 飯山市→妙高市を普通の列車で移動しましたが、イメージよりも近かったです。今は北陸新幹線もあるので、もっと近そう。
さて、今度はどこへ行こうかな。