温泉の中でも横綱級にメジャーな草津温泉。
自分も草津温泉へは4回行っています。内訳は宿泊が3回、日帰りが1回。
そう、草津温泉は首都圏からはなかなかに遠いのですが、1度だけ日帰りしたことがあるのです。もう何年も前のこと。
きっかけは、
このページを書く時「何でわざわざ遠い草津温泉に日帰りしたんだろう、何で草津温泉を選んだんだろう?」というのを思い出そうとして、なかなか思い出せませんでした。
それだけ昔のことだったのと、日帰り草津温泉旅をやった頃の自分が、働き過ぎが災いして心身ともに体調を崩していて、それもあって記憶があいまいなのかもしれません。
きっと、ただ遠くに行きたかったのだろうな、ということにして書き進めます。書いているうちに思い出すかな?
バスに乗って、
6月のことです。代々木駅から、草津温泉行きの高速バス「上州湯めぐり号」に乗りました。当時はまだ「バスタ新宿」はなく、代々木駅の近くにバス乗り場があり。
「上州湯めぐり号」に乗りさえすれば、高速バスがまっすぐ草津温泉まで連れて行ってくれます。
平日の出発だったので、バスはほぼ時間通りに草津温泉バスターミナルに着いたようです。バスターミナルの1階に食堂がありまして、舞茸天丼をいただきました。
以前草津温泉に行ったときに入って、大きくて美味しい舞茸天ぷらを食べた記憶があったのでした。今も覚えているくらいです。
たぶん、このお店だったはずです。
次に、路線バスに乗って「白根火山」へ向かいました。
降り立つと肌寒い。かなり標高が高いところだからでしょう。少し歩けば、有名な「湯釜」が見られたのですが、寒いので断念。
周囲をふらふらして、レストハウスに入ります。ここで草津白根山のバッチを購入し、路線バスで草津温泉に戻ったのでした。
寒い体を温めようと、町中にある共同浴場に2か所入り、それで十分満足し、予定を切り上げて帰ることに。
帰りも高速バスの乗車券を買っていたのですが、それを払い戻して、1本早いバスの乗車券を買い直しました。
定価だったので予想外に高かったのを覚えています。そういう、お値段の高い安いは我ながらしっかり覚えている・・・
そうして夕方のバスに乗っていると、空は段々と暗くなっていきました。
その後、
日帰り草津温泉旅から戻ってしばらくして、7月に勤務先の会社で異動になりました。
実際のところ、異動前の部署で戦力外通告を受けて、異動後の部署に拾ってもらった、という感じの異動だったと思います。
結果的にはこの異動で、失ったものを取り戻せたり、新しいものを得ることができたりと、自分の中ではかなり大きな転機になりました。
もしこの異動がなかったら、今はその会社で働いていなかったかも知れません。異動するまで数年在籍していましたが、少なくとも自分には合わない環境だったようで。
以前は、当時を思い出すと気持ち的にしんどかったのですが、今は年数がかなり経過したからか、忘れていることも多く、そこまで痛みはありませんでした。
忘れてしまう前に、
そう、何年も前の話です。
あまりいい思い出ではないので忘れたいのか、記憶力の問題なのか、この時期のこと、そして今回書いた日帰り草津温泉旅の記憶もどんどん薄れていきます。
それでも7月になると、あの異動から何周年だな、というのは思い出します。
そこで、記憶がかろうじて残っているうちに、日帰り草津温泉旅のことも書き残しておこうと思って書いてみました。
少なくとも、静かな温泉旅のブログという、書き残しておける場を自分が持っていたことが幸いでした。
・・・とあれこれ書いていたら、今さらながら思い出しました。そう、わざわざ日帰りで草津温泉を目指したきっかけを。
草津白根山の「山バッチ」が欲しくなったのです。
当時は登山をしていて、登った山で「山バッチ」を見たらいつも買って帰るようにしていました。
草津白根山は、この日帰り草津温泉旅をする数年前に歩いたことがあったのですが、買うのを忘れて帰っていたので、気になっていたみたいです。
何かそういう、収集癖みたいなものがあります。
ちょっとくだらないきっかけだな、と思い出して自分に少々呆れました・・・まあ、思い出せて良かったとしよう。
(なお、最後に補足。2018年6月現在「白根火山」へのバスは運休中で、湯釜の見学もできなくなっています。)
さて、今度はどこへ行こうかな。