温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

9月某日温泉旅 越後湯沢経由で群馬県・老神温泉へ('16)

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9月は雨の多い月で、9月の温泉旅も雨に降られていることが結構多い気がします。

2016年の9月に出かけた時も、雨でした。

この時はちょっと変則的なひとり温泉旅でして、純粋なひとり温泉旅、というものではありませんでした。

  1. 最初は子供と出発。(2人)
  2. 旅先で妻と合流。(2人→3人)
  3. 途中で別れて温泉へ。(3人→1人)
  4. 次の日に友人2名と合流。(1人→3人)
  5. 現地解散、ひとりで帰宅。(3人→1人)

そんな風にちょっとややこしめなのですが(なので今まで書いてこなかったのですが)、ややこしくならないように気をつけつつ書いてみます。 

旅の計画

時期は9月の連休だったのですが、妻が群馬県で用事があったのと、その翌日に自分が群馬県で友人と会う約束になっていたので、それらを組み合わせてみた次第です。

先に妻が出かけたので、その後、子供(当時3歳)とふたり、新幹線で追いかける形になりました。(当時は下の子供はまだ生まれておらず、3人家族でした。)

せっかく群馬県まで行くのだから、家族で少し足を伸ばしてお隣の新潟県、越後湯沢で美味しいものを食べようということに。

自分が友人と群馬県で会うのはその次の日だったので、妻と子供は途中で帰り、自分だけ群馬県の温泉宿に1泊して、翌日は友人と合流、という段取りでした。

1日目(東京→越後湯沢→上毛高原→老神温泉)

3歳児と新幹線(2人)

当時3歳の子供と2人で新幹線に乗る、というのは初めてのことでした。2人でちょっと遠くの動物園や水族館に出かける、というのはそれまでもあったのですが。

さいわい、未就学児は新幹線の自由席には無料で乗せてもらえるので、いつもなら指定席をしっかり取る自分も、今回は自由席で行くことにします。

ちょっと緊張しつつ、お昼前に子供と出陣。

いくつかの電車を乗り継いで着いた、連休中の人でごったがえす東京駅。手を離しちゃだめだよとか言いつつ、新幹線ホームへと上がっていきました。

乗ったのは、2階建て新幹線「Maxたにがわ」の1階にある自由席です。

この新幹線は8両の「Maxとき」と、同じく8両の「Maxたにがわ」が繋がった、16両の大編成。一応、最初からこの新幹線に乗ろうと考えていました。

  • 16両編成の列車なので座席も多く、自由席も比較的空いていそう
  • 途中の越後湯沢駅止まりの「Maxたにがわ」のほうがより空いていそう
  • 2階(3列席+3列席 ■■■ ■■■)より1階(3列席+2列席 ■■■ ■■)のほうが席が広そう

という作戦だったのです。

www.onsen-oh-yu.com

さて、新幹線に子供と乗るときは、いわゆる「シンカンセンスゴイカタイアイス」を買ってあげるのですが「たにがわ」には車内販売がなく、購入できず。

車内販売のアイスクリームは固く凍っているので、子供にあげると時間をかけてアイスに集中してくれるので、新幹線の長距離移動のお役立ちアイテムだったのです。

あれから数年経った2019年。車内販売がある列車はさらに減り「シンカンセンスゴイカタイアイス」はさらにレアな存在になりつつありますが・・・。

アイスなしでしたが、越後湯沢までは1時間そこそこで着いてしまうので、子連れで困るようなことは幸いありませんでした。

越後湯沢(2人→3人)

そんな風に越後湯沢で降ります。まずは駅ナカにあるカフェでひと息。ここは子供を遊ばせられるスペースもあって、子連れで立ち寄りやすい場所です。

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nmaya.net

1時間そこそこ、といっても子供には長旅で、ちょっと疲れていたようでした。ソフトクリームを黙々と食べていたところで、妻と合流、ここから3人に。

まずは温泉に入ろうということで、駅の観光案内所で、近くにある温泉宿の中から今すぐ入りに行けるところを調べてもらいました。

きちんと電話で宿に確認してもらい。西口から歩いてすぐの大きなホテルへ。

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www.oyadoinamoto.jp

普段はこういう大きな温泉ホテルには縁がないのですが、大きいホテルの大浴場、というのもいいものです。温度の異なる2つのお風呂がありました。

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ひと風呂浴びて、脇の休憩室で少しゆっくりしてから、駅に戻って、ちょっと遅めのお昼をいただきます。

先ほどのカフェと同じ系列のレストラン「ムランゴッツォカフェ」に入りました。

murangozzo.com

さいわいキッズメニューがあったので、お子様ランチを食べるようになった子供には、キッズハンバーグプレートを注文。本格的なハンバーグでした。

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大人は「わらじピザ」を注文。わらじの形をした小ぶりのピザ。

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やっぱり子供は疲れていたようで、食後に寝てしまいました。大人のお出かけに付き合ってくれて、ありがとう。

老神温泉へ(3人→1人)

そんな風に駅近辺で過ごして、帰りのMaxたにがわに乗りました。帰りもまた、自由席。今度は2階に上がり、3人掛けの席に3人で並んで座ります。

上越新幹線はすぐ長いトンネルに入り、抜けた先が、お隣の上毛高原駅。自分だけここで降ろしてもらいました。

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バスが来るまで、割と何もない上毛高原駅で静かに待ちます。外は雨。

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何気なく入った改札わきの駅のコンビニ「NEWDAYS」で、群馬名物「登利平の上州御用鳥めし」を発見したので、迷わず買っておきました。

www.onsen-oh-yu.com

老神温泉も、営業しているお店が少ないところなので、上毛高原駅でお弁当を買っておけたのはラッキーだったかもしれません。

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バスがやってきました。何度かこのブログでも書いてますが、老神温泉方面に行くバスは、温泉街に寄る便と寄らない便とがあり、今回のバスは寄らない方でした。

www.onsen-oh-yu.com

そこで宿に電話して、温泉街に近い「下街道」バス停まで、宿の車に迎えに来てもらいました。バス停前のコンビニで待っていると、宿の軽自動車がやってきました。

車の中で宿のご主人の話を聞きます。9月の連休中なので、登山の前後に泊まるというお客さんで結構にぎわっているようです。

車を降りて、チェックイン。素泊まりなので宿泊料は前払いです。

www.onsen-oh-yu.com

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天気も雨なので、部屋に入ってからは、のんびりと。

2日目(老神温泉→沼田→上毛高原→東京)

沼田市街へ(1人→3人)

次の日もあいにくの天気。チェックアウトして、温泉街の中にあるバス停から、沼田駅行きのバスに乗ります。

この日は友人と待ち合わせをしているのですが、待ち合わせ場所は老神温泉と沼田市街との間にある「道の駅白沢」にしていました。

www.boukyou.com

雨はかなり激しくなっているよう。途中のバス停で降りる人もおらず、自然とバスもスピードが上がっていきます。

そんな中、道の駅の最寄りのバス停で降りるべく、ボタンを押しました。運転手さんもこんなところで降りる人がいると思っていなかったのか、バスは急停車。

そして大雨の中道の駅へ行くと、まだ朝なので、日帰り温泉もレストランも開店前。

朝食がまだだったので、道の駅の売店に続々と運び込まれてきたお惣菜をいただきました。

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しばらくして車でやってきた友人と合流し、沼田市街にある商業施設の跡地(当時)へ。お目当ては「上州沼田真田丸展」です。

そう、この年(2016年)のNHK大河ドラマは「真田丸」でした。

戦国武将「真田信繁(幸村)」が主人公だったのですが、ここ沼田には、幸村の兄「真田信之(信幸)」が支配していた沼田城があり、真田家ゆかりの土地なわけです。

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沼田での真田丸展だったので、幸村というより、その兄の信之、ではなく、信之の奥さん「小松姫」に関する展示が多めだった記憶です。

小松姫は関ヶ原の戦いの直前、自ら武装して沼田城を守ったそうです。ドラマでは吉田羊さんが演じていました。

展示を見てから、坂を下ってJR沼田駅の近くのそば屋でお昼にしました。

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www.numata-cci.or.jp

食後、途中の「榛名神社」にお参りしてから、沼田公園(城跡)へと上がっていきました。榛名山に近い、高崎市の「榛名神社」の系列の神社なのだろうと思われます。

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harunanomori.org

沼田公園には、旧沼田城の石垣が残っています。大河ドラマを見て見に来る観光客が多かったのでしょうか、あいにくの天気ながら結構にぎわっていました。

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信之と小松姫夫妻もいました。

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また老神温泉へ、そして帰宅(3人→1人)

最後は温泉に入ろうということになり、今度は友人の車でまた老神温泉へと戻ってきました。日帰り入浴と、その後に食事をするので「ぎょうさの満洲 東明館」へ。

http://www.mansyu.co.jp/oigami%202/oigami2.html

昨日泊まった宿と同じ老神温泉ですが、源泉が違うのでしょうか、硫黄泉の香りがするちょっとにごった、ぬるめのお湯でした。

露天風呂が気持ちよかったものの、雨が降ってきて露天は長くいられず。

お風呂上りに、宿の中にある「ぎょうざの満洲」で餃子をいただきます。

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最後はまた、友人車で上毛高原駅まで送ってもらい、現地解散となりました。

今回の旅のまとめ

前半は家族と新潟県の越後湯沢。途中にひとりで温泉に泊まり、後半は友人と群馬県の沼田市を観光・・・という、変化の大きな旅になりました。

基本的にはひとりでふらふら、が好きですが、やっぱり食事は家族や友人と一緒の方が楽しいです。

ちょっと子供には強行軍だったと思いますが、この翌年の春、越後湯沢で子供のスキーデビューをしたので、その下見だったということにします、勝手に。

また、自分のひとり温泉旅は電車とバスを活用するのですが、マイカーがあるとあちこち行けるので、やはり便利です。運転してくれた友人に感謝ですね。。

  • 越後湯沢温泉は、駅から徒歩圏内に、日帰り入浴可能な大きなホテルがいくつもあります。観光案内所で営業時間を確認してから向かうと良いです。
  • 越後湯沢の駅ナカは美味しいお店が多くて目移りしますが、今回利用した「んまや」「ムランゴッツォカフェ」は、子連れOKで助かりました。
  • 老神温泉には10数件の宿があります。今回は1泊し、その翌日に別な宿の日帰り入浴を利用しましたが、宿によって使っている源泉が異なるので興味深いところ。
  • 「上州沼田真田丸展」の会場だった商業施設跡は、2019年に沼田市役所になったようです。

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さて、今度はどこへ行こうかな。