日光湯元温泉は、環境省が「温泉の質と温泉地の環境が良い温泉地」として指定した「国民保養温泉地」の一つです。
四万温泉などと同じく、日本で初めて「国民保養温泉地」に指定されました。(当時は環境省ではなく、厚生省。)
今回ご紹介する宿「紫雲荘」へは2度ひとりで泊まったことがあります。
最初に泊まった時とても印象良かったので、2013年の暮れに2度目の湯元温泉に行こうとしたときも紫雲荘に再訪しようとしたのですが、あいにく満室。
そのときはいったん他の宿を予約したのですが、その後じゃらんで紫雲荘に空室が出たので、急きょ予約しなおしました。
すみません、もう片方の宿。。。
予約すると、宿からメールで連絡がありました。
寒い時期限定で、湯元温泉の宿泊客は、事前に申し込めば東武日光駅から湯元温泉まで行くバスのフリーパスが安く買えるとのことでした。
バスで行く予定だったので、もちろんお願いしました。
(2008年3月,2013年12月宿泊)
建物とお部屋
東武日光駅の窓口で宿の名前と自分の名前を名乗り、フリーパスを格安で購入してから、湯元温泉行きの路線バスに乗ります。
バスは日光の町を抜け、いろは坂を登って、中禅寺湖で少し停車してから戦場ヶ原の白い景色の中を静かに走り、終点の湯元温泉バスターミナル(宿の方は「駅」と呼んでいました。)に着きました。
雪の中歩くのは大変だったのですが、バスターミナルから宿までの直線距離は近いです。
歩いてチェックイン。
建物は厳しい冬に耐えてきたのでしょう、少々くたびれた感じではありますが、宿の中はきれいに掃除されています。
こじんまりしたフロントには、ポテトチップスやお土産が少しばかり売っていました。
付近にお店がないか聞いてみたのですが、近くにはお店は特にないようで、買い物をする場合は他の大きなホテルの売店等に行くほかないようです。
吹雪の日だったので、あきらめました。
階段を上って最上階の部屋に通されました。
トイレ付のユニットバスがある部屋でしたが、温泉があるので、部屋のお風呂は使いませんでした。
質素な和室ですが、ひとりでのんびりくつろぐには十分でした。
温泉とお風呂
お風呂は男女別の内風呂と、貸切で入れる露天風呂「月あかり」があります。
露天風呂は、宿の方に一声かけてから入るようになっています。
硫黄泉の匂いが強い、薄緑色の濁り湯です。
宿の裏手が源泉地で、源泉の湧く場所からすぐの距離に宿があるからなのか、冬でも内風呂のお湯は熱くて長くは入れませんでした。
源泉温度はかなり熱いようです。
窓にたくさんぶら下がっていたつららをポキポキ折ってお湯に入れ、お湯を少し冷ましながら入りました。
逆に露天風呂は冬の屋外ということもあってか、そこまで熱くはなかったので、ゆっくり入りました。
食事
夕食、朝食ともにお部屋でいただきました。
夕食
こちらが夕食です。
ゆば、豆乳鍋といった栃木県らしい食材もあり、洋風なおかずもいくつかあり、美味しいひとときでした。食後にはデザートで、自家製プリンが出てきました。




朝食
朝食はこちらです。食後にコーヒーが出てきました。
個人的感想
宿の方も親切ですし、温泉もとても良く、食事も美味しくていい宿でした。
ぜひまた寒い季節に行ってみたいところです。
戦場ヶ原や日光白根山などもあってか、登山や写真を趣味にされている人が宿泊されることが多いようです。
宿泊当時はなかったのですが、現在は日光白根山の登山口へのバスが出ているようなので、車がない人でも登山の前泊にいいかも知れません。
アクセス
JR日光線「日光駅」および東武日光線「東武日光」駅から、湯元温泉行き東武バスで終点下車。歩いてすぐです。
関連リンク
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。