温泉好きのお湯

ひとりふらり、静かな温泉旅のブログです。主な行き先は北関東・甲信越。今度はどこへ行こうかな。

高速バス「千曲線(小諸線・上田線)」に乗って、長野県東部の温泉へ。

長野県の温泉によく行く自分ですが、その中でも東信地方(上田市近辺)にある温泉に行くことが一番多いです。

上田に行くには北陸新幹線が一番便利な交通手段ですが、時間があっても予算がない、というときに財布に優しいのは、そう、高速バス。

首都圏と上田との間にも高速バスが走っています。今回は、そんな高速バス「千曲線(ちくません)」をご紹介します。

 

高速バス「千曲線」の概要

高速バス「千曲線」は、東京都内と群馬県西部、長野県東部を結んでいます。

運行会社は、西武グループの「西武観光バス」と、長野県のバス会社「千曲バス」の2社で共同運行しています。

千曲線、と呼ばれていますが、全てのバスの行き先が同じわけではなく、大きく分けて4パターンの種類があります。

  1. 軽井沢エリアに向かう「軽井沢線」。
  2. 佐久市に向かう「佐久線」。
  3. 小諸が終点、もしくは小諸経由で上田に向かう「小諸線」。
  4. 上田市にまっすぐ向かう「上田線」。

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出典: https://www.seibubus.co.jp/kousoku/line/line_chikuma.html

ここでは、都内から上田市に向かう3の「小諸線」と4の「上田線」とを紹介していきます。

小諸線・上田線ともに目的地は、長野県上田市。

全てのバスが停車する上田駅からは、電車やバスを乗り継いで近隣の温泉地へ向かうことができます。

丸子温泉郷(鹿教湯温泉、霊泉寺温泉)へは千曲バスで。

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上田市のお隣、千曲市にある戸倉上山田温泉へは、しなの鉄道線で。

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田沢温泉・沓掛温泉のある青木村へは、鹿教湯温泉と同じく千曲バスで。

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「信州の鎌倉」別所温泉へは、上田線の一部のバスが直接向かいます。 乗ったバスが別所温泉行きではなかった場合は、上田電鉄別所線で向かうことになります(後述)。 

 

所要時間・運賃・本数

所要時間

都内の池袋から、小諸・上田方面の主なバス停への所要時間は以下の通りです。

  • 小諸駅前まで:約3時間 ※小諸線のみ
  • 上田駅前まで:約3時間20分(上田線)~3時間40分(小諸線)
  • 別所温泉まで:約4時間 ※上田線のみ

上田駅前までの所要時間は、小諸線の方がやや長くなっています。小諸線の方が、一般道路を走る区間が長いためです。

また、夜の便の一部は新宿にあるバスターミナル「バスタ新宿」を出て池袋を経由して、上田方面に向かいます。

運賃

かつては回数券や往復割引などがありましたが今はもうなく、シンプルな価格設定になっています。

都内からの運賃は、

  • 小諸駅前まで:2,700円
  • 上田駅前まで:3,600円
  • 別所温泉まで:3,800円

となっています。

2019年11月現在、割引は「事前購入割引」のみで、バスに乗る前の日に予約して支払うと、上記の値段から500円安くなります。

ちなみに、インターネット予約は以下のサイトで可能になっています。

  • 楽天トラベル
  • じゃらんnet
  • 発車オ~ライネット

楽天やじゃらんの予約であれば、それぞれポイントが貯まってお得ですね。

ネット予約したら、自宅のプリンターで乗車券を印刷することも可能です。

もちろん、コンビニで乗車券を発行したり、池袋のチケットカウンターで乗車券を買うこともできます。

バスの予約はこちらからもできます。

本数

続いて、主な区間の本数です。

  • 池袋駅東口~小諸駅前:1日3往復
  • 池袋駅東口~上田駅前:1日9往復
  • 池袋駅東口~別所温泉:1日2往復

別所温泉までは2往復のみですが、上田駅から別所温泉までは「上田電鉄別所線」の電車が走っているので、上田駅で電車に乗り換えて向かう、ということもできますね。

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ダイヤの特徴として、お昼の時間帯に出発するバスが設定されていない、ということがあります。

なので、午前中に出発してお昼に到着する、あるいは午後に出て夕方から夜に到着、という感じの移動になります。

 

千曲線(小諸線・上田線)に乗ってみた

ということで、池袋からバスに乗ってみることにしましょう。

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池袋駅東口~川越的場

小諸線・上田線ともに、東京の池袋駅東口にある高速バス乗り場から出発です。

(2019年現在、上田線の最終便のみ、新宿のバスターミナル「バスタ新宿」から発車して、池袋駅東口にやってきます。)

池袋駅東口のバス停はバスタ新宿に比べてこじんまりしていますが、チケットカウンターと待合室はちゃんとあります。

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さて、バス乗り場にやってきた千曲線の高速バス。バスの運転手さんとバス停の係員さんとで、お客さんの乗り遅れ等がないか念入りに確認してから出発です。

池袋を出たバスは都内を走り、山手線の線路をくぐって、西武線の下落合駅、練馬駅に止まって、お客さんを乗せていきます。練馬駅で乗る人が結構多い気がします。

練馬駅を出て、練馬インターから関越自動車道に入りますが、高速道路までの道のりが少々長いなと感じます。

関越自動車道に入ったバスは、少しずつスピードを上げていきます。高速道路上に「川越的場」というバス停があり、たまにここから乗ってくる人も。

川越的場~上里サービスエリア

スピードを上げて走っていたバスは埼玉県内に入ってしばらくすると、特に週末は渋滞に遭ってスピードダウン。

個人的な目安ですが、平日はあまり渋滞の心配がないものの、経験上、週末であれば1時間程度、連休であれば2時間程度ロスすることが多い気がします。

最近は、高速道路会社の渋滞予測が参考になります。結構精度が高いので、事前に確認しておくと、どれくらい渋滞で遅れそうか、心の準備ができます。

www.drivetraffic.jp

そのあたりを計算して、渋滞での時間のロスを踏まえて、高速バスを降りた後のスケジュールを組むと良いでしょうね。

もちろん、突発的な事故で渋滞することもあるので、そうなったら1時間や2時間程度の遅延ではすまないこともあります・・・そうなったら、諦めるしかないですね。

さて、バスは渋滞を抜けて、休憩ポイントの「上里サービスエリア」で休憩を取ります。

上里サービスエリアは埼玉県にあるのですが、お土産のラインナップが凄い。関東甲信越全域のお土産が集まっています。

ここは何県なんだろう、と思ってしまうほど多彩です。

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上里サービスエリア~富岡・下仁田

上里サービスエリアでの休憩を終えて高速道路に戻り、川を渡ると群馬県に入ります。

群馬県内を北上し、藤岡ジャンクションを右に曲がり、続いて上信越自動車道へ。ここから信州に向かって、ゆるやかに坂を登っていきます。

次のバス停は富岡。バス停は上信越自動車道の富岡インターでいったん高速道路を出て、インターの近くにあります。

富岡でお客さんを降ろすと、バスはまた富岡インターから高速道路に戻っていきます。

なお、富岡で降りる人がいなかった場合、バスは富岡インターで高速道路を降りずに、そのまま高速道路を走っていきます。

次の下仁田インターでも、一部の便が富岡と同じことをやります。

下仁田で降りる人がいた場合、バスは高速道路をいったん降りて少し離れたバス停に寄ってから高速道路に戻るわけです。

以前はその次の松井田妙義インターでも同じことをしていたのですが、現在は松井田のバス停はありません。 

富岡・下仁田~佐久インター南

やがてバスはぐんぐん坂を登って碓氷峠へ。カーブとトンネルが急に増えてきます。寒い季節だと、ここで急に雪景色に変わることも。

バスがスピードを出していたり、車線変更を何度もするようだと、少し揺れたりする区間です。

軽井沢を過ぎ、バスは佐久インターで高速道路を降りて脇道に入って「佐久インター南」バス停へ。ここで降りる人が割と多い気がします。

以前は佐久インターを出てすぐのところにバス停があったのですが、今は少し離れた場所にあります。

ここから先、小諸線と上田線とで経路が変わります。

佐久インター南~小諸駅~上田駅(小諸線)

まず、小諸線から紹介していきます。

佐久インターで高速道路を降りたバスは、その後佐久平駅と小諸駅に寄ってからひたすら一般道路(国道18号線)を進んでいきます。

しなの鉄道線の線路が寄り添ってくると、ようやく上田市に入ってきて、上田駅のロータリーへ。ここで多くのお客さんが降ります。ご乗車お疲れさまでした。

バスは上田駅のもう少し先、千曲バスの営業所がある「上田営業所」が終点です。

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佐久インター南~上田駅~別所温泉(上田線)

続いて、上田線のご紹介です。先ほどの、佐久インター南バス停に戻りましょう。

上田線のバスは先ほど出てきた佐久インターから高速道路に戻り、標高の高い場所を走り抜けます。

右手に浅間山、ついで四阿山が見え、左手には平地が広がるので、なかなか気持ちのいい車窓です。

バスは高速道路上にある小諸高原バス停、サービスエリアの脇にある東部湯の丸バス停に止まり、少しずつお客さんを降ろしていきます。

上田菅平インターで高速道路を出たバスは、インターの近くにある住吉バス停でお客さんを降ろし、上田市街へと降りていきます。

このあたりの道は狭いところもあり、上田市の中心に近づいてくると少し道路が混雑していることが多いので、最後で少し遅れることも。

そんなこんなでゆっくりと、上田駅に到着。長らくのご乗車、おつかれさまでした。

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上田線のバスの終点は、ほとんどが小諸線と同じく「上田営業所」になります。

一部の上田線のバスが、その先も上田市内を南下して「信州の鎌倉」こと別所温泉まで向かいます。

別所温泉のバス停は、上田電鉄別所線の別所温泉駅よりもう少し温泉街に近いところにあります。ご乗車お疲れさまでした。

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北陸新幹線との使い分け 

そんな上田線・小諸線のライバルは、北陸新幹線でしょうか。

高速バスの停車する佐久平駅、上田駅には新幹線「あさま」と、一部の「はくたか」が停車します。

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ライバルと言いながらも、新幹線と高速バスでは棲み分けができている気がします。

というのも、値段の差と、所要時間の差が大きいので、

  • 安く行きたい人は高速バスを利用すればよい。(高速バスは新幹線の約半額)
  • 早く行きたい人は新幹線を利用すればよい。(高速バスは新幹線の倍かかる)

という風に、使い分けすればいいのですね。

新幹線のメリット

早い、以外の新幹線の大きなメリットは、本数が多いこと。

上田線・小諸線は昼下がりに出発する便がなく、出発時刻は午前中と夕方以降に偏っていますが、逆に新幹線は朝から夜まで頻繁に走っているので利用しやすいのです。

特に上田線・小諸線は池袋駅行きの便の発車時刻が午前中に偏っているので、意外と利用しづらく。

また、高速バスはスムーズにいっても新幹線の倍の時間がかかりますが、さらにどうしても高速道路の渋滞で遅れてしまいます。

東信地方の温泉旅に行く場合は、高速バスの終点の上田駅から他のバスや電車に乗り換えるので、渋滞で遅れると乗り継ぎに失敗するリスクがあります。

余裕を持って、上田で昼食時間を長く取ったりするようにスケジューリングしておく必要があるでしょうね。

また、乗り心地はもちろん、新幹線のほうが上回ります。特に北陸新幹線のE7系・W7系車両は、座席がゆったり。快適です。

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となると、何だか新幹線のほうが良いような気もしますが、交通費を節約してでも旅に出たいときは、高速バス利用になるのです。

自分の場合、帰りのバスが時間が合わないことが多いので、行きのみを朝の高速バスにして上田でお昼を食べてから温泉に向かう感じですね。

帰りはいい時間に上田駅を出る高速バスがないので、基本的には新幹線を利用しています。

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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