※今は営業していない宿です。このページは営業していた時の宿泊記録になります。
自分がひとり温泉旅を始めてから、初めて泊まった湯治宿です。
きっかけは、何気なくじゃらんで栃木県の安く泊まれる温泉宿を探していて、なのですが、この宿に泊まったのが縁で、湯治宿が好きになりました。
何度も通った宿です。
板室(いたむろ)温泉はJR黒磯駅からバスで行くのですが、バス停でおかみさんが迎えてくださったこともありました。
那須温泉行きの高速バスで行ったときには、高速バスのバス停(温泉からは車で20分程度?)まで送迎していただけました。
(2006年9月,2007年1月,2007年3月,2007年12月,2009年1月,2012年5月宿泊)
建物とお部屋
江戸屋旅館は温泉街の一番奥にありました。
狭いところに立っている4階建ての建物で、客室は2階から4階にあります。
エレベーターがないので、階段をあまり上り下りしないで済む2階の部屋はお年寄り優先のようです。
電話で予約すると、たいてい3階と4階でした。
昭和50年代に建てられた新しくない建物ですが、行くたびに自動販売機が増設されていたり、自炊スペースが追加になっていたり。あちこち手を入れられていました。
長期滞在の湯治で利用されるお客さんが多いようです。
温泉とお風呂
お風呂は男女別の内風呂と、混浴の露天風呂があります。
内風呂の奥に露天への入口があります。
露天は1か所で、男湯と女湯の両方とつながっているわけです。だから混浴。
時々、露天風呂の向こうにニホンザルがいるのが見えたりもしました。
下野の薬湯、と呼ばれる、ぬるめのトロッとしたお湯が気持ちよいです。
肌の汚れが取れたのか、しっとりするのが分かりました。湯口にコップがあり、飲泉も可能でした。
また、浴衣を着て、宿の巾着袋をもって板室の他の宿に行くと、そこの旅館のお風呂にも入れます。
時間帯によって入れないこともあるので、要確認ではありますが。
食事
お食事は夕食、朝食ともお部屋食でした。お膳で持ってきてもらいます。
ご年配のお客さんが多い湯治場だからでしょうか、ボリュームは控えめ、味も薄味になっています。
その分、ヘルシーで体には良さそう。
食後はお膳と食器を廊下に戻します。
個人的感想
しんどかった時期に何度も泊まった宿です。
あちこちの温泉に行くようになって少しご無沙汰してしまっていました。
いつかまた行きたいなと思っていたのですが、残念ながら廃業されてしまいました。
初めての湯治宿だったので、とても残念です。。
本によれば、12代続いた老舗だったとのこと。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
江戸屋の廃業後、板室温泉の他の宿に泊まった記録です。
さて、今度はどこへ行こうかな。