戸倉上山田温泉の有田屋旅館は、ひとり泊が可能で食事もお部屋でいただけるということで、じゃらんネット上で候補に入れていた宿でした。
自分の行けるタイミングでなかなか空きが出ていなかったのですが、とある年の春に初訪問できました。
その後、またいつか行ってみたいと思っており、3年半後に再訪しています。
(2017年4月、2020年9月宿泊)
建物とお部屋
有田屋旅館のあるエリアは、最寄り駅から少し離れています。いつも戸倉上山田温泉へ行くときは、ゆっくり歩いて向かうことにしています。
戸倉上山田温泉の温泉街のメインストリート沿いに、有田屋旅館はあります。目の前の通りは車もそこそこ通ります。
なお、有田屋旅館の"有田"の由来は、初代の旦那さんが九州の"有田焼"を売っていたことからなのだそう。玄関の奥に、有田焼のカップが飾られています。
建物は、古い2階建てです。お部屋は1階と2階の両方にあり、それぞれ1回ずつ泊まったことがあります。
2階のお部屋は10畳の和室で、ひとりで泊まるには十分すぎる広さ。すでに布団が敷いてありました。
いっぽう1階の奥にあるお部屋は、奥にツインベッドがある和洋室。個人的には布団よりベッドが好きなので、ちょっと嬉しくなったのでした。
いずれのお部屋も、トイレと洗面所は新しくなっていました。
また、Wi-Fiも利用可能になっています。こちらは最近になって導入されたようですね。
温泉とお風呂
1階に男女別の内風呂があります。
泊まった時には広いほうが男湯、奥の小さいほうが女湯になっていました。
ちょっと熱めで、よく温まる硫黄泉。源泉かけ流しです。よく見ると、細かい湯の花が混じっていました。
口に含むと、ほんのりと卵の味。お湯の色は、昼間と夜は無色透明だったのが、朝風呂に入った時は薄緑色になっていました。
時間帯や季節によって、色が変わる不思議な温泉です。
2020年に泊まった時には、お風呂の入り口に「シャンプーバー」がありました。
健康に良さそうなシャンプーとトリートメントが複数用意されていて、好きなものを少量取ってからお風呂に持ち込んで、髪を洗うのに使えるようになっています。
敏感肌の人だと、宿泊施設のシャンプーが皮膚に合わない、ということも時にはあるかも知れません。
個人的にも、市販のシャンプーの中には合わないものがあるので、こういうサービスは嬉しいものでした。
食事
夕食・朝食ともに、お部屋でいただきました。食器は有田焼を使っているそうです。
夕食
まずは夕食のご紹介。
温泉旅館なので和食がメインなのですが、ポルチーニクリームやジェノベーゼソースが使われていたり、イタリアンの味付けがされているおかずも。
こういう、和の中にさりげなく洋の味付けを入れてくるのって結構好きです。
地酒も種類が豊富で、飲み比べセットでいただきました。リストから3種類を選ぶようになっています。
朝食
続いて、朝食です。信州のお宿らしく、野沢菜やニジマスの甘露煮など、信州らしい料理が並びます。
温泉湯豆腐からは、温泉の香り。名物は若旦那さんが作るという燻製で、チーズと卵とベーコンが少しずつ盛られていました。
朝食の後は、コーヒーのサービスがありました。
玄関の奥の食器棚に並んでいる有田焼のカップから好きなものを選んで、コーヒーを注いでいただき、お部屋でひと息。
個人的感想
小規模で、温泉の質も良くて、お食事がお部屋食、ということで、個人的には割と好みのタイプな旅館でした。
基本的には宿にこもっていたのですが、接客はつかず離れずで割とあっさりしていたので、過ごしやすかったです。
アクセス
電車・バス
しなの鉄道線「戸倉」駅下車。
駅から温泉街までは2キロほど離れています。
千曲川を眺めつつ歩いて行くのも良いのですが、バスを利用される場合は、千曲市循環バスに乗り「上山田温泉公園」バス停下車、徒歩1分です。
車
上信越自動車道「坂城」インターから、国道18号線経由で約20分。
関連リンク
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公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。