※2018年12月をもって閉館した模様です。
安達太良山への登山の前泊で利用しました。
岳温泉は、自分がよく読んでいた宮脇俊三氏の本で紹介されていて、気になっていた温泉地でした。
なんでも、昭和のころに「ニコニコ共和国」として、日本国から「独立宣言」をしたそうで。今は日本国に「復帰」したようなのですが。
岳温泉はあまり安くひとり泊できる宿が多くなかったのですが、その中でもここ宝龍荘が自分の条件に一番合っていたので、予約しました。
(2008年8月宿泊)
建物と部屋
JR二本松駅からバスに乗って向かいます。
旅館はバス停のすぐ前にありました。建物はそこそこ古びていました。
温泉と風呂
お風呂は、内風呂と露天風呂がありました。
内風呂に入って気づいたのですが、どうやら内風呂は温泉ではなさそう。沸かし湯のような気がしました。
一方で露天風呂は木の浴槽で、熱い酸性の硫黄泉がたまっていました。肌に良さそうな温泉でした。
食事
食事は2食とも食堂でいただきます。夕食には松茸の土瓶蒸しが出てきました。
記憶が定かではないのですが、その日は板前さんが急きょお休みされたとかで、通常とちょっとメニューが違っていた可能性もあります。
(割り箸を割ってから撮ったようです・・・)
ニコニコ共和国
ひと風呂浴びて、雨の温泉街を散歩します。
あちこちで、ニコニコ共和国時代の看板等が残っていました。
日本国に復帰したものの、まだ独立当時の雰囲気は色濃く残っているようです。
翌朝は雨でしたが、岳温泉の観光協会で予約した登山口までのバスに乗り、さらにゴンドラに乗って登山してきました。
(HPを見る限り、観光協会のバスはもう走っていないようです)。
下山中に「くろがね小屋」に寄って、温泉に入ってきました。
小屋のすぐ裏がガスの立ち込める源泉地で、温泉も野趣あふれる硫黄泉。
後で知りましたが、岳温泉のお湯はこの「くろがね小屋」からの引き湯なのだそうでした。
硫黄のせいか雨のせいか、デジカメが壊れてしまったり、落とし物をしたり、人生初の雨登山はなかなか大変ではあったのでした。
アクセス
JR東北本線「二本松」駅より岳温泉行き福島交通バスに乗車。
さて、今度はどこへ行こうかな。