自分が一番リピートしている下部温泉で、初めて泊まった宿です。
また、一番リピートした回数の多い宿でもあります。お勧めするあまり、友人を連れて2回泊まったこともあります。
最近はなかなか行きたいタイミングでひとり泊のプランに空室がなく少しご無沙汰気味ですが、また行きたいなと狙っているところです。
(2006年9月,2007年5月,2007年10月,2008年2月,2008年12月,2015年2月宿泊)
建物とお部屋
湯元ホテルは下部温泉の温泉街の中心にあります。
宿の入口は橋を渡った先にあります。
かなり古びた建物で、エレベーターはありません。お部屋は下部川に沿っていて、川の音が賑やかです。
仲居さんについていき、階段を上ってお部屋へ。
部屋にはトイレ、洗面所があります。
トイレはちょっと古いながらも洋式です。なお、共同のトイレはシャワートイレになっていました。
水差しと一升瓶が置いてあります。
これは下部温泉の温泉水で、飲みきれないほどの量ですが、体にいいに違いないと思ってなるべく飲むようにしていました。
口に含むと微妙に卵の味のする水です。
飲み湯番付で「東の横綱」 に選ばれたのだそうです。
温泉とお風呂
お風呂は2か所。1階と地下にそれぞれ内風呂が1つずつあります。
昼間から夜は1階のお風呂が女湯で、地下のお風呂が男湯になっており、朝は男女が入れ替わるので両方のお風呂に入ることができます。
地下のお風呂はとても広く、2つの部屋に分かれています。
入って左側は源泉かけ流しの冷たいお風呂で、右側にあるお風呂はそれを沸かした熱い温泉が注がれています。
下部温泉の入り方としては、冷たいお風呂と熱いお風呂とを交互に入るのが体にいいとのことですが、熱いお風呂の後に冷たいお風呂に入るのはちょっと勇気がいります。
ただ、この冷たいお風呂(雰囲気的にプールにも見えなくもない)がとても効能がありそうなお湯(お水)で、長く入っていると体中にびっしり気泡が付き、お風呂から上がると不思議と体が暖まっています。
この冷たいお風呂に長時間浸かるのが下部温泉の入り方らしいのですが、ある時は切り傷が一晩でかなりきれいになっていて驚いたこともあります。
なお、そのさらに隣に小さなお風呂がある部屋もあったのですが、今は使われていないようです。
1階のお風呂は、源泉そのままのお風呂と加温したお風呂とが隣り合っています。
岩風呂なのですが、源泉風呂は奥の岩の中から直接湧き出ているようです。
地下の冷たいお風呂よりもさらに温度が冷たいです。
より冷たいと思うのは、自分が朝にこのお風呂に入るからなのか、そもそも地下のお風呂とは違う源泉なのかは分かりませんが。
お食事
お食事は2食ともに、1階の食堂か上の方の階にある大広間でいただきます。
どちらもテーブル席になっています。
仲居さんがこまめに動いて、ご飯のおかわり等気にしてくださいます。
夕食時には山梨県らしく、ほうとうが出てくるのが嬉しいところ。
個人的感想など
いろいろな下部温泉の宿に泊まってきましたが、泉質という意味ではやはりここが一番いいのではないかと。
温泉の効能に詳しい方ではないのですが、温泉の効能を一番実感できる気がします。
休前日に泊まって、2食付でたいてい税込11,000円程度でしたが、寒い季節はもう少し安くなるようです。
下部温泉は冷たい温泉なので、寒い時期はシーズンオフになるのでしょうか。それ以外の時期でも、時々割安なプランが出ることもあるようです。
アクセス
JR身延線「下部温泉」駅(特急ふじかわ号停車)から徒歩20分。
前もって宿に駅に着く時刻を連絡しておけば、お迎えに来ていただけるようです。
公式サイト
近くの宿の宿泊記録
さて、今度はどこへ行こうかな。