ひとり温泉旅が好きで、2006年に信州にひとり温泉旅をしてから、もう13年続けています。
時にはスタイルが少し変わったりしたこともありましたが、どんな目的でひとり温泉旅に行くんだろう、というのを、今さらながら考えてみることにしました。
温泉宿が目的の旅と、そうでない旅
そもそも旅行に出かけるときに、温泉宿が主役になるか、脇役になるか、で旅の流れや、旅先での過ごし方が変わってくる気がします。
要は、温泉宿に泊まるために出かけるのか、他の目的のついでに温泉宿に泊まるのか、という違いですね。
もし、温泉宿に泊まることが旅のメインだったら、あらかじめ宿について調べることが多くなります。宿の雰囲気、お風呂、食事など。
逆に、何かのついでに温泉宿に泊まるのであれば、他の観点で宿を選ぶことになりそうです。
宿の場所がメインの目的を済ませるのに便利な場所かどうかとか、宿泊料金が安いかどうか、とか。
メインの目的っていろいろで、例えば自分の場合ですが、
- 遠方に住んでいる友人と会った後、その近くの温泉宿に泊まりたい
- 地方でのイベント(スポーツ観戦、ライブ等)の前後に、その地方の温泉宿に泊まりたい
- ローカル線に乗る「乗り鉄」の宿泊先として、沿線の温泉宿に泊まりたい
- 登山をする時、登る前(もしくは下山後)に、登山口近くの温泉宿に泊まりたい(今は登山はしていませんが・・・)
ということで、メインの目的の場所に近い宿、という選び方になってきます。
上記の例であれば、登山以外は「地方の大きな町にあり、交通の便がいいところ」にある宿を選ぶことになりそうですね。
町と温泉が近ければ温泉宿に泊まっても良いかな、となりますが、その町の近くに温泉がなければ、町中のビジネスホテルに泊まればいいかな、となりそう。
ただこれは、ひとり温泉旅でも、ふたり以上の温泉旅でも、同じことだと言えそうです・・・あれ、そもそもこれを「温泉旅」というのかどうか。
温泉に泊まるのが目的なら
そんな風に、他の目的のついでに温泉宿に泊まることもありますが、自分の場合は温泉宿に泊まるのをメインにする温泉旅が多め。
自分が温泉宿に泊まるのをメインにするとき、どんな目的で行くかというと、
- ちょっと日常に疲れたので、温泉宿でゆっくりしたい。
というのが多く・・・。
だだ、いくぶん元気があるときには、
- 行ったことのない温泉地や温泉宿に行ってみたいという好奇心。
というのが心の奥からよいしょと出てくることもあります。
ゆっくりしたい時
「ドラゴンクエスト」の町や村にある「たびびとのやどや」は、一晩泊まれば体力が完全に回復します。まあ、温泉宿に1泊しても完全に体力回復はしませんが。
ただ、ある程度は体がすっきりしたな、という実感はある。
さて、ゆっくり過ごすために温泉宿に泊まりに行く場合、こんなことを考えて計画を立てます。
- 比較的近くにある温泉地に行く。移動に時間と体力をあまりかけたくないので。
-
泊まったことのある宿を予約する。新しい刺激よりも、安心感を求めるので。
- 早い時間にチェックインする。宿でのんびり滞在したいので。
比較的近いところで、行ったことのある温泉地にある、泊まったことのある温泉宿には、安心して泊まれます。
時には、チェックインして案内されたお部屋に布団が敷いてあって、とりあえず横になったら眠ってしまい、目が覚めたら夜になっていた、なんてこともありますが・・・
ゆっくりしたい、疲れを取りたい、というなら、そういう選択が良いのではないかと思うわけで。
行ったことのない温泉地、温泉宿へ
・・・とまあ、温泉旅に行く目的の多くが「ちょっと疲れているのでゆっくりしたい」ということになると、泊まったことのある温泉宿を選びがち。
逆にそこまで消耗していない時は、行ったことのない温泉地への興味がわきます。
興味を持って、前もっていろいろ調べたりするのですが、結局は行ってみないと分からないので、それがまた面白く。
また、行ったことのある温泉地へ再訪するときでも、過去に泊まったことのない宿を選んでみると、少しだけ新鮮な印象になります。
同じところにばかり行くと頭が固くなってしまいそうなので、時には新しい場所へ足を運んでみるのも大切だなとも思います。
ブログをやるようになってからは「同じ温泉地に行って、同じ温泉宿に泊まってばっかりだと書くことなくなってしまいそうだなあ」という思いも、ちょっとあり。
再訪のひと工夫
そういうわけで、同じ場所にもう一度行く場合は新鮮味はちょっと薄れてしまうので、宿泊以外のところで少しバリエーションをつけるようにしています。
- 歩く時間を増やしてみる。電車やバスで駆け抜けるのと、視点が違ってきます。
- 前回と訪れる季節を変えてみる。日本の四季はそれぞれ、違った景色を見せてくれます。
- 地元の神社やお寺にお参りしてみる。ひとり静かなところを求めたくなるのですね。
- 酒蔵に行ってみる。日本各地には米とお水が美味しいところが多く、そんなところには美味しいお酒を造る酒蔵があるのですね。
- 宿の食事をつけずに、宿の外で食事をしてみる。宿の食事は似通ったものになりがちなので、外で好きなものを食べるのもありですね。
有名観光地に行ってみる、というのは、ひとりのときはパスします。観光客がたくさんいそうで、あまりそういうところをひとりでうろつくのは好きではなく。
そんな風に
最後の方、ちょっと話題がずれてしまいました。目的って何だろう、と言いつつ、マンネリ防止をどうするか、という話になっていましたね・・・
話を戻すと、ちょっと疲れたので温泉宿でゆっくりしてきます、というのがマイひとり温泉旅の主な目的になっています。
そんな時は何も考えずにゆっくりしたいので、以前に泊まったことのある温泉宿や、訪れたことのある温泉地を選ぶことが多くなります。知っている場所の安心感。
ただ、そればっかりだと飽きてしまうので、時には行ったことのない温泉地を目指すことがあります。
もしくは行ったことのある温泉地でも泊まったことのない宿を予約したり、旅の工程にちょっとした工夫を加えてみたり。
もちろん、他の用事のついでに温泉宿に泊まろう、ということもあります。
あなたの温泉旅の目的は、何ですか?
さて、今度はどこへ行こうかな。