群馬県はみなかみ町の、猿ヶ京温泉へ行ってきました。
猿ヶ京温泉は休前日に手ごろにひとり泊できる宿があまりなく、これまで行ったことがない温泉地でした。
今回、みなかみ町へのふるさと納税の返礼品「みなかみハピネスチケット」をいただいたので、今回初めて行ってみることにしました。
湯元長生館を選んだ決め手は、泉質が良さそうなのと、お部屋食だったことでした。
(2017年11月宿泊)
建物とお部屋
上越新幹線とJR上越線とを乗り継いで、後閑駅から猿ヶ京行きの関越交通バスに乗ります。
このバスは途中の湯宿温泉まで何度か乗ったことがあるのですが、そこから先は初めてです。
湯宿温泉を過ぎてからは初めてのゾーンなので、少しわくわくします。
終点でバスを降りたのですが、今回お世話になった湯元長生館はそこからはやや遠く、お店もまばらな温泉街を15分ほど歩いて行ったところにありました。
湯元長生館の建物は昭和感が漂い、あちこち古さが目立ちますが、きれいに掃除されています。(平成になってから改装されたようです)
こういう懐かしい感じ、個人的には結構好きです。
エレベーターに乗って案内された2階の部屋は10畳で広々。
冷蔵庫、洗面所、バス、トイレと一通り揃っています。
部屋でWi-Fiも利用可能でした。しかも電波が結構強め。
よく見ると、中継器が部屋にありました。
温泉とお風呂
1階に男女別の内風呂があり、屋外に男女別の「野天風呂」があります。
野天風呂は、宿の玄関脇にある長い階段を下った先にあります。
暗くなると危ないので、夜明けから20時までしか利用できないようになっています。
この野天風呂、とても広く、勢いよく温泉が注がれています。
秋の終わりの宿泊だったので、遠くには雪をかぶった山々が見えます。
上からはひらり、落ちてくる紅葉。
普段あまり露天風呂には関心のない自分ですが、この野天風呂は純粋に凄いと感じました。
ご覧になりたい方はぜひ、公式サイトへ行ってみてください。
内風呂も広いです。
まさに大浴場。泊まった日がシーズンオフだったようで、お客さんも少なくゆっくりできました。
脱衣所には足裏マッサージ機と古びたマッサージチェアがあって、湯上りもちょっと幸せ。
内風呂、野天風呂ともに源泉かけ流しで、注がれるお湯の量も多いです。
お湯の温度は少々熱めで、ほんの少し塩気が感じられる味です。
そう、ここのお湯は飲泉ができるのです。
玄関の脇に飲泉スペースがあり、汲んで持って帰るのもOKでした。
かけ流しにでき、持ち帰りもできるということで、お湯の量がきっと豊富なのでしょうね。
お食事
夕食も朝食も、お部屋でいただくことができます。
群馬県の名物、刺身こんにゃくがあり、酢味噌でいただきました。お米が地元産ということで美味しかったです。
ボリュームは多すぎるということはなく、適度な量。多すぎても困りますしね。
また、食事の前後にポットとお茶セットを交換してもらいました。
こまめにお茶セットとポットを交換してくれる宿は意外と多くないので、かえって新鮮でした。
もしかしたら、以前はどんな宿でも当たり前のように交換していたのかもしれませんが。
こちらが朝食です。
温泉で耳かき
猿ヶ京温泉はそこそこ大きなところです。
お店や宿の建物はあまり密集していないので、温泉街、という雰囲気はあまりありません。
14時頃に着いたので多くの飲食店は閉まっていましたし、酒屋さんも定休日のようで買い物はできませんでした。
チェックイン後、温泉街を散歩しようかとも思ったのですが、寒かったので宿の周辺だけを少し歩いてみるにとどめました。
温泉地は広いので、あちこち歩いたらかなり時間がかかりそうな気もします。
で、宿の近くにあった床屋さんで、耳かきができるのを発見。
床屋さんでの耳かきは未経験だったのでトライしてみました。
産毛も剃ってもらい、掃除してもらい、なかなかの極楽でございました・・・って、温泉まで来て何やってんだろう。
まとめ
この宿の一番の特長は、だだっ広い野天風呂。圧巻です。
皆さん露天風呂って、お好きでしょう?
また、個人的には昭和風な建物、雰囲気も結構好みだったのと、お食事をお部屋でいただくことができてよかったです。
宿泊料金は10,555円(消費税、入湯税別)でした。平日の1名泊、2食付きです。
朝にロビーでコーヒーをいただいてから、チェックアウトしました。
アクセス
JR上越線「後閑」駅か、上越新幹線「上毛高原」駅から猿ヶ京行き関越交通バスに乗り、終点「猿ヶ京」で下車。
そこからは宿の車で迎えに来てもらうことも可能です。歩くと15分程度かかります。
ただ、歩くなら終点の1つ前の「関所跡」バス停で降りたほうが近く、そこからは徒歩10分ほどです。
公式サイト
近くの宿の宿泊記録
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さて、今度はどこへ行こうかな。