これまで福島県のいわき湯本温泉へは複数回行っていますが、よくお世話になるのが今回の「心やわらぐ宿 岩惣」さん。
ビジネスホテルのように利用できるのと「懐かしい喫茶店のモーニングセットのような朝食」をいただける、というのが好きなところです。
お気に入りの宿のひとつになりました。
(2019年12月,2020年11月,2021年12月,2022年12月,2023年11月宿泊)
建物とお部屋
「心やわらぐ宿 岩惣」はJR湯本駅から5分ほど歩いたところ、温泉神社のすぐ近くにあります。
建物は6階建て。ホテルのように靴のまま中に入ります。
建物は古そうですが、中はきれい。テーブルなどの調度品は新しいものが使われていました。
BGMがゆったり流れるロビーのそばには、お土産が売られているコーナーと、貸出用の本が並ぶスペースがあり、あとは以前宿で使われていたという食器が売られています。
食事のところで詳しく書こうと思いますが、ここ岩惣は以前は割烹旅館だったそうで、当時お客さんに食事を出していた時の食器が売られている、ということのよう。
(以前は「心和らぐ味の宿」というキャッチフレーズだったみたいですね。)
さて、フロントでチェックインをします。宿泊料は先払いで、鍵を受け取ります。エレベータで上がって、お部屋へ。
靴のまま上のフロアに上がってきましたが、部屋にスリッパがあるので、館内を移動するときはスリッパをはいていきます。
お部屋お任せのプランで予約したので、その時によって泊まるお部屋はいろいろでした。
ある日は10畳の和室だったり、またある日は16畳の広いお部屋だったり。和洋室やシングルルームもあるようです。
どのお部屋にも、洗面所、トイレが付いていました。既に布団は敷いてあります。W-Fiも完備。
窓側にはインスタントのコーヒーとお茶、コーヒーカップがあって、ホテルのようです。その下には冷蔵庫と金庫もありました。
広くてきれいで、諸々整っているお部屋。ゆっくり過ごせました。
温泉とお風呂
エレベータで上がって最上階の6階に、男女別の内風呂があります。
脱衣所も広く、ミネラルウォーター、くし、カミソリ、汗拭き用のタオル等も用意されています。
ガラス張りの、いわゆる「展望風呂」で、眺めはとても良く。
ちょうど紅葉の終わりの時期で、茶色くなった山と、温泉街とが見えました。
お風呂は無色透明の硫黄泉。においは強くはありません。いわきはかつて石炭が取れたのですが、炭っぽいような(?)においにも感じます。
寒い日だったこともあって、入りやすい温度になっており、じっくりと長風呂できました。
また、エレベータで2階に降りていくとリラクゼーションルームがあります。
無料のマッサージチェアがいくつか置いてありました。
お風呂上りにリラクゼーションルームへで降りていき、体のコリをゆっくりほぐすことができました。至福・・・
食事(朝食のみ)
ここ岩惣では、現在は朝食のみを提供しています。
以前は夕食も出していたそうなのですが、2017年頃に、今の朝食のみ提供するスタイルに変更したそうです。
その朝食は、ロビーの奥にあるラウンジにていただきます。
この日の朝食はスクランブルエッグ(もしくは目玉焼き)、サラダと果物、煮物、おひたし、スープ、ジュースなどなど。こういうの好きなので、ちょっと嬉しい。
洋食と和食が一緒に出てくるのが、ちょっと面白いですね。
パンもしくはご飯はセルフで。トーストを焼いて、女将さんお手製のジャムでいただきました。
この日のデザートはお茶のゼリー。
コーヒーは食事中だけでなく、食後もロビーでいただけました。フラの街いわき湯本ということで、ハワイのコナコーヒーがブレンドされたコーヒーでした。
個人的感想
岩惣、という名前から和風旅館のイメージかなと思って行ったのですが、宿のサービスはシンプルで、ビジネスホテルに近い感じでした。
たいてい温泉旅をするときはひとりで泊まるので、こういう宿は好みです。
予約サイトの口コミを見ていると、子連れで利用されている人も多そう。
館内の設備もきれいに整っていて快適でした。
調度品などのセンスも良くて、柔らかくていい雰囲気になっています。また再訪したい宿になり、複数回お世話になっています。
アクセス
JR常磐線「湯本」駅下車、徒歩5分。
首都圏から湯本駅までは、特急「ひたち」で約2時間ほどと近いです。
関連リンク
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。