※2020年現在「金、土、日曜のみの営業」で、かつ「素泊まりのみ」予約可能になっています。しばらくの間、とのことですが、詳細は公式サイトをご確認ください。
群馬県の湯宿(ゆじゅく)温泉には独身時代から何度もひとりで足を運んでいましたが、ここ金田屋にはひとりではなく、妻と何度か泊まってきました。
妻が金田屋の料理を気に入ったのです。夫に比べるとあまり温泉にこだわりのない妻なのですが。
子供が生まれてからも、子連れで1度泊まったことがあります。
「ひとり旅歓迎」を公式サイト上でうたっており、ひとり泊も可能です。
(2010年1月,2012年4月,2012年11月,2018年3月宿泊)
建物とお部屋
群馬県の北部にあって新潟県の県境に近い湯宿温泉は国道17号沿いにありますが、ここ金田屋も国道沿いにあります。
明治時代初期の創業という、歴史のある宿です。
建物は木造の2階建て。
急な階段を上って2階の部屋に案内されます。
お部屋も昔ながらの和室。冷蔵庫、洗面所がついています。トイレは部屋にはなく、共用でした。
部屋の位置によっては、国道17号を通り抜ける車の音がします。
国道17号はトラックのような大きな車が割と頻繁に行き来します。
大型車はこの区間の高速道路(関越自動車道)を交通規制で通行できないので、代わりに国道17号を走っているようです。
ということで、音が気になる方は、予約される際に宿に相談した方がいいかもしれません。
国道から離れているお部屋なら、車の音もさほど気にならないはず。
温泉とお風呂
1階に男女別の内風呂があります。
湯宿温泉の源泉はかなり熱いのですが、金田屋の内風呂はお湯の量を調整して、入りやすい温度にしてあるようです。
入ってみると、とろみのある感じがするお湯です。
飲泉もできます。飲むと少しだけ塩の味がしました。
お風呂の入り口には湧き水のウォーターサーバーが用意されていて、湯上りに飲むと、ちょっと幸せです。
また、他の湯宿温泉の宿と同じく、宿泊者は宿で鍵を借りて、地元の方が使う外湯(共同湯)にも入れます。外湯の温度はかなり熱め。
食事
お食事は2食ともに、1階の食事処でいただきます。
以前は座敷でしたが、数年前からテーブル席になって食事がしやすくなりました。
金田屋のお食事は、地元の野菜をふんだんに使ったヘルシーな和食「自然流菜根料理」。
肉や魚が少なめですが、野菜をたくさん取れる食事で、お腹に優しいのが嬉しいです。
地酒も何種類かあり、「利根錦」「誉国光」をいただきました。
地ビール「川場ビール」や地ワイン「奥利根ワイン」もあります。
4度目の宿泊の時は4歳の子連れだったので、子供用のお食事もつけました。
一部は大人用と同じメニューですが、お子様メニューもきちんと作ってあります。
まずはエビ、ポテト、ウインナーの天ぷら。
↓こちらも何とお子様メニュー。
ちょっと大人もつまんでみましたが、これもまた美味しかったのでした。
朝は温泉湯豆腐と、クコの実と生姜の入った温泉粥が出てきます。
食後にコーヒーをいただいて、ほっと一息。
コーヒーは1階のカウンターでも飲めますが、お部屋でいただくこともできます。
牧水庵
金田屋は歌人、若山牧水が泊まった宿ということです。
牧水が実際に泊まった部屋が、談話室「牧水庵」として残されています。4歳児と一緒に行ってみることにしました。
牧水庵は宿と繋がった蔵造りの建物です。急な階段を上った2階の部屋が牧水庵。
石油ファンヒーターが置かれていましたが、常時ついているわけではないので、最初は寒かったです。(寒い季節の宿泊でした)
静かな部屋には、牧水の著書や牧水関係の資料が残されています。
「さむいよー」「こどものほんがないねー」と4歳児が言うので、急な階段の下りに気をつけつつ、牧水庵を後にしたのでした。
個人的感想
- 創業は明治時代の歴史のある旅館。建物も雰囲気があります。
- 温泉はかけ流し。
- お食事は野菜中心の健康的な料理です。
アクセス
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。