栃木県の川治(かわじ)温泉は、有名な鬼怒川温泉の北にあります。
川治温泉の温泉街は鬼怒川温泉ほど規模は大きくありませんが、ホテルのような大きな旅館があり、中には廃業した旅館もちらほら。
かつては賑わったのだろうなとイメージできるような、今は少し静かなたたずまいです。
今回紹介する登隆館(とりゅうかん)は、そんな川治温泉の中でも中規模の宿。
戦後に創業した、川治温泉の宿の中でも古い宿のようです。
安い料金で泊まれることと、源泉かけ流しの温泉に入れることが売りの宿です。
ただし、設備に関しては老朽化がかなり進んでおり、ネットの口コミでは設備面の良くないコメントが多々あります。
口コミを見て行くのを迷っていたのですが、気になる存在だったのでちょっと覚悟を決めて、えいや、で行ってみたのでした。
確かに設備面は微妙でしたが温泉がとても良くて、温泉の良さを重要視する意味ではなかなか気に入ったので、これまでに2度泊まっています。
(2015年7月,2016年1月宿泊)
建物と部屋
最寄りの駅「川治湯元」駅から歩いて向かいました。
川治温泉駅と川治湯元駅とがありますが、川治湯元駅からの方がやや近いです。それでも徒歩15分。
坂を下って川を渡って、登隆館が見えてきました。
ネットの口コミ通りの、おんぼろな建物です。
チェックインして、鍵とエアコンのリモコンを受け取りました。
節電中なのでしょうか、薄暗い廊下を抜けて、ゆーっくり登るエレベーターで上の階に上がり、広めの和室に案内されました。
窓の向こうは男鹿川で、反対側に大きな旅館が立っています。
恐らくあちらの宿の方が高級で綺麗なのだろうな・・・なんて思いつつ。
温泉と風呂
1階に男女別の内風呂があり、別な建物に貸切風呂があります。
(2022年現在、貸切風呂は利用できない可能性があります)
奥にある内風呂は男性用の大浴場で、手前側は女性用のお風呂になっています。
夜の一部の時間帯で男女の入れ替えがあります。
主な時間帯で男性用になる大浴場はだだっ広く、中央から源泉が豪快にかけ流されています。
無色透明なぬるめのお湯で、長風呂するにはもってこい。
源泉の温度は40℃を下回るらしく、深夜早朝を除き加温しているそうです。
加温するのはもったいないと思うのですが。
一方の女性用のお風呂はこじんまりしています。
別の建物にある貸切風呂はフロントで時間を予約して、お金を支払って入ります。
2人くらいしか入れなそうな小さな浴槽です。
こちらは加温されていない温泉が注がれていますが、温度調整が可能になっているので、加温なしの温泉を楽しんだり、さらに加温して熱めのお湯に入ることもできます。
個人的には、大浴場よりぬるめのお湯に入れる貸切風呂がお気に入りです。
でも、大浴場の豪快さもたまりません。
食事
夕食
まずは夕食から。
朝食
個人的感想
アクセス
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さて、今度はどこへ行こうかな。