静かな温泉旅のブログの管理人は「お決まりの温泉旅コース」が結構好き。
そんな、お決まり温泉旅コースの1つが、長野県は上田に出て「鹿教湯温泉」(かけゆおんせん)に泊まる、というもの。
2016年と2017年の両方の夏も、鹿教湯温泉への1泊旅をしてきました。今回はちょっと強引に、2つの温泉旅をまとめてみます。
旅の計画
8月の平日に夏休みを取って、普段から静かな鹿教湯温泉でもっと静かに過ごそう、という計画です。
- 上田で買い物、少し観光して、
- 鹿教湯温泉でのんびり過ごして、
- 松本に抜けて帰る。
うん、我ながらシンプルだ。
1日目(東京→上田→鹿教湯温泉)
鹿教湯温泉へは、北陸新幹線の上田駅から行くのがスタンダードなルートになります。
また上田へ2016
2016年に行ったときは、朝の早い時間の新幹線で午前中に上田入り。
ちょうど駅の手前に上田ガスの丸くて大きなタンクがあるのですが、それを新幹線の窓から見下ろすといつも、また上田に来れて良かった、と思うのです。
駅わきの駐輪場で無料の自転車を借りました。電動自転車も数台あるらしいのですが、この時は全て貸出中でした。無念。でも文句は言えません。無料ですし。
まずは千曲川のほとりまで自転車を走らせます。ローカル線の赤い鉄橋を眺めながら、意味もなく千曲川の反対側に渡って戻ってみたり、河川敷で休憩したり。
その次に上田城を目指してみました。上田と言えば上田城。そう、上田は真田氏ゆかりの城下町です。
上田駅から上田城までは少しだけ距離があるのですが、自転車で向かえば幾分楽でした。それでも暑い日だったのですが。
そして、ちょうど2016年は、大河ドラマ「真田丸」の年。上田城は、真田幸村の父、真田昌幸が徳川軍を2度も撃退した城なのです。
大河ドラマ中ということで、イベントや特別展示をやっていて、観光客が結構いました。静かな上田城も知っているので、賑わいぶりに少々びっくり。
あまり人の多いところは好きではないので、イベント会場を横目に、お堀沿いを歩いていきます。お城の裏手は暑いながらも静かで、散歩にはもってこい。
お城の脇に「真田神社」がありました。ここで御朱印をいただきます。真田神社は、やはり人が結構いました。
上田駅に戻って自転車を返して、お昼にしたいと思います。お蕎麦でもいただこうと思い、駅の観光案内所で、そば屋さんの地図をもらいました。
が、平日だったのと、まだ11時になったばかりで、多くのお店がお休みだったり、開店前だったり。で、有名だという「刀屋」さんが営業していたので、ここに決めました。
さすがの有名店、平日ですが並んでいます。暑い中、簾の裏で待ちます。それでもそば屋は回転が早いので、さほど待たずに入れました。
中でいただく、太麺でボリュームのあるお蕎麦。少なめにしておいて正解だったのでした。
時計を見ると、鹿教湯温泉行きのバスの出発時間までまだ時間があります。それなら、駅前のお店で馬刺しと、昼から1杯、とやったのでした、昼から・・・。
また上田へ2017
さて、時間軸を1年先に進めます。
2017年に鹿教湯温泉に行ったときは、お昼すぎに上田に着きました。
2016年の時とは逆に、ランチタイムの終わりの時間帯。多くのお店がランチ営業を終えていて、駅の隣のビルの地下へ行って、かろうじて開けていた居酒屋へ。
日本酒とおつまみで、昼酒をします。常連さんっぽいお客さんと珍しく話しつつ、ああ、また昼から飲んでしまった。
「観光客から見て、上田の良いところって何?」と聞かれ「首都圏から近くて、いい温泉が多いところですね」なんて答えたのでした。
鹿教湯温泉へ
さて、2016年も2017年も、そんなこんなのほろ酔いで千曲バスに乗り、鹿教湯温泉へと向かいます。
ちょっと飲んでしまったので少々眠く、バスの中でもうつらうつら。すぐに鹿教湯温泉へ着いた感じがします。
鹿教湯温泉へは過去に何度も来ているのと、少々雨が降り出してきたので、温泉街を歩くのは今回はまあいいかな、と思い、早々にチェックインしたのでした。
2016年は「こくや旅館」に宿泊。雨がさらに強まってきたので、雨降りの里山を眺めながら、宿の中で過ごしました。
2017年は「斉北荘」に宿泊。 ひと眠りして温泉に入り、夕食をいただきます。
宿での夕食後、ネットで見て行ってみたかった居酒屋「わんだーれ」に行ってみました。
焼き鳥と信州ワイン、幸せな組み合わせです!
2日目(鹿教湯温泉→松本)
路線バスで松本へ
少々飲み過ぎた感もある、今回の温泉旅。宿の朝食をいただき、チェックアウトは早めにしました。雨はやんでいたので、温泉街を少しだけ散歩。
川を渡って薬師堂を見て、ぐるっと回ってバス停に戻ります。
この時は上田に戻らず、松本に行くバスに乗りました。
鹿教湯温泉へ行くときは、上田から入るのがスタンダードと書きましたが、鹿教湯温泉から西へトンネルを抜け、松本までバスで抜けることも可能なのです。
バスの本数は上田から行くルートと比べてかなり少ないのですが、2回とも松本に出たのでした。2016年と2017年で、乗ったバスが違います。
- 2016年は、平日のみ運行の「アルピコ交通バス」に乗りました。いわゆる、普通の路線バス。
- 2017年は、土曜だったので土日限定の「千曲バス」に乗りました。こちらはちょっと高級感のある、観光バスのようなバスでした。
2度のバス旅の共通点は、バスが空いていたこと。。。本数も以前より減っているので、今後も走ってくれるか心配ではあります。
バスはトンネルを抜けて長い下り坂を経て、松本市内へ。市内は車が多くて、ちょっと渋滞します。少しだけ遅れて、松本バスターミナルへ着いたのでした。
自転車と御朱印と
2017年のときは早く帰る必要があったので、お土産を買ってすぐに特急あずさに乗ったのですが、2016年のときは上田の時と同じく自転車を借りました。
松本のまちを自転車でスイスイ 公共レンタサイクル「すいすいタウン」 松本市ホームページ
宿のお食事がボリューム豊富で満腹だったので、ここで自転車を走らせつつお腹を空かせて松本でお昼、という作戦です。
松本でも、市内の数か所で無料で自転車を借りることができます。この時は駅から少し歩いた先の公民館で自転車を借りたのでした。
少々おんぼろな自転車ですが、無料なので文句は言えません。
きしむ自転車を走らせながら、川を渡って繩手通り脇の「四柱神社」で御朱印をいただきます。この年は結構、御朱印ブームだったのでした。
https://www.go.tvm.ne.jp/~yohasira/
川沿いの道を抜けて途中で橋を渡ってまっすぐ走り、大通りを横切って、NHKの裏手の「深志神社」へもお参り。深志神社へは再訪です。
そうして熱い中結構自転車であちこち行って、自転車を返します。
結構自転車をこいだつもりだったのですが、まだお腹は減って来ません、やむなく松本でのお昼はパスして、特急あずさに乗ったのでした。
今回の旅のまとめ
今思えば、2度とも結構アルコール多めの旅ではありました・・・
- 鹿教湯温泉へのアクセスは、基本的には上田駅からバスになるのですが、松本からもバスが出ています。但し、バスの本数や運行日にご注意。
- 長野県も地酒が豊富で、上田近辺にも複数の酒蔵があって、飲食店でいろいろな地酒を楽しめます。酒屋さん等で買うもよし。
- 鹿教湯温泉の温泉街にはコンビニもありますし、居酒屋さんもあります。素泊まりでも困らないかと。
- 上田、松本ともに歴史のある城下町ですが、町を見て回るには無料のレンタサイクルが便利です。
さて、今度はどこへ行こうかな。