温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

ジェイアールバス関東「塩原本線」に乗って、塩原温泉郷(栃木県)へ。

※このページにはプロモーションが含まれています。

ジェイアールバス関東は、JR東日本のグループ会社。

関東地方とその近辺で、高速バスとローカル路線バスを走らせています。

自分のように、静かな温泉旅を楽しんでいる人にとっては、駅と温泉とを結ぶバスは貴重な存在。

ジェイアールバス関東でも、群馬県の草津温泉や、栃木県の塩原温泉までのローカル路線バスを運行しています。

今回ご紹介するのは、塩原温泉に向かう「塩原本線」です。

塩原本線の概要

塩原本線はJR那須塩原駅・西那須野駅と、塩原温泉バスターミナルとを結んでいます。

東西に長い塩原温泉郷の中に多くのバス停があり、多くの宿がバス停から歩いてすぐの場所にあるのが便利。

また、本数も1時間に1本程度と地方のバスの中では比較的多めなので、途中下車して観光地や散策スポットを見てから次のバスに乗る、ということも可能です。

冒頭に書きましたが、運行会社はジェイアールバス関東です。

www.jrbuskanto.co.jp

所要時間・運賃・本数

所要時間

所要時間は以下の通りです。

  • 那須塩原駅~塩原温泉バスターミナル:約1時間10分
  • 西那須野駅~塩原温泉バスターミナル:約45分

那須塩原駅発(あるいは、那須塩原駅行き)のバスは、西那須野駅を経由します。

那須塩原駅と西那須野駅とは、JR宇都宮線でお隣どうし。

那須塩原駅は東北新幹線も停車するので、新幹線を利用する場合は那須塩原駅から乗るのが便利です。

  • 那須塩原駅:東北新幹線と宇都宮線
  • 西那須野駅:宇都宮線

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運賃

運賃は以下の通りですが、那須塩原駅から塩原温泉へ1泊するのであれば「塩原渓谷フリーきっぷ」を買うとお得に。

  • 那須塩原駅~塩原温泉バスターミナル:1,190円
  • 西那須野駅~塩原温泉バスターミナル:940円

2021年3月より、Suica等の交通系ICカードが使用できるようになりました。

塩原渓谷フリーきっぷ

「塩原渓谷フリーきっぷ」は、こんなきっぷです。

  • 那須塩原駅から塩原温泉エリアまでの往復きっぷ。2,050円
  • 有効期限は2日間なので、塩原温泉の宿で1泊してもOK。
  • 途中の「千本松」バス停から塩原温泉バスターミナルまでの乗り降りは自由。
  • 那須塩原駅から塩原温泉バスターミナルまで定価で往復するよりも330円お得。

那須塩原駅から塩原温泉まで往復するなら買っておくのが良いでしょう。駅からバスに乗った際に、運転手さんから買いましょう。

なお、以前は西那須野駅からの「塩原渓谷フリーきっぷ」も設定があったのですが、2021年12月現在、発売されていません。

西那須野駅から塩原温泉まで単純に往復するのであれば、フリーきっぷではなく普通の運賃で乗った方が割安です。(普通運賃の往復:1,880円)

高速バスとの乗り継ぎ割引

都内の「バスタ新宿」と那須温泉とを結ぶ高速バス「那須・塩原号」というバスがあります。(2021年12月現在、運休中)

www.onsen-oh-yu.com

このページの路線バス「塩原本線」と、高速バス「那須・塩原号」は、途中のバス停「アグリパル塩原」で乗り継ぐことができます。例えばこんな風に。

  • 新宿→(高速バス那須・塩原号)→アグリパル塩原→(路線バス塩原本線)→塩原温泉

この場合、乗り継ぎ割引が適用されて、路線バス塩原本線の運賃が少し安くなります。

本数

だいたい1時間に1本走っているので、温泉地に行くバスの本数としては多い方かと思います。

  • 那須塩原駅~塩原温泉バスターミナル:1日5本
  • 西那須野駅~塩原温泉バスターミナル:平日は1日15本、土日祝日は1日14本

那須塩原駅を出る、もしくは那須塩原駅に着くバスは日中のみの運行になっています。

ということで、那須塩原駅発のバスがない時間帯に塩原温泉に向かう場合は、西那須野駅から乗ることになります。

最終バスの時刻

都内から新幹線を利用して、塩原本線の最終バスに乗る場合は、18時台に東京駅を出ることになります。

  • 東京18:36→(東北新幹線)→那須塩原19:51/20:06→(JR宇都宮線)→西那須野20:11/20:15→(路線バス塩原本線)→塩原温泉バスターミナル21:00

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夜の時間帯は那須塩原駅からのバスがないので、新幹線で那須塩原駅に着いたら、宇都宮線に乗り換えて、お隣の西那須野駅からバスに乗ります。

ちょっと乗り換えが増えますね。。

一応、21時ごろまでチェックイン可能な宿もありますし、温泉街の中心部に行けば、若干ではありますが、夜に営業しているお店もあります。

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塩原本線に乗ってみた

それでは、バスに乗って塩原温泉まで行ってみましょう。

あいにく自分が那須塩原駅からこのバスに乗ったことがないので、今回は西那須野駅スタートということで。

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西那須野駅西口~千本松

駅の改札を出て右側の階段を降りると、バス乗り場があります。

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さて、やってきたバスは、行き先表示に温泉マークが入っています。(なお、帰りの那須塩原駅行きの場合は、新幹線マークが入っています。)

前のドアからバスに乗り、いざ出発。

バスは駅のロータリーを出て、駅を背に西那須野の静かな町を抜けていきます。ひたすらまっすぐ。

町はやがて途切れ、平地が増えてきます。東北自動車道の西那須野塩原インターを過ぎると、千本松バス停。広大な「千本松牧場」があります。

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ここから先が「塩原渓谷フリーきっぷ」の乗り降り自由になる区間なので、ここで降りて牧場で少し遊んでから、次のバスで塩原に向かうのも良さそう。

千本松~塩原大網

バスは広い道に出てからすぐ左折し、アグリパル塩原へ。ここは道の駅で、先ほど書いた通り、都内からの高速バスと乗り継ぎができます。

さて、ここからバスは徐々に坂を登っていき、車内の音声アナウンスでも、いよいよ塩原渓谷に入ることを告げます。

カーブが多いところで、バスはくねくねと曲がりつつ登っていくのですが、やがて新しいトンネルに入ります。このトンネルはまっすぐ。

トンネルの先は橋の工事中(2021年12月現在)。橋が開通すれば、カーブの少ない道になりそうですね。

で、バスはトンネルを抜けるとぐいっと右に曲がり、塩原大網バス停を通ります。塩原温泉郷の一番手前、大網温泉があります。

道路から見て下のほうを流れていたはずの箒川が、いつの間にか左に寄り添ってきています。

塩原大網~塩原温泉バスターミナル

バスは時々、降りる人のいないバス停でも止まり、後ろの車を先に行かせたりしながら温泉街へと入っていきます。

塩原福渡、塩原塩釜、塩原畑下、塩原門前と、温泉の名前が入ったバス停が続きます。

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車内の音声アナウンスでも「〇〇ホテル、〇〇旅館にお越しの方はこちらでお降りになると便利です」といった案内が流れ、少しずつお客さんが降りていきます。

塩原畑下バス停を過ぎると、道沿いには温泉宿だけではなくお店も増えてきて、最後は橋を渡り、終点の塩原温泉バスターミナルに到着。

ご乗車お疲れさまでした。

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ここから先、中塩原温泉、上塩原温泉方面へは、別なバス「ゆ~バス」が出ています。

ゆ~バスに乗って塩原温泉郷を抜け、野岩鉄道の「上三依塩原温泉口」駅に出れば、鬼怒川温泉や会津方面に電車で向かうことができます。

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まとめ 

那須塩原駅・西那須野駅から塩原温泉に向かうバス「塩原本線」は、本数も比較的多くて便利です。

那須塩原駅からバスに乗る際は、運転手さんからフリーきっぷを買うのがおすすめ。

バスは観光できる牧場や、渓谷の散策ができる場所を通り、塩原温泉郷のあちこちに停車しつつ、温泉街の中心部にあるバスターミナルまで向かいます。

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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