温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

湯西川温泉 元湯 湯西川館本館にひとり泊(’21)

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源氏に敗れた平家の落人が隠れ住んだとされる、栃木県の湯西川温泉。

湯西川温泉へはそれまで2回、他の宿に1度ずつ泊まったことがありましたが、今回は、前からチェックしていた「元湯 湯西川館本館」に空きを見つけて、さっそく予約。

前からチェックしていた、というのは、湯西川温泉にある宿の中で、じゃらんnet上で1名で予約できる、数少ない宿だったのです。

(2021年8月宿泊)

建物とお部屋

元湯 湯西川館本館は、湯西川に沿ったところにあります。

なお、宿の名前に「本館」とありますが、以前はお隣の宿が「別館」だったようです。そちらは今は別な名前で営業されています。

以前は宿の目の前が路線バスの終点のバス停で、終点で降りてすぐ玄関、だったのですが、今は終点のバス停は少し離れたところに移転しています。

それを知らずに終点までバスに乗ったので、少しだけ宿まで歩くことになりました。(後で宿の女将さんに聞くと、3年ほど前にバス停が移転したとのこと)

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さて、靴を脱いでチェックイン。最初に食事の時間を決めます。女将さんに案内され、階段で3階へ。

傾斜のある所に建っているからか、建物はちょっと不思議な構造で、エレベーターは3階から5階までしかないようです。

この日のお部屋は湯西川が見える3階のお部屋。

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広々とした10畳の和室でした。布団は既に敷いてあります。冷蔵庫と洗面所は広縁にあります。トイレはお部屋にはなく、共用でした。

エアコンはなく、代わりに扇風機が置かれています。この日は8月でも20度前後で涼しい日だったため、特に不自由はありませんでした。

今回は少し宿泊料金の安いお部屋にしたのですが、トイレやエアコンもついている部屋もあります。

窓の外は湯西川。川沿いなので、川の音が常時響いてきます。遠くには平家集落が見えます。あいにくの雨。

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温泉とお風呂

この宿では、複数の自家源泉が使われています。かけ流しです。

3階に、男女別の内風呂と露天風呂があります。男湯のお隣に、無料で自由に入れる貸切風呂も2か所ありました。

お風呂によって、使われている源泉が異なるようです。浴衣に着替えて、入りに行きましょう。

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大浴場・銘石露天風呂

まずは内風呂へ。

かすかに硫黄泉の香りがします。無色透明でしたが、よく見ると湯の花が見えました。

あいにくの雨の日でしたが、雨に打たれつつも露天風呂へ。屋根の下でゆっくり湯浴みを楽しみました。

露天風呂の方が、内風呂より硫黄泉の匂いがしたような気もします。もしかしたら、内風呂と露天風呂とで、使っている源泉が違うのかも知れません。

貸切風呂

檜風呂と、十和田石風呂の2つがあります。自由に入れるので他のお客さんが利用中の時もありましたが、2か所あるのでどちらかは空いていました。

脱衣所の手前にベビーバスが置かれているので、赤ちゃん連れの利用も安心です。

案内によると家族風呂の温度は50度で、水で埋めてくださいとのこと。少し覚悟しつつ足を入れてみましたが、さほど熱くはなかったです。

お食事

2食とも、3階にある宴会場でいただきました。お部屋食のプランもあるようです。

「ザ・旅館の宴会場」という雰囲気の広い畳敷きの部屋に、テーブル席が並んでいます。舞台の脇には、年代物のテレビが置かれていました。

夕食

宴会場に行くと、お客さんで結構にぎわっていました。テーブル席に案内されます。お隣とのテーブルとの距離は十分。

席に着いたときには、テーブルには一部の料理が並んでいました。湯葉があるのが、栃木県らしさを感じます。

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温かい料理が順番に運ばれてきます。鮎の塩焼き、野菜の天ぷら、茶わん蒸し、などなど。

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湯西川温泉は山奥にあり、鹿肉や熊肉のようないわゆるジビエが宿の食事に出てくることがあります。

今回はスタンダードなプランで、そういったジビエ料理はメニューには含まれていませんでした。

そんなジビエを食べてみたいなら、別途注文するか、予約の際に「鹿刺しプラン」等を選ぶ必要があります。

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今回は料理は追加注文せず、その代わりに地酒の飲み比べセットを頼んでみました。

栃木県の「燦爛」というお酒。益子焼で有名な、益子町のお酒のようです。

tonoike.jp

初めて飲んだのですが、美味しかったです。なみなみ注いていただいて、ちょっとお得な気分でした。

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ご飯とお味噌汁、お水はセルフサービスになっていました。スタッフの方にお願いすれば、持ってきてくださいます。

ご飯は地元のお米を使っているとのこと、美味しくいただきました。最後はデザートをいただいて、ごちそうさま、と。

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朝食

朝食も、夕食と同じテーブル席にて。最初からおかずが揃っています。

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温泉卵は自家製。宿の温泉で作ったそうで、確かに、宿のお風呂でかいだ硫黄泉の香りがします。

朝の飲み物はジュース、牛乳、コーヒーがセルフサービスで用意されていました。 

個人的感想

この宿の特長は、やはり温泉の良さかなと思います。そう、自家源泉のかけ流しという、贅沢。

みんな大好き(?)露天風呂もありますし、貸切風呂も2つあるので、良い温泉をゆっくり堪能できました。

今回はスタンダードなプランで泊まりました。鹿刺しや熊鍋といった山の食材を食べられるプランもあります。

コロナ禍が続く中、より安心できる部屋食のプランや、ワクチン接種済みの方向け限定のお得なプランなども用意されているようです。

 

アクセス

東武鬼怒川線「鬼怒川温泉」駅か、野岩鉄道・会津鬼怒川線「湯西川温泉」駅から日光交通バスに乗り「本家伴久旅館前」バス停下車、徒歩2分。

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関連リンク

近くの宿の宿泊記録

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この宿が出てくる旅行記

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公式サイト

yunishikawakan.com

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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