栃木県の塩原温泉郷。
広いエリアのあちこちに温泉が湧き、宿も多く、温泉街もありますが、その割にひっそりしているところす。
なので、静かに過ごせます。そして何より、お湯が良い。
そんな塩原温泉郷へ、1年ぶりに行くことになりました。
今回は仕事帰りに東北新幹線に乗って、夜遅くにチェックイン、という計画で考えていたので、温泉街の中心部に近そうなところで宿を選びました。
夜に温泉街のお店で夕食を取れればいいな、と思ったのです。
さて、予約サイトで検索すると、いくつか宿が出てきます。
今回の常盤ホテルを選んだ理由は、お値段がお手頃だったのと、クチコミに「設備がきれい」「温泉がぬるめ」と書かれていたから。
というわけで、空が暗くなってから塩原温泉行きの路線バスに乗り、常盤ホテルへと向かいます。
建物とお部屋
常盤ホテルは道路沿い、バス停を降りてすぐのところにありました。
中に入って靴のまま、フロントでチェックイン。
お風呂や食事の場所と時間、貸切風呂の予約、近くの飲食店のことなど、丁寧にご案内いただきました。
説明の後で鍵を受け取り、BGMの流れる廊下を進んで、ゆっくり動くエレベーターで4階の部屋へと上がります。
部屋のドアを開けると、確かに新しい。リノベーションされています。
10畳の和室で、布団は既に敷かれていました。
トイレも洗面所もきれい。トイレに入ると自動で明かりがつきます。
洗面所には男女別にアメニティも揃っていました。
窓の外は、道路と川を挟んで反対側にある、大きなホテルの灯りが並びます。
温泉とお風呂
1階に、男女別の内風呂「仙人風呂」と、貸切できる露天風呂があります。
内風呂「仙人風呂」
内風呂は大きい方と小さい方とがあり、朝になると男女が入れ替わるようになっていました。
なお、23時~翌朝6時は利用できません。
スリッパを脱衣所の入り口で脱ぐのですが、数字の入ったクリップが用意されていて、他の人のスリッパと区別がつくようになっていました。
まずは、大きい方のお風呂へ。
湯気がこもっていてよく見えなかったのですが、結構な広さです。
ぬるめで気持ち良い温度。透明のお湯ですが、よく見ると茶色の湯の花が混じっています。
後で宿の方に聞いたら、自家源泉、要は宿の敷地で湧いている温泉とのこと。
源泉温度は60度ほどと高いのですが、水を加えず調整して、適温にしているそう。
翌朝、もう片方の内風呂へも入りました。こちらは小さく、こじんまりしています。
朝だったからか、湯気がすごい、ということもなく。
お風呂に入って本を読んでいる人がいました。
確かに読書しつつ長く入っていたくなるお風呂です。
また、脱衣所にベビーバスが置いてあったので、赤ちゃん連れでも入れそうです。癖のない適温のお湯ですし。
貸切露天風呂
いっぽうの露天風呂は無料で、30分単位の予約制になっています。
チェックインの時に、入る時間を予約しました。
チェックインしたのが遅かったので、1日目の枠は予約できず、翌朝の時間を取りました。
早起きしてフロントに行き、ドアにかける貸切中の札を受け取り、ドアにかけて、外へ。
この露天風呂、目の前が駐車場で、その前は国道なので、露天風呂と言いつつ、すだれで覆われています。
なので景色は見えません。
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冬の宿泊だったので外気は冷たく寒かったのですが、お湯もその分入りやすくなっていて、じっくり体を暖めることができました。
食事(朝食のみ利用)
チェックインが遅かったこともあり、夕食なし・朝食のみのプランにしていました。
夕食はお外で
夕食は、宿の方にお勧めのお店をいくつか教えていただき、歩いてすぐのところにある居酒屋に行き、串焼きと地酒を少しいただいてきました。




宿の朝食
さて朝食は、2階の大広間にていただきます。
和室ですが、テーブル席になっていました。
焼き鮭がふわりとしていて美味しかったです。(もしかしたら、地元栃木産のヤシオマスだったのかもしれません。)
飲み物はセルフサービスになっていて、ジュースやお茶と並んで、地元栃木の牛乳が飲めました。


ホットコーヒーの用意もあり、食後にお部屋に持って帰ることもできます。
お部屋でコーヒー片手にひと息ついて、10時にチェックアウトしました。
個人的感想
2018年にリニューアルオープンした常盤ホテルですが、宿そのものは歴史が長そう。
建物はきっとかなり古いのですが、リニューアル時にほぼ全面的に改装したようで、中はきれいでした。
まあ、あまり人目につかないところ、例えば階段などは古いままになっていました。
エレベータがゆっくり動くのも、きっとエレベータが古いのだろうなと。
それでも、設備がきれいになっているのは清潔感があっていいですし、お値段がお得なプランが多く、この値段でこのきれいさ、というのは十分かなと思います。
そんなお値段は、消費税込みで6,800円(平日の1名泊、朝食のみ付)。入湯税150円は別途支払いました。
最新の宿泊プランは、予約サイト等をご覧ください。
アクセス
「塩原門前」バス停は、新宿からの高速バス「那須・塩原号」も停車しますが、塩原行きのバスは土曜・休日のみ、1日1本になりますのでご注意ください。
(2021年12月現在、運休中)
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。