2019年の年末、静かな温泉旅をしてきました。
この年末は日付の並び順が良くて、1泊2日の温泉旅を2回することも考えたのですが、それにはちょっと日数が足らず。
それでちょっと強引に、自分の好きな2つの離れたエリアを一度に回って2泊3日にしてしまおうと思った次第です。
1泊目に泊まったのは、台風19号で被災したというのを知って以来気になっていた、長野県は上田市の、鹿教湯温泉。
そして2泊目は、毎年の年末恒例になっている、山梨県は身延町の、下部温泉です。
旅の計画
信州にある鹿教湯温泉から、南下して山梨県の下部温泉へ、という結構な長距離移動になります。(自分比)
ある程度計画を立てて行ったのですが、出かける直前に地元のバス会社がダイヤ改正をしていたのと、年末年始ダイヤなのを忘れており。
旅の途中で計画を立て直すことになりました。
上田から鹿教湯温泉へ
まずは都内から高速バスに乗って、長野県の上田に出ます。
上田からは、台風19号の被害を受けて一部不通になっている「上田電鉄別所線」に乗ろうと考えていました。不通になっている区間は、代行バスが走っています。
上田電鉄別所線の行き先は、鹿教湯温泉ではなく「別所温泉」。
なので、別所線と路線バスとを乗り継いで鹿教湯温泉行きへ向かう計画でした。
- 上田駅→(代行バス)→城下駅→(別所線)→下之郷駅→(千曲バス)→鹿教湯温泉
が、旅の直前にバス会社のホームページを調べたところ、
http://chikuma-bus.com/home/modules/bulletin/index.php?page=article&storyid=209 より
ということで、乗ろうとしていた路線バスが旅の直前に廃止になることが判明・・・。
仕方がないので、上田駅から鹿教湯温泉行きのバスに乗ることにしました。
鹿教湯温泉→松本→下部温泉
初日に泊まる鹿教湯温泉は、山の中にあります。
トンネルを1つ挟んだ先、山を下りていくと松本の町へと出ることができます。
そのルートを走る路線バスがあるのを知っていて、そのバスで松本に出て、そこから特急列車を乗り継いで南下し、山梨県の下部温泉へ向かう予定でした。
この路線バスは少ない本数ですが、一応毎日走っていることになっています。
- 平日:アルピコ交通バス「鹿教湯温泉線」。土日・休日は運休。
- 土日・休日:千曲バス「上田松本線」。平日は運休。
ということで、考えていたルートは
- 鹿教湯温泉→(バス)→松本→(特急あずさ)→甲府→(特急ふじかわ)→下部温泉
というものでした。
ところが、年末の平日に利用しようとしたところ、
http://www.alpico.co.jp/traffic/docs/489a013ee13940f4bd3285a3ee294fc697757ced.pdf より
鹿教湯温泉から松本に出るアルピコ交通バスが年末年始はずっと運休ということに、旅の途中で気が付きました。
そこで慌ててルートを考え、きっぷも取り直した次第です。
1日目(池袋→上田→鹿教湯温泉)
高速バスで上田へ
池袋から高速バスに乗るのは久しぶりな気がします。
東口のバス停には、順番に各地に向かう高速バスがやってきては、てきぱきとお客さんを乗せて出ていきます。
朝一番の上田行き高速バスはほぼ満席。
一般道をしばらく走り、練馬駅でお客さんを乗せてから関越自動車道へと入ります。
関越自動車道は少しばかり渋滞していましたが、結果的には20分程度の遅れで済みました。ひどい時は1時間以上遅れることもあります。
2019年の冬は暖かく、雪が少ないことからスキー客の車が多くなかったのが、道の混まなかった理由かもしれません。
上里サービスエリアで休憩してから、バスは上信越自動車道へ。段々と登っていき、トンネルをいくつもくぐっていきます。
途中の長いトンネルでバスが急にスピードを落とします。トンネルを出ると、道の向こうが崩れていました。バスはそれをよけるように進んでいきます。
どうやら、2019年10月の台風によって崩れた部分がまだ完全には復旧しておらず、崩れた箇所だけ、道路が狭くなっていたようでした。
そんなところも1か所だけで、山を越えたバスは信州の晴れた空の下を走ります。
ちょうどこのときスマホで調べ物をしていて、次の日に乗るはずだったバスががお休みなのを知り、ちょっと慌てて調べていました。
慌てている自分はさておき、バスは上田菅平インターから一般道に降りて、狭い道を下り、上田駅へと到着です。
不通区間を歩く
上田駅で降りて、観光案内所でバスの時間を確認しようと思ったのですが、あいにく案内所は年末でお休み。
お昼時なので、まずは何かを食べようと思います。年末だし、信州だし、やっぱりお蕎麦をいただこうとかなと。
ということで、駅に置いてあった「上田そばマップ」で調べてみます。
そばマップ 信州上田そば店のご案内 | 長野県信州上田観光ガイド【信州上田観光協会】
多くのお店は上田駅から見てお城側にありますが、反対側の千曲川の近くにもお店があることが分かりました。
台風の被害で崩れてしまった上田電鉄の鉄橋を見ておこうと思ったので、千曲川のほうへと向かうことにします。
上田駅は「お城口」が市街地の方で、反対側の千曲川に出る「温泉口」は静か。
通路沿いに上田電鉄別所線の改札口があるのですが、今は上田駅から電車は出発しないため、ひっそりとしており。
電車が動いていないのは、上田駅と、そのお隣の城下駅の間。2つの駅の間に千曲川があって、そこに架かる橋が台風で崩れたのです。
ということで、静かな「温泉口」から城下駅まで代行バスが出ています。
赤いバスが出発を待っていましたが、まだ30分ほどあるようなので、乗るのはやめて、先ほど目星をつけた、近くのそば屋さんを探しつつ歩きました。
道に迷っていると、地元の方が声をかけてくださり、ご丁寧にそば屋さんまでの道順を教えてくださいました。ありがとうございました。
確かに路地裏でちょっと分かりづらく。地元の人向けにやっているような感じのお店でした。
もりそばを注文。帰省なの? ああそうか、カメラ持ってるもんね、旅行だね、上田は初めて? なんてお店のご夫婦とお話をしつついただきます。美味しい。
もりそば、結構ボリュームがありました。お客さんはおそらくほとんどが地元の常連さんで、良いお年をー、なんて言ってお店を出ていきます。
すっかり満腹になってお店を出て、4か月ぶりに千曲川のほとりへ。
木々が生い茂っていた河川敷も、草木が流されてしまったようです。
そして別所線の赤い鉄橋は、ニュースなどで見た通り、最後の方で崩れていました。周囲にはブルーシートがかぶせてあり、立入禁止になっています。
線路の上、架線は張られていません。撤去したのでしょうか。
歩いて千曲川を渡り、電車が出発する城下駅へ。ちょうど別所温泉行きの電車が出て行ったあとで、駅はがらんとしていました。
上田駅に戻る代行バスもしばらく来ないようなので、また歩いて千曲川を渡って戻ります。
本当は、こんな時だからこそ別所線に乗りたかったのですが、時間の都合で叶わず・・・別所線の上田駅に戻って、お土産を買いました。
鹿教湯温泉へ
では、鹿教湯温泉へ向かうことにしましょう。
2019年12月の途中まで、鹿教湯温泉へのバスは3パターンありました。
- 丸子を経由して行く便。鹿教湯温泉までの所要時間は1時間強。
- 平井寺トンネルを経由していく便。1日2本。鹿教湯温泉までは40分ほど。
- 特急バス。2と同じく平井寺トンネル経由で鹿教湯に出て松本へ行く。鹿教湯温泉までは40分ほど。平日はお休み。
2019年12月にダイヤ改正があったばかりで、上記の2のルートが廃止になっています。
そこで今回は、3の「松本行きの特急バス」に乗って鹿教湯温泉へと向かうことにしました。
特急バスは知られていないのか、少し前に1の丸子経由のバスがやって来て、キャリーケースを持った多くのお客さんが乗っていき、バス停は静かに。
特急バスの方が後に出て、先に鹿教湯温泉に着くのですが。
さて、この特急バス。車両は高速バスで走るのと同じなのでちょっと豪華です。運賃は普通のバスと変わらず、500円とお得です。
わずか数人のお客さんを乗せて、バスは上田駅のロータリーを出て、左へと曲がりました。
バスは鹿教湯温泉までノンストップで走ります。
先ほど見た別所線の線路の脇を走り、生島足島神社を横目に坂を登り、トンネルを抜けて右折、あとは道なり。
鹿教湯温泉までの国道にも台風19号の被害を受けた場所があり、道路が陥没して一時期通行止めになっていました。
目の前を通ると、台風で陥没した場所はじつはまだ直ってなくて、穴を迂回するように仮の道ができています。
そうして鹿教湯温泉のバス停に到着です。降りたのは自分だけで、他のお客さんは松本まで向かうようです。
鹿教湯の昼
鹿教湯温泉に来たらいつも、文殊堂でお参りをします。
温泉街を背に坂を下り、屋根のかかった橋を渡って、今年2度目の文殊堂へ。(静かな温泉旅のブログを続けられますように。)
まだチェックインまで時間があるので、喫茶店でのんびりしようと思いつき。鹿教湯温泉の温泉街には、コーヒーの飲めるお店が2か所あります。
1つ目は温泉街の中心にある和菓子屋さんの中にあります。少し前に建て替えられて、新しくきれいになっていました。外から見て、雰囲気もおしゃれ。
ちょっとのぞいてみると、女性の先客が多くいたので遠慮・・・。
もう1か所、奥まったところに別な和菓子屋さんがあって、その脇にも喫茶スペースがあるのですが、行ってみると、この日は喫茶店の方はお休み。
お隣の和菓子屋さんで、おやきを買いました。あとは酒屋さんでお酒も少々。夜に飲むかもしれないので。
さて、この日の宿は素泊まりです。なので夕食のお店も探しておこうと思います。
鹿教湯には居酒屋さんが1件あって、ネットで調べてみると今日は定休日。
食べるところが他にないか、観光案内所で聞いてみました。1件、温泉街のそば屋さんが夜まで営業しているはず、とのこと。
なので、そば屋さんに行って夜も開いているか事前に聞いてみるといいですよ、と教えていただきました。
昼も夜もそばになりそうですが、年末だし、信州だし、まあいいか、と。
それで、件のそば屋さんに入り、今夜は営業されるか聞いたところ、19時過ぎまでやっているとのこと。後で行きます、と言って、宿へと向かいました。
氷が灯る
チェックイン。合宿の団体さんもいるようです。
早く来てもらってよかったですよ、と奥さんに言われました。空いているうちにお風呂へどうぞ、ということらしく。
お風呂に入って部屋でのんびりしてから、夕方になるのを待って外へと出ました。
先ほどのおそば屋さんに入ります。天もりそば。地酒を1合。
実はここのそば屋さん、10年ぶりの訪問でした。前回も年の瀬でした。懐かしい。
食事を終えて外に出るとすっかり暗くなっていました。
冬の鹿教湯温泉では、文殊堂のそばの道に氷灯篭を用意し、火を灯します。
カメラに撮っている人が多数いました。きっとインスタ映えする光景だろうなと思います。
今回はこれを久しぶりに見たかったのです。これまた、10年ほど見ていない。当時はコンデジで撮ったのですが、きれいに撮れなかったのを覚えています。
今も写真を撮るのは相変わらず下手なのですが、それでも機械の性能は向上していて、前よりはきれいに撮れたかなと。。
夜の散歩を終えて、帰りに、お休みしているはずの居酒屋さんの前を通ると、営業しているようです。嬉しくなって入ります。
お店の人が、自分が今年の夏に来たのを覚えてくださっていました。
あのときは宿での夕食の後で満腹で、お店の隅っこの席で一杯だけで帰ったのですが。嬉しいですね。
今回もそば屋での夕食の後なのであまりお腹は空いていません。地元信州の白ワインをいただき、次に地酒をいただきます。おつまみはおまかせで。
お腹いっぱいになり、また夜の温泉街へ。道の排水溝から湯気が出ているのは、宿から出てきた温泉が流れているのかも知れません。
宿に戻ります。風呂の前の宴会場では、ちょうど団体さんが盛り上がっている最中のようで、賑やかでした。
2日目(鹿教湯温泉→大屋→篠ノ井→松本→甲府→下部温泉)
ぐるり松本へ(1)千曲バス
翌朝は早起き。朝風呂のあと、朝の8時前にチェックアウトします。
本来ならもう少しゆっくり過ごして、松本行きのバスに乗り、松本でも少し観光してから電車に乗る、という計画でした。
- 鹿教湯温泉→(バス)→松本→(特急あずさ)→甲府→(特急ふじかわ)→下部温泉
ところが、この日は松本行きのバスが年末でお休みだと判明。電車を乗り継ぎ、大回りして松本に向かうことになったのです。
- 鹿教湯温泉→(バス)→大屋駅→(しなの鉄道線)→篠ノ井→(特急しなの)→松本→(特急あずさ)→甲府→(特急ふじかわ)→下部温泉
鹿教湯から松本まで、バスに乗れば距離的には20キロほど。1時間そこそこで松本に着けます。
そこを今回は大回りしていきます。距離的には5倍の約100キロで、所要時間も3倍の、3時間ほどかかる模様。
それで、早起きして温泉街の外れまで歩き、バス停へと向かうわけです。
道路沿いには体育館があって、笛の音がしました。
前の日に合宿に来ている学生さんを多く見かけましたが、こんな朝から練習してるのか、早いなあと感心してバス停へ。雪が降ってきました。
年末の月曜日の朝ですが、出勤している風の人が歩いてくるのとすれ違います。女性が多いのは、もしかしたら温泉街の大きな病院に勤めている方かも知れません。
さて、バスがやってきました。乗ったのは自分だけ、貸切状態です。途中のバス停でも乗る人がほとんどおらず、バスはスピードを上げていきます。
途中、いつも渡る橋が台風で通行止めになっていたので、迂回して他の橋を渡って丸子町の中心部へと向かいます。
バスは丸子町で何人かお客さんを乗せていき、やがて千曲川を渡ります。河川敷に倒木が残っていたり、ここでも被害の大きさを感じました。
大屋駅前バス停で下車。次は大屋駅からしなの鉄道線に乗って、西へ進むことになります。
ぐるり松本へ(2)しなの鉄道→特急しなの
朝食がまだで、お腹がすいてきました。とりあえず、駅の待合室でストーブに暖まりながら、自販機のコーンスープで空腹をごまかします。
30分ほど駅で待って、やって来た長野行きの快速電車に乗りました。懐かしい色合いの電車です。
車内できっぷを落としてしまったらしく、ゴソゴソやっていると、向かいの席の人が、自分の足元にきっぷが落ちているのを教えてくれました。
ありがとうございました。昨日に続き、地元の人が優しいなと感じる旅です。
上田、坂城、戸倉、屋代と止まっていき、篠ノ井駅で降ります。寒い・・・。
ここ篠ノ井駅はJRとしなの鉄道との乗換駅。ここから南下して松本へと向かうわけです。
時間がないので、名古屋行きの特急「ワイドビューしなの」に乗ります。これまた久しぶり。
こんな機会でもないと乗らない列車なので、それはそれでよかったなと。
ワイドビューしなの、自由席の車内は空いています。車窓は雪が増えてきました。
振り子電車なのて、途中うねうねと傾きつつ、雪の降る無人駅で反対側から来た電車とすれ違いつつ、松本へと到着。
ここから先は最初の計画通りですが、松本での乗り換え時間は20分ほどで、途中下車する時間がないのがちょっと残念。
甲府にて
お隣のホームに止まっていた特急あずさ号が出発の準備をしていましたが、すぐにドアが開きました。こちらはそこそこ混んでいます。
外国人の観光客も多く乗っていました。北アルプスに松本城、インバウンドの方が多く訪れそうな松本です。この時期なら白馬方面のスキーでしょうか。
松本を出発したあずさは、塩尻、下諏訪、上諏訪、茅野・・・と南下していきます。車窓で見えていた雪は徐々にみぞれになり、やがて雨になり。
1時間あまり乗って、甲府駅で降りました。旅はもう少し、続きます。
甲府駅では2時間ほど時間があります。すぐに次の温泉へ向かっても良かったのですが、ワインを飲んだり、お土産を買ったりしたかったので。
駅を出たら小雨。ここまでずっと乗り鉄旅をしてきたので、食事もまだ。お腹が空いているのです。
甲府駅の周辺には、美味しいお店がたくさんあります。
観光客目線で言えば、ほうとうの「小作」や、甲州鳥モツ煮の「奥等」が有名ですが、これらのお店には、やはり観光客風の人が列を作っていました。
お腹も空いていて並びたくなかったので、それらのお店の手前にある創作パスタ屋さんへと入ります。ここは空いていました。
並ばず入れて、ちょっと得した気分。パスタと一緒に白ワインをいただきます。
もっとワインをおかわりしたい衝動を我慢して、また小雨の降る街へ。
甲州ワインやお土産などを買って、 次のに乗るのは静岡行きの特急「ワイドビューふじかわ」。
1日で2つの「ワイドビュー」に乗ることになるとは。
車内は結構空いています。甲府駅から下部温泉駅までは40分ほどですが、さっきの「ワインおかわりしたい誘惑」に負けました。
年末は下部温泉
というわけで今回も、下部温泉駅で降ります。
雨は上がっていて、曇り空。降りる人が多いのは、年末に下部温泉で宿泊する人でしょうか。自分も歩いて、今宵の宿へと向かいます。
ここの宿は再訪でした。のんびりゆっくり過ごせるのがいいところだなと思い、リピートした次第です。
下部温泉の温泉街もこれまでに何度も歩いたし、営業しているお店も少なそうだし・・・ということで、チェックインからずっと宿にこもっていました。
さて、武田信玄も入ったという下部の温泉は「ぬる湯」。30度くらいの冷たいお風呂は、冬はより一層、入りづらくなります。
皆さんそれをご存じなのか、お風呂は空いていました。
いざ、お風呂に足を入れると意外と冷たさを感じません。
冬の下部はそういうもの(冷たいお風呂)だと自分が分かっているからなのか、それとも2019年の冬が暖冬だったからなのか。
体温よりいくぶん冷たいお風呂に体をゆだねてから、脇にある温かいお風呂に体を通して、さっぱり上がってお部屋に戻ります。
のんびりテレビを見ていると、山梨県の1年を振り返っていました。
Jリーグクラブ「ヴァンフォーレ甲府」のこととか、箱根駅伝に出場できなかった山梨学院大学のこととか。
旅先でローカル番組を眺めるのって好きだな、と思ってぼんやりしていると、夕食がお部屋に運ばれてきました。
今回の旅のまとめ
翌日はチェックアウトして、特急ふじかわで南下、という、2019年最後の静かな温泉旅でした。
今回旅したエリアには何度も足を運んでいることから、電車やバスのことを自分の中で把握しているつもりでいました。
ところが、立てていた予定通りに移動できないことが旅の直前と旅の途中で判明してしまいます。慌てて作戦を立て直して、きっぷを取り直しました。
十分な下調べは大切だなと思ったのですが、ハプニングも旅の楽しさだな、と言えばそうですね。
ということで、2つのエリアの感想など。
上田~鹿教湯温泉
- 台風19号の傷跡があちこち残っているものの、上田市街や鹿教湯温泉は通常の営業です。親切な方に少しずつ助けてもらいながらの旅でした。感謝。
- 上田から鹿教湯温泉へのバスの本数が減ってしまったのは少し残念ですが、利用し続けたいと思います。
- しなの鉄道は、昭和時代に全国各地を走った古い電車が、今も現役で走っています。そろそろ引退が近そうなので、乗ったり撮ったりは、今のうち。
甲府~下部温泉
- 甲府に旅行で行ったら、ほうとうや甲州鳥モツ煮を食べたくなりますが、そうでない甲府グルメを食べるというのも面白い気がします。
- 冬の下部温泉は、お風呂が冷たいので万人受けはしないでしょうけれど、長く入ると意外と温まるものです。50度の「新源泉」に入れる宿もあります。
ということで、2020年になり結構日数が経過しましたが、ようやく2019年最後の旅行記を公開することができました。
2020年も、時間の合間を縫って、静かな温泉旅をしつつ、そのことをこのブログに書いていきたいと思います。
さて、今度はどこへ行こうかな。