温泉の好みは断然、のんびり浸かれるぬるいお湯。
今回ご紹介する塩原温泉郷(中塩原温泉)の「赤沢温泉旅館」は、ネットのクチコミで、温泉がぬるく、源泉かけ流し、と書かれていました。
もうそれだけで行きたい宿になっておりました。
予約したのは素泊まりのプラン。
あいにくその日は素泊まりプランしかなかったのですが、日によっては食事つきのプランもあるようです。
(2016年4月宿泊)
建物とお部屋
宇都宮で餃子を食べてから電車とバスを乗り継いで、塩原温泉バスターミナルへ向かいます。
塩原温泉バスターミナルから宿へは少し離れているようでしたので、宿のお迎えをお願いしていました。
小柄な奥さんが運転する、ちいさな軽自動車に乗り込みます。
軽自動車は温泉街を北上し、途中で箒川を渡ってぐるりと川の反対側に出て、細い道を少し走って宿に着きました。
周囲に建物はなく、一軒宿のたたずまい。
車を降りて宿の中に入ると、大きな犬と小さな猫がお出迎えです。
宿のオーナーご夫妻が飼われているそうです。
ワンちゃんはのっそのっそとやってきて、ネコちゃんは人懐っこく寄ってきます。
オーナーの奥さんが中国のご出身なのだそうですが、ワンちゃんと猫ちゃんには中国風の名前がつけられていました。
もとは「湯の幸」という他の旅館だったところを、今のご夫妻が数年前に買い取ったようです。
BGMが流れ、内装はちょっとした美術館のような雰囲気。
お部屋は2階にありました。
掃除が不十分、というクチコミをたまにネットで見かけるのですが、この時はそういうことはありませんでした。
布団はすでに敷いてありました。
温泉とお風呂
1階の奥に男女別の内風呂と、有料の貸切風呂があります。
今回は宿が空いていたので、貸切風呂には入りませんでした。
男湯、女湯ともに、内風呂の向こうに露天風呂があります。
内風呂は朝に入れ替えがあるので、両方のお風呂に入ることができました。
露天風呂の浴槽は2つに仕切られています。
お湯が注がれている方の浴槽と、その先の浴槽です。
もともと温度の高くないお湯を加温せず使っているようで、お湯の温度はぬるめでした。
お湯が直接注がれていないほうは、寒い時期は厳しそうな温度でした。
まあ、ぬるいのが好きなので、ゆっくりできて幸せだったのですが。
食事(素泊まり利用)
この時は素泊まりで利用したので、食事つきプランのことは分かりません。
ただ、赤沢温泉旅館のおすすめポイントは、素泊まりプランでも簡単な朝食がサービスでついてくること。これはちょっと嬉しいですね。
廊下に並んだ椅子に座って、セルフでトーストを焼いてコーヒーを入れて、というシンプルなものではあります。
が、サービスですし、温泉宿でパンとコーヒーの朝食というのも、幸せな気分になれたのでした。
個人的感想
- ぬるめのかけ流し温泉にのんびり浸かりたい方におすすめです。
- 素泊まりでも、パンとコーヒーの軽い朝食が付いてきます。
- 宿で犬や猫を飼っているので、犬や猫がお好きな方にもおすすめです。
ただ、素泊まりにした場合は夕食を取れる店が近くにあまりなさそうです。
定食屋さんがあるのでそちらに行くか、事前に食事を済ませるか、買っておくか、ですね。
コンビニは、宿を出て10分ほど歩いて行った先にファミリーマートがありました。
直線距離なら近いのですが、川の向こうなので大きく迂回して橋を渡った先にあります。
近くて遠いのですけど、まあ散歩がてら行くならちょうどいい距離感かな、と。
アクセス
電車・バス
- JR「那須塩原」駅もしくは「西那須野」駅からバス利用。
- 野岩鉄道「上三依塩原温泉口」駅から「ゆーバス」利用。
JR経由
塩原温泉バスターミナルから宿までは2キロあるので、宿までの送迎があります(要・事前確認)。
野岩鉄道経由
ゆーバスの本数は、1日6本と少なめです。
車
東北自動車道「西那須野塩原」インターから、国道400号線経由で約30分。
国道沿いには、道の駅「湯の香しおばら」や、お店もあります。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。