戸倉上山田温泉のイメージは、伊香保や鬼怒川のような、昭和時代に賑わった温泉街、という感じでいたのですが、泉質が良さそうで興味は持っていました。
そこで、秋の三連休を使って行ってみることにしました。
國楽館戸倉ホテルに決めたのは、安くて部屋食で、レトロそうな建物の雰囲気が自分の好みに合いそう、といった理由からでした。
(2014年10月宿泊)
建物とお部屋
温泉街は駅から少し離れているので、千曲川をゆっくり歩いて渡ってチェックインします。
玄関から、もうレトロ感がたっぷり。ちょっとテンションが上がります。
階段を上がり、2階の部屋に案内されました。
部屋は広くて古びていました。
古さがいい味を出しています。たとえば、この金庫とか。金庫って意外と古いまま残っている宿が多いです。
窓が空いていたのか、スズメバチが部屋の中に入ってきていたので、女将さんに撃退してもらいました。
長野県の方は蜂に慣れていそう、というのはステレオタイプでしょうか、ちょっと怖かったのですが…
なお、トイレ、洗面所は共用です。
共用ですが、トイレはウォシュレットでした。壁に貼ってある間取り図が渋い。1階の「ダンスホール」って何だろう。
温泉とお風呂
さて、スズメバチも無事に撃退していただき無事に終わり、安心してから1階のお風呂に入ります。
男女別の内風呂があります。
露天は片方のみについていますが、朝に入れ替えになるので両方とも入れます。
壁面に千曲川と温泉街の見事なタイル絵がありました。
お湯はほんのり硫黄泉の香りがする、肌触りの柔らかくていいお湯でした。
時間帯によっては白く濁るのがまた不思議で。
食事
食事は夕食、朝食ともに、お部屋食でした。
夕食
まずは夕食。信州の宿らしく、蕎麦に野沢菜、鯉の旨煮。かなりボリュームがあります。食べ終えると満腹でした。
朝食
こちらは朝食です。布団を上げてもらった後の食事になりました。
レトロ探検
夜に建物の中を探検してみました。
鈴虫が飼われているようで、鳴き声が聞こえてきます。
1階にはジュークボックスがある「ダンスホール」があり、ブラウン管のテレビもありました。
その上にちゃんと液晶テレビが乗っかっていましたが。
いつの時代の建物なのかは分かりませんが、信州に多い戦前からの建物に違いありません。
ホテル、という感じではありませんが、この雰囲気は結構気に入りました。
個人的感想
戸倉上山田温泉は長野県の温泉の中でも規模の大きな温泉街ですが、さすがに3連休中にひとりで安価に泊まれる宿は多くありませんでした。
いざ泊まってみると、古い宿ですがこの雰囲気がいい感じで、こういう建物が好きな人だったら気に入るだろうな、と思った次第です。
- 古い建物は雰囲気十分。レトロな宿がお好きな方へ。
- 温泉は硫黄泉で、小さいながらも露天風呂があります。
アクセス
しなの鉄道線「戸倉」駅から約2キロ弱。
少し歩きますので、歩きたくない方は駅からタクシーで。
関連リンク
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さて、今度はどこへ行こうかな。