温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

3月某日静かな温泉旅 春の寒い日、雪の残る 新潟県・五十沢温泉へ('22)

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2022年に入ってから、1月、2月と温泉旅を控えていたのですが、世の中の状況を見つつ、3月から静かな温泉旅を再開することにしました。

今回の行き先は、新潟県にしました。

3月ということは、新潟県にしてみれば、冬の終わりと言えそう。まだ雪も結構残っていて、多少は寒いかも知れません。

旅の計画

そんな新潟県は、首都圏からだとちょっと遠く。

予算だとか時間だとか、そういう現実的なことばかり考えてしまうのは自分の癖で、今回も上越新幹線で気軽に行けるエリアに目が行きます。

駅で言うと越後湯沢や浦佐のあたり。

その辺に目星をつけて、予約サイトを巡っていきます。泊まったことのある宿、前から気になっていた宿・・・

多くの宿の、いろいろな宿泊プランが出てきて目移りしつつ、今回は初めて泊まる宿を予約してみました。

往復の新幹線も予約でき、あとは当日を待つばかり。

1日目(東京→浦佐→六日町→五十沢温泉)

浦佐へ

寒い地域への旅でしたが、この日は首都圏も寒く・・・3月ですが冬物のコートを着込んで、東京駅へと出かけます。

新幹線の乗り場に着くと、東北新幹線が全部「なすの」になっていました。少し前に東北地方で発生した地震の影響で、東北新幹線が一部運休していたのです。

このページを書いている時点でもまだ完全復旧していませんが、早く元に戻ることを祈りつつ。

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さて今回は上越新幹線「とき」に乗ります。

平日ながら「とき」は結構混んでいて、東京駅の時点で既に半分くらい乗っています。次の上野駅で乗車率も8割くらいになって、そのまた次の大宮駅でほぼ満席に。

大宮駅を出た新幹線「とき」は、スピードを一気に上げて寒空の中、関東平野を北へ。

いつも上越新幹線や北陸新幹線に乗ると、何故か大宮駅を出たあたりで眠くなる傾向があり・・・今回も同様に、うつらうつら・・・

目が覚めたら群馬県。高崎駅に着いていました。また眠りに落ちて、次、気づくとトンネルの中。

群馬県と新潟県の間には深い山々がそびえており、新幹線は長いトンネルで抜けていきます。

トンネルを抜けると雪国ではなく、上毛高原駅。またトンネルに入って抜けて、雪の残る越後湯沢駅に到着です。

ここ越後湯沢で多くの人が降りていきました。観光客風の人たちです。スキーなどを楽しむのでしょうか。

車内はすっかりガラガラに。

自分が降りたのは、次の浦佐駅。越後湯沢と違って、浦佐駅はいつ来てもがらんとしている気がします。駅も、駅前も。

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実は、浦佐の駅前にあるレストランがちょっと好きでして。

静かにゆっくり、地酒とおつまみをいただけるのです。今回もその「小玉屋」さんに入りました。

fd-kodamaya.com

おすすめメニューを見て「天恵菇」(てんけいこ)という椎茸と、美雪ますの料理を注文。一緒に、八海山に緑川、鶴齢(かくれい)と、地元のお酒を飲み比べ。

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天恵菇はつるっとしていて美味でした。このお店は3度目ですが、いつもお酒と旬のおつまみをアラカルトで注文するので、結構長く滞在してしまいます。。

食後にコーヒーをいただいて、今回もすっかり満足、浦佐駅へ戻ります。新幹線ホームの下にある、上越線のホームへと降りていき。

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案内放送が流れます。「越後湯沢行き電車が、小出駅を出ました。」

小出駅は浦佐の2つお隣、8キロほど離れています。なので、電車の到着はもう少し先。それでもやがて、電車は静かにやって来ます。

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電車に乗ってしばらくすると、冬の景色が広がります。

八海山の先っぽが雲の向こうにほんのり見えるのを眺めていたら、もう六日町駅に到着です。2駅、10分ほどの短い旅。

六日町駅からは、この日お世話になる宿のお迎えをお願いしていましたが、約束の時間まで1時間ほどあり、少し散歩してみようかと。

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まずは駅前のお土産屋さんへ。さっき食べた椎茸「天恵菇」の瓶詰めを発見したので買ってみました。さっきお昼を食べた「小玉屋」の製品のようです。

レジに持っていくと、お店の方から「天恵菇、ご存知なんですか?」と聞かれます。

「さっき浦佐で食べたんです」。「そうなんですか、ありがとうございます!」言われると嬉しくなりますね。

あれこれお土産を買って、もうちょっとお酒をいただくか、喫茶店でくつろぐか・・・少し迷って、ランチタイムが終わりかけの居酒屋さんを偵察してみました。

偵察だけのつもりが、お店のお姉さんに声をかけられ。

「おつまみありますか?」と聞いたら「ありますよ、ラストオーダー前ですが」とのことで、少しだけ入ってみることに。

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既にお昼はいただいているので、定食みたいなメニューはお腹には入りません。それで、地酒「高千代」を1合、「雪国まいたけと八色しいたけのバター醤油」を注文。

今回はきのこに縁がある旅のよう。

きのこは旅館によくある、固形燃料に火をつけ、しばし待つタイプでした。タイミングなので仕方ないのですが、あっという間にラストオーダーに。

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きのことお酒をいただいてから駅に戻ると、ロータリーに宿の車が待っていました。乗ったのは自分だけ。

宿にチェックインして、お部屋に荷物を置き、お風呂へと向かいます。

日帰り入浴のお客さんも多そうで、お風呂にもそれなりに人がいましたが、内湯の岩風呂も、外の露天風呂も広くてゆったり。源泉かけ流し、肌もすべすべ。

夕食には、もちろん美味しいコシヒカリがご登場。すっかり満腹、おやすみなさい。

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2日目(五十沢温泉→六日町→越後湯沢→東京)

朝になりました。窓の外は寒そうな、モノクロームのような景色。

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今日これからどうするか、少し迷っています。決められないまま、ここまで来ました。

宿の送りの車は10時に出ますが、少し前の9時台に宿の前を路線バスが通ります。

バスに乗って早めに出て、越後湯沢であれこれ買い物などをすることも考えていたのです。もしくは、10時まで宿でのんびりするか。

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迷いつつ、まずは朝風呂へ。露天風呂がない内風呂は空いていました。もしかしたら露天風呂は混んでるかもしれません。みんな大好き、露天風呂。

昨日は昼も夜も結構食べたので、お腹がなかなか空いてきませんが、朝食付きにしているので食事の会場へ向かいます。

お腹が空いていないのに、宿の朝食を目の前にすると、するすると食べられてしまう不思議。

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宿の方から、ごはんや味噌汁のおかわりをお勧めされましたが、もうすっかり満腹なので、大丈夫です、と。

紙コップにコーヒーを注いで、お部屋に戻りひと息。宿によっては朝食の間に布団が片づけられているところもありますが、今回は布団がそのままで、少し嬉しい。

残された布団でごろんとしていると、時間がどんどん過ぎていき、いつしかバスの時間に。迷っていましたが、10時に宿の車で送っていただくことにします。

だらだらと過ごして、10時にチェックアウト。宿のワゴンで六日町駅へと戻ります。お世話になりました。

www.onsen-oh-yu.com

今度の越後湯沢行きの電車は、奥の方にある、北越急行ほくほく線のホームにやってきます。

直江津のほうからやってきた2両編成の電車は、結構なスピードで白い景色の中を走り、20分ほどで越後湯沢へと到着。

電車を降りて越後湯沢駅の改札を出ると、人で賑わっていました。これからお土産を買いこんで、新幹線で帰ります。

今回の旅のまとめ

新潟県の魚沼エリアへは、もう何度目か分からないほどよく出かけているのですが、雪の時期に行ったことは実はあまり多くありません。

3月も半ばで、もう冬は終わりかけではあったものの、やはり冬景色は壮観。大きな露天風呂が有名な宿に泊まったので、雪を眺めつつの温泉になりました。

今回の宿は南魚沼市にある、五十沢(いかざわ)温泉でした。

宿の最寄り駅がある六日町は、雪国ならではのアーケード街が広がっていて、飲食店もたくさんありました。少しだけではありますが、六日町をふらつく時間もあり。

過去に六日町の温泉宿に泊まった時、時間の関係で六日町駅近辺のお店に入れず、ちょっとした宿題になっていたので、良かったなと。

安定感のある「うまさぎっしり新潟」の温泉旅、また季節を変えて行きたいです。

今回行った場所

(今回の温泉旅で出かけた観光スポット、お店等のリンクを後日紹介予定です。)

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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