2015年から、ひとり旅の新しいテーマとして、行く先々の神社にお参りをしようと決めました。
でも旅に出るからには、温泉宿に泊まりたい。ということで、半ば強引に、神社と温泉を結びつけた旅を時々しています。
神社のそばに温泉が必ずしもあるわけではないので、温泉はちょっと遠くにあって、こじつけみたいな行程になることが多いです。。。まあ、温泉に入りたいのである。
神社と言えば日本各地の「一ノ宮」だろう、ということで「浅間神社(甲斐国一ノ宮)」と「浅間大社(駿河国一ノ宮)」とを巡り、中間地点の(ということにして、お気に入りの)下部温泉に一泊してきた記録から書いてみます。
浅間神社と浅間大社について
名前が似ている2つの神社ですが、甲斐国(山梨県)のほうが「あさまじんじゃ」で、駿河国(静岡県)のほうが「せんげんたいしゃ」と読みます。
同じ浅間でも、読み方が違います。浅間大社のほうが総本社、とのことです。ともに富士山を祭っています。
今回は、浅間神社→下部温泉→浅間大社、と巡ってみました。
1日目:浅間神社→下部温泉
浅間神社は国道20号のバイパス沿いにあり、電車の駅から離れています。
ただ、高速バスの「一宮」バス停がすぐそばにあるので、新宿から行くのは便利です。このときも、高速バスで向かいました。
バスを降り、国道沿いに鳥居がどどんとそびえ立ちます。くぐってまっすぐ歩くと浅間神社があります。
参拝客もほとんどおらず、比較的こじんまりした神社でした。
お参りしてから御朱印をいただき、裏手にある十二支の石像を見に行きます。自分の干支をお参りください、とのこと。
参拝を終えて、次は甲府を目指すのですが、ここからJRの駅に向かうバスは本数が少なく、ちょうどいい時間のバスがない。。なので、歩きます。
少し北に歩けば甲州市との境目で、この辺はワイナリーが多々あるエリアです。数件のワイナリーに寄り道して、試飲してワインを買って、ほろ酔いになりつつ、ずんずん北へと歩いていきます。
ちなみに、↑の写真の「ルミエールワイナリー」。浅間神社からは割と近いです。車なら。
いい気分で歩き、最後は(恐らくお酒のせいだと思うのですが)トイレを我慢して頑張って歩き、ようやく山梨市駅へ。2時間は歩いたはずです。
地図で見ると5キロ超の道のりだったようです。よほど歩くのがお好きでなければ、真似はしないほうがいいです。
靴底がかなりすり減った感じがしました。。
そこから普通列車で甲府に向かい、身延線に乗り換えました。
この日は、下部温泉「湯元ホテル」に7年ぶりの宿泊でした。 ぬる湯は水風呂のように冷たかったのですが、効能を信じてじっくり浸かりました。
2日目:下部温泉→浅間大社
宿の車で下部温泉駅まで送ってもらい、特急「ワイドビューふじかわ」に乗って、身延線で南下します。富士山がきれいに見える、晴れた日でした。
富士宮駅からは浅間大社まで歩いていける距離です。こちらはさすがに総本社、昨日の浅間神社よりもかなり広かったです。人も多かった。
この後用事があったので、こちらのお参りはちょっと手短になってしまったのですが、浅間神社と浅間大社、両方をお参りすることができました。
浅間神社は他にもいくつかあるようなので、また行ってみたいところです。