唐突ですがわたくし、結構照れ屋さんでございまして。
一度きりしか会わない人や、付き合いの長い人と話すのは苦にならないことが多いのですが、その中間的な存在の、時々会う、くらいの人と接するとき、特に照れくさく。
温泉旅でも、そんな風なのです。
今日は自分がこれまでの静かな温泉旅で、いわゆる「照れくささゆえの"塩対応"」をしてしまった方々へ懺悔の場。。
・・・にしようと思ったのですが、このページを書いている途中で、この件と関連して嬉しいことがあったので、そのご報告とお礼を言う場にしたいと思います。
旅先での会話
自分の静かな温泉旅といえば、まあ基本的にはひとり旅。
旅先で話す相手と言えば、宿の方だったり、夜に入った居酒屋さんの店員さんだったり、電車やバスの中、お店やお風呂などで一緒になった他のお客さんだったり。
人見知りするので、基本的には自分からは話しかけたりはしないです。
でも話しかけられれば、それなりに話もします。話していると、地元の情報が得られることもあったり、いいこともあり。
最近多いのは「お写真お好きなんですか?」と、声をかけられること。
これは少し前で書きましたが、旅先で自分が首からぶら下げている、ミラーレス一眼のカメラが珍しいようなのです。
世の中、ミラーレスカメラを持ち歩く旅行者が珍しいのか、旅先でカメラのことを聞かれることが増えました。
写真お好きなんですか、とか、いいカメラお持ちですね、とか。
中には、取材だと思っちゃったよ、と言われたことも。すみません・・・
そこまでガチなカメラでもないのですが、ミラーレスは大きめなので目立つのでしょうね。
あるいはそもそも、皆さんスマホで写真撮影するので、カメラをぶら下げて旅をする人が減っているのかもしれません。
カメラには詳しくないですし、写真の腕もないので、聞かれても恥ずかしいのですが、でも、旅先で話をするきっかけになる、というのがいい点ですね。
2020年の静かな温泉旅のブログを考える - 温泉好きのお湯
なので、カメラや写真のことを聞かれるのは、照れるのである。
温泉宿での会話
宿には、女将さん、若女将さん、ご主人、仲居さん・・・何人かの方が働いていて、宿泊するお客さんへ気を配っています。
ひとりで泊まっても、宿の皆さんは、ひとり泊のお客さんの扱いに慣れているのか、つかず離れずで接してくださるので、その距離感が嬉しいところ。
ただ、そんな距離感なのに照れくさくなってくることがあります。
基本的には宿へは1泊2日で泊まります。宿の方と何度か顔を合わせているうちに、自分の中で徐々に照れくさいモードへ切り替わり。
チェックアウトの時、何だかちょっと照れくさくなっているという、不思議な現象が起こります。
さらに照れくさくなってしまうのは、宿への再訪の時。
やはり宿の方は接客業、前回の宿泊が数年前のことでも、何となく覚えていてくださることがあります。
(中には、他の人と勘違いされているケースも稀にありますが。)
久しぶりの人とお話しするのって、何だか照れくさくないですか?
もしかしたら、自分が温泉好きで、ちょっとマニア的な側面もあって、こうしてブログもやっていたりして、それらを知られるのが恥ずかしいのかもしれません。
Twitterで相互フォローさせていただいている宿もあり、まあ、宿の方も自分が何者なのか、ご存じなことも多いとは思うのですが。
いずれにしても、シャイなわたくし、例えば宿の若女将さんとかとお話しすると、照れてしまうので、不愛想だったり、生返事だったり・・・ごめんなさい。
自分が気に入ってリピートしている宿なので、もっとじっくりお話とかしても、全然いいのですけどね。
そんなことを書いていたら、
実際に宿に泊まって、後日そのことをブログに書いたりもしていますが、宿の方には直接ブログのことをお話ししていません。
あくまでプライベートの、静かな温泉旅なので。
そんな中、ちょっと嬉しいことがありました。
自分が何度か泊まったことがある宿は、いくつかあります。
その中で、温泉旅を始めたころから頻繁にお世話になっている宿があります。長野県は上田市、鹿教湯(かけゆ)温泉の「斉北荘」さん。
泊まった回数的には一番多い宿で、最初に泊まったのが2006年なので、もうかれこれ、10数年が経っています。
他にも、初期の頃から繰り返し泊まっていた宿はいくつかあったのですが、時が流れてひとり泊のプランが少なくなったり、残念ながら廃業してしまったり。
ということで、斉北荘さんが一番「歴」が長くて、宿泊回数も一番多いのですね。
ここの宿の好きなところは以下のページに書いていますので、よろしければご覧ください。
・・・と、書いていたら、その斉北荘さんの公式ホームページで、この静かな温泉旅のブログを紹介してくださっているのを発見しました。
偶然発見したのですが、とてもびっくりしまして。入学試験の合格発表を見たような、あ、ちょっと違うか・・・。
しかも、書いてくださってから2か月以上経ってそれに気づいたという。でも嬉しかったです。スキップしたくなりました。
お褒めいただき、嬉しいです。ありがとうございます。
でもちょっと・・・例によって照れ臭くもあるので、どうやってお礼を申し上げればいいのやら、なのですが、ここで書いてみた次第です。
実はこのページを見つけるちょっと前に、鹿教湯温泉に温泉旅をしていました。
その時は空室のあった他のお宿にお世話になったのですが、次に鹿教湯温泉へ行くときは斉北荘さんへ再訪しようと思っています。
その時はまた、よろしくお願いします。
というわけで
照れ屋さんは、照れくさい時は強制的に会話を終了させる癖があり。少なくとも自分はそうです。
本来はここで「さて、今度はどこへ行こうかな。」と、しれっと終わらせてしまうのですが、照れながらも、もう少しだけ。
静かな温泉旅をしている時は、基本的にはひとりでいたいので、自分から人に話しかけたりはしません。
でも、旅先で話をするのはちょっと嬉しく、でも照れくさく、なので、本心とは違う感じで、話を終わらせてしまったり、素っ気なくなったり・・・
そういう「仕様」(つくり)なので、ご容赦いただけるとありがたいです。
話しかけて欲しくない、というわけでもなく、でも、話しかけて欲しい、というわけでもない。
何だか天の邪鬼で取り扱い注意なように聞こえてしまいそうで怖くもあるのですが、まあ、その時の気分なので、気にせずどうぞ、という感じです。
でも、このブログを宿のサイトで紹介していただいたのは嬉しかったなぁ。
さて、今度はどこへ行こうかな。