※2023年12月現在、素泊まりのみで営業しているようです。このページは2015年の宿泊記録になります。
水上温泉の「天野屋旅館」は、前からじゃらんnetでチェックしていました。
その古そうな感じ、お得なお値段、良さそうな泉質、お部屋での食事と、好条件がそろっていたので気になっていた宿でした。
長らく気にしているうちに休前日のひとり泊料金が上がってしまったので、しばらく候補から外れていたのですが、夏休みの平日を選んで行ってきました。
(2015年7月宿泊)
建物とお部屋
JR水上駅から温泉街を10分そこそこ歩いた路地裏、蕎麦屋の奥にさりげなく建っていました。
看板には「天野屋ホテル」とありましたが、ホテル、という雰囲気はありません。
建物は古くて雰囲気があり、ネットのクチコミでよく「田舎のおばあちゃん家のような」と書かれていますが、まさにそんなところです。
ただ、古いからといっても掃除はきれいにされていましたし、トイレ(共用)もウォシュレットでした。
温泉とお風呂
お風呂は1階に男女別の内風呂があります。
2,3人で一杯になりそうな小さい湯船だったので、他の人が入っていないタイミングを見て入り、貸切状態を満喫しました。
無色透明の、さっぱりする温泉でした。
ネットのクチコミでは、ぬるい、というコメントもあったのですが、猛暑の季節だったせいか、やや熱めに感じました。
食事
食事は夕食、朝食ともにお部屋でいただきました。素朴な和食を美味しくいただきました。
夕食
ご高齢のおじいさんが、1つ1つの器をゆっくり並べてくださいました。
お部屋食の場合、料理が冷めてしまっていることも多いのですが、温かい料理が温かいまま出てきたのが、個人的に嬉しかったです。
近くにショットバーを見つけたので、食後にふらっと2次会をしてきました。
朝食
こちらは朝食です。
個人的感想
ひとりでも特に気にせず泊まれます。
ただ、ひとり泊の場合、2食付のお値段が休前日になると平日と比べてかなり上がってしまうので、休前日に泊まるのは割高感があります。
それでも、朝食のみのプランにすればそこまで値上がりしないようです。
なので、もし今後休前日に泊まるなら、朝食のみのプランにして温泉街で夕食を食べるのもいいかなと思っています。
アラフォーの自分からすれば親世代以上の世代の方なので、お布団や食事の準備等していただくのが、ちょっと申し訳なく思ったりもしましたが。。。
お部屋食で、かけ流しの温泉にゆっくり入れて、古びた雰囲気も好みです。
水上温泉は大きなホテルばかりかと思っていたら、この天野屋旅館のような小さな宿もあるのですね。
その後(2023年追記)
いつしか予約サイトで調べても出てこなくなり、Googleで検索してみたら、残念ながら休業されていた模様。
いつからかは分かりませんが、楽天トラベルのクチコミが2020年の8月が最後になっているので、それ以降に休業されていたと思われます。
2022年に水上温泉に行った際に、お休みされているのを確認しました。
Twitterで見たところ、2023年に日帰り入浴の営業を再開し、その後、素泊まりのみで宿泊も再開されたようです。
「天野屋」の屋号は、占い師に見てもらって「大きくならないけど絶対に潰れない」ということで決めたと・・・古い本で読みました。
絶対に潰れない、まさにそうだったようですね。
アクセス
JR上越線「水上」駅から徒歩15分。
または上越新幹線「上毛高原」駅から水上温泉行き関越交通バスに乗り「水上温泉」バス停下車、徒歩2分です。
以下の写真はバスの待合所ですが、どうやら取り壊されるようです。