群馬県みなかみ町(旧新治村)にある湯治場の湯宿温泉にある宿のひとつです。
ここ最近、リニューアルしたみたいですが、この記録はリニューアル前のものなので、あらかじめご了承ください。
ウェブサイトを見る限り、本当に新しくなっているようですが、リニューアル前は1泊2食つきのお値段が何と、5,500円からとなっていました。
ひとり泊の値段なので、二人以上だともっと安くなったのかもしれません。
(2006年12月,2007年12月宿泊)
建物とお部屋
湯宿温泉の奥の方にあります。最初はちょっとわかりにくい場所かも知れません。接骨院が併設されていました。
(2018年撮影。外観は当時とあまり変わっていませんでした)
部屋は1階と2階にあります。
自分が泊まった5,500円(当時)の部屋は、扉の鍵はなく、トイレ、洗面所は共用で、テレビは有料で100円玉を入れないと見られず、というものでした。
つげ義春の漫画「ゲンセンカン主人」のモデルになった宿らしいのですが、建物自体は漫画の頃から改築されたのでしょう、その面影はこの時点でありませんでした。
6,500円の部屋も別途あるらしく、そちらはドアに鍵がかかるようだったのですが、全面リニューアルされた今となっては分かりません。
2度とも冬の宿泊だったので、窓の外は雪景色でした。
温泉とお風呂
お風呂は1階にあります。混浴の内風呂と女性用の内風呂でした。片方が混浴なのは、介添えが必要な人が入浴することを考えて、みたいですね。
ご年配のご夫婦がおひとりだけでは入れないので、という場合に混浴のお風呂に入ることもあるのでしょう。
自分は湯宿温泉のお湯の中ではここのお湯が一番好きです。
というのは、ここのお湯は、熱い窪湯源泉(たいていの旅館、外湯で入れる共同の源泉)と、ぬるい自家源泉とをブレンドしてかけ流しており、適温で入れるのです。
ちなみに大滝屋さんは、道路を挟んだ反対側にあるうどん屋「五郎兵衛やかた」も経営しています。
大滝屋さんで宿泊しなくても、「五郎兵衛やかた」で食事をすると大滝屋さんのお風呂の無料券がもらえました。
お食事
お食事は2食とも部屋でいただきました。
テレビが100円玉を入れないとつかないタイプだったのでほとんどテレビは見なかったのですが、静かな部屋で食事が来るのをボーッと待っていると、食事を運んできた仲居さんに怪訝そうな顔をされたのを覚えています。
うつろな顔をしていたようです。自分が。
夕食後に仲居さんがペットボトルに源泉を入れて持ってきてくれました。湯たんぽ代わりに使ってください、とのこと。抱えて眠ると、一晩中暖かかったです。
今は宿がリニューアルされたので、随分と雰囲気も変わっているのでしょうね。