このページを書いている今「緊急事態宣言」が全国に出ています。
家の外に出かける人が激減したので、移動して、宿泊する人も激減。温泉地や温泉宿に人が来なくなり、とても厳しい状況になっています。
自分も今は、出かけたり、泊まったりすることはできません。
そんな中、これまでお世話になってきた宿の「いま」がどうなっているのか、調べてみることにしました。
温泉宿の休業
まず、緊急事態宣言が出ている今、多くの温泉宿が休業しています。
個々の宿で判断して休業する場合もあれば、その温泉地にある全ての宿が一斉に休業している場合も。
休業の期間は宿や温泉地によって様々です。
- 2020年4月30日まで
- 緊急事態宣言の期間が終わるとされる、2020年5月6日まで
- 当面の間
ただ、今後の状況によっては、休業の期間が延長になる場合もあるでしょう。
宿のホームページなどで休業をお知らせしているところもありますが、インターネット上で告知していない宿でも、休業しているところもあると思われます。
自分が把握している限りで、個々の宿の休業情報を静かな温泉旅のブログに載せようかとも考えたのですが、そのままにすることに決めました。
今は現地に行けないので、休業しているかどうかや、休業の期間はインターネットでしか分かりません。
仮にインターネット上の情報が実態と違っていた場合、宿に迷惑をかけてしまうと思ったのです。
あとは、1日でも早く休業期間が終わってほしい、という願いも込めて・・・。
新しいことが
自分がお世話になった宿について、インターネットで情報収集をしているうちに、いくつかの宿が新しいことを始めていました。
少しでも応援できればと思い、見つけたものを紹介してみます。
お弁当のテイクアウト
飲食店がテイクアウトを始めるケースが増えていますが、一部の温泉宿でも同じようにテイクアウトを始めているようです。
そう、多くの温泉宿では、泊まったお客さんに食事を出しています。
それを活かして、宿でお弁当などを作ってテイクアウトで販売し始めた、というわけです。中には、デリバリーも応相談、というところも。
では、自分の見つけた「宿のテイクアウト」をいくつか紹介しておきます。
(利用される場合は、直接宿に確認をお願いします!)
14年前からお世話になっていて、妻や子供とも泊まったことのある、長野県は鹿教湯(かけゆ)温泉の「斉北荘」さんが、お弁当のテイクアウトを始めたことを知りました。
自分がひとり温泉旅を始めた初期の頃から、斉北荘さんのお料理が好きだったので、きっとお弁当も美味しいのでしょう。
そういえば・・・こんなこともありました。
もう1件、夫婦で泊まったことのある、新潟県は弥彦温泉の「櫻家」さんでも、懐石弁当やオードブル等のテイクアウトを始められたそうです。
「割烹の宿」を名乗っていることもあり、お食事は美味しかったです。
特にビーフシチューが美味しかった記憶。今はロビーでカフェも営業されているようですね。
それから、自分の友人が長野県で2018年にオープンした宿「窓月まつしまや」でも、休館に伴い「ワンプレートどんぶり弁当」のテイクアウトが始まっています。
テイクアウトということで、その宿の近くにお住まいの方が利用されるのだろうと思います。遠くに住む自分自身が利用できないのは残念。
ただ、今は旅行に行けなくても、近所の飲食店のテイクアウトを積極的に利用したいですね。宿泊業もそうですが、外食産業も同じく大変な状況なので。
名物料理のインターネット通販
続いて、宿の名物料理をインターネットで販売し始めた宿も。
新潟県は燕温泉にある「ホテル花文」では、手打ちの十割蕎麦や、妙高で採れた山菜を販売しています。
花文さんには3度泊まったことがありますが、お蕎麦が美味しかったです。別注でつけたりしていました。新潟県なので、地酒と一緒に。。
テイクアウトは近隣の方しか利用できませんが、通販であれば遠方の人も利用できます。
インターネット通販は、物流を担っている方々のハードワークのもとに成り立っているので、感謝しつつ利用したいですね。
クラウドファンディングなど
今、当面を乗り切るためのお金が必要な宿も多いのだろうと思います。
そんな中、クラウドファンディングでお金を募っている温泉宿を見つけました。
要はネット上で賛同してくれる人からお金を集めて、お金を出した人へは何らかのお礼をする、というものです。
長野県の千曲市にある複数の宿が、このクラウドファンディングをしていました。
このクラウドファンディングには大きく分けて2種類ありました。
- 3,000円で、リターンはお礼のメールもしくはお手紙
- 7,000円~34,000円で、リターンは将来的に宿泊できる権利
クラウドファンディングの期間は2020年4月いっぱいなので、早速参加させていただきました。早く「リターン」が利用できるようになることを祈りつつ。
また、静岡県伊豆市にある「神代の湯」では、宿で利用できる金券を販売していました。
これまた数年前に泊まったことがあるのですが、健康的なお食事とかけ流し温泉がある、静かできれいな宿でした。
ちょっと古いのですが、リンクを貼っておきます。
クラウドファンディングや金券などの形でお金を集めるのは良いアイデアに思えました。もっと広まればいいなと、個人的には思います。
というわけで
これまでお世話になった約100件の宿の「いま」を、インターネットで調べていました・・・やはり、休業している宿が多かったです。
そんな中で、テイクアウトやクラウドファンディングといった、新しいことを始める宿が出てきているのを知りました。
他にもいろいろな取り組みを始めている宿があるかもしれません。
泊まったことがないのでここでは紹介しませんでしたが、塩原温泉郷の有名な宿が、休業中に温泉を地元の家庭に宅配している、というニュースも見ました。
今は多くの宿が休業されていますが、この休業が明けて、元気に営業を再開されることを祈っています。
さて、今度はどこへ行こうかな。