このページは、2020年の3月に書いています。
今(2020年3月)、世間では旅行や外出を自粛している人が多い状況。かくいう自分も、予定していた温泉旅をキャンセルにしました。
計画では、冬の終わりの新潟県に出かけて、温泉宿に泊まり、スキー場で子供と雪遊びを・・・と考えていたのです。
ちょうどこの3年前、同じように新潟県で温泉と雪遊びを楽しんだので、またやりたくて、もう一度、と考えていたのですが、子供もいるので断念。
それならばと、3年前の温泉旅がどんなだったかを振り返ることで、ちょっとでも前向きな気持ちになれれば、と思って書いてみました。
旅の計画
一番の目的は、子供(当時3さい)に雪遊びを経験させること、でした。
ただ、あいにくウインタースポーツにはまるで疎い自分でして、スキー場のことはよく分からず。
加えて、普段雪の降らない首都圏に住み、旅行の時しか車を運転しないので、雪道を運転する、というのは少々怖く。
・・・となると、駅から近くて、雪遊びもできて、温泉に入れるところ。
そう、新潟県の越後湯沢がいいではないですか、と。
スキーシーズン以外、いわゆるグリーンシーズンの越後湯沢には何度も足を運んできましたが、スキーシーズンの越後湯沢は未体験。(宿が高そうで・・・)
越後湯沢のある新潟県は食べ物がおいしいところで、加えて日本酒も美味しいということで、雪以外にも楽しいことが多いです。(大人目線で・・・)
というわけで、往復の新幹線と泊まる宿を手配しました。
往復の上越新幹線「たにがわ」の指定席(大人2人分)を手配します。自由席はスキー客で混んでいるかも、ということで。子供は大人のお膝の上。
宿は、越後湯沢駅から歩いて行けて、スキー場も近そうな宿を手配しました。
1日目(東京→越後湯沢)
しんかんせんと、キティべんとう
子供を連れて、朝の東京駅へ。
子供がおなかすいた、というので、東京駅でお弁当を買います。越後湯沢とは縁もゆかりもない、ハローキティ弁当。岡山駅の駅弁です。
大人のお膝の上でハローキティ弁当を食べさせていると、新幹線はもう埼玉県に入っていました。いつものように、大宮駅を出てからスピードアップ。
上毛高原駅までは雪も全くなかったのが、いわゆる「国境の長いトンネル」を抜けた後、越後湯沢駅に着いたら白い景色でした。
まあ、もう3月も半ばだったので、雪が降っているわけではありませんでしたが。
長いトンネルの中で眠ってしまった子供を降ろして、越後湯沢駅のホームへ降りると、ピンと張り詰めたような冷たい空気。温泉に触れると、暖かく。
むらんごっつぉと、ぽんしゅ館
さて、越後湯沢に来たからには、美味しいものを食べないと。まずはお昼をいただきます。(子供は既にお弁当を食べてしまっていますが)
新幹線の改札を出てまっすぐ進み、左奥の「魚沼イタリアン」こと「ムランゴッツォカフェ」が我が家のお気に入り。
この後日本酒を飲むだろうなと思い、食事のお供は越後ワインにしてみました。
越後ワインは、越後湯沢のお隣、浦佐駅のそばにあるワイナリーで作られています。日本酒が有名な新潟県でワイン、というのもまた面白い。
その後、妻の好きな「ぽんしゅ館」へ。これまたいつも通りです。
500円を支払って、おちょことコイン5枚を受け取り、最大で5種類の新潟県のお酒を試飲できるようになっています。
今回は子連れなので、妻と交代で入ってきました。未成年者は入れません。
まだ宿のチェックインまで時間があるので、駅と宿との間にある大きなホテルで温泉に入り、体を暖めました。
普段は大きなホテルの温泉にはあまり入らないのですが、大きなお風呂も気持ちがいいものです。
ほかほかになってからもう少し歩いて、今日の宿にチェックイン。
おんせんがいの、ゆうごはん
夕食は温泉街で食べようと思っていたので、素泊まりプランにしていました。小さな宿で、建物も古かったのですが、その分格安で、添い寝の子供は無料でした。
貸切できる露天風呂もあり、家族で入れるのがまた良かったです。
案内されたのは最上階のさらに奥の部屋。
最上階まではエレベーターがなく、子供的には階段がきつかったかも知れませんが、子供は大人用のスリッパをはき、頑張って上り下りしてくれました。
さて夕食はどうしよう。お店も多いので迷うところですが、宿の方に相談したところ、分厚い冊子をいただいたので、それを見つつ選びました。
まず、宿の近くの居酒屋へ。(既に閉店したようなので、リンクは貼りません)
子連れだったからか、個室風の場所に案内してもらえました。それでも子連れだと、なかなか落ち着かないもの。
どうやら子供的にはお米が欲しいようで、おにぎりを食べられそうなお店へ移動しようと、すぐ近くの別な「おにぎり処」という名の居酒屋さんへ行くことに。
ここで子供用におにぎりを注文し、子供が食べきれなかったものをいただいたのですが、さすが越後は米どころ。美味しい。
一緒に飲んだのが地酒の普通酒だったのですが、普通酒でも十分美味しいのは、やっぱりここが、うまさぎっしり新潟、だからなのでしょうか。
2日目(越後湯沢→東京)
スノーランドへ
さて、2日目。まずは寒い中、朝の露天風呂に入ってきました。
朝食は前の日に越後湯沢駅近くのセブンイレブンで買っておいたパンを軽く食べます。素泊まりの時の朝ごはんは、割り切り。
今日はスキー場に出て雪遊びをする予定です。
と言いつつスキー場のことは疎くて、宿のすぐ近くにある湯沢高原スキー場と、シャトルバスで行った先のガーラ湯沢と、迷っていました。
また宿の方に相談すると、湯沢高原スキー場をお勧めされました。不慣れな我が家には宿の方のアドバイスが助かります。
もちろん装備もほとんどなかったので、宿の方にレンタル屋さんの場所も教えてもらい、まずは歩いてレンタル屋さんへ。
スキー場で子供にそり遊びをさせようかと思い、そりを借りようとしたところ、あいにくそりがすべて貸し出し中とのこと。
ところが、レンタル屋さんが急いで近くのホームセンターで買ってきてくださいました。少し待ちましたが、新品が使えてちょっと嬉しい。
(実際、スキー場に行ったらそりの用意があったので、わざわざ外で借りなくても良かったのですが・・・)
さて、湯沢高原スキー場は麓のゲレンデと、ロープウェイで登った高原のゲレンデとがあります。
今回は麓の「布場スノーランド」で遊ぶことにしました。
これを書いている2020年現在は、場所がロープウェイの右側になっていますが、自分たちが利用した頃はロープウェイ乗り場の左脇でした。
(大正時代にできた古いゲレンデでしたが、2019年に廃止になったそうです。)
さて、スノーランドで、少し上がってそりに乗る、を繰り返し。
基本的にうちの子供はビビりでして、いやだいやだこわいよーと言いつつ、乗るとゲラゲラと笑い、どっちやねん、と。
何度も「いやだいやだこわいよー→ゲラゲラゲラ」をやっているうちに親も子も疲れてきて、最後は雪だるま作りをして、撤収です。
またこよう、えちごゆざわ
その後は温泉。妻と子供はスキー場内の温泉「コマクサの湯」に、自分は歩いて少し離れた共同浴場「山の湯」へ。
越後湯沢温泉の源泉はいくつかあるのですが、ほのかに硫黄泉の香りがする温泉もあります。
少し離れているのですが、せっかくなので単純硫黄泉のお風呂に入ってみたかったのです。(妻はそういう匂いが好きではなく、別行動となりました。)
歩くとちょっと遠かったのですが、その分、暖かくていいお湯を堪能できました。
帰りはたまたま前を通ったシャトルバスに乗ることができ、スムーズに妻子と合流。
さて十分遊んだぞ、ということで、駅ナカのカフェでひと息ついてから、帰りの新幹線に乗ります。
新幹線の中、子供はずっと爆睡で、大宮に着くまで起きませんでした。
今回の旅のまとめ
全くウインタースポーツの素人ですが、行った場所は割とよく把握している越後湯沢だったのと、知らないことは聞けばよく、で、あまり困ることもなく、でした。
やっぱり勝手知ったるところは安心できていいですね。
さて、時は流れて。この旅から3年が経過した2020年。
この旅の翌年に2人目の子供が生まれ、だいぶでかくなってきたので、この旅と全く同じ旅を計画していたのですが、あいにくの情勢。
寒いところ、かつ人ごみに子連れで行くのはちょっとリスクが高いと判断し、再訪を断念したのでした。
越後湯沢に行ったら使おうと、湯沢町にふるさと納税をして「ありがとう湯沢応援感謝券」もいただいていたのですが・・・
諸々落ち着いたら「感謝券」を持って、家族で出かけるつもりです。グリーンシーズンになりそうですが。
さて、今度はどこへ行こうかな。