長野県にある戸倉上山田温泉へはこれが3回目の訪問です。
今回、8月の平日に1名で泊まれる宿を探していて、空室のあった「山風荘(さんぷうそう)」を予約することができました。
北陸新幹線を上田駅で降り、しなの鉄道線で4つ目の戸倉駅に向かいます。ここから歩いて宿まで向かいます。少し遠いのですが、のんびり行きましょう。
(2019年8月宿泊)
建物と部屋
戸倉上山田温泉の温泉街は最寄りの戸倉駅から少し離れています。中でも今回の山風荘は駅からみて奥の方。2キロほど離れているようです。
長く歩きたくない方は、駅からタクシーで行きましょう。
通り沿いにある、古そうな建物です。通りはあまり車も走っておらず、静かなところでした。
宿の目の前には「恵の泉 飲泉処」という飲泉所があって、温かく硫黄泉の香りがする温泉を飲むことができるようになっていました。
さて、チェックインです。階段を上がって2階の部屋に案内されました。
10畳の和室の奥に、3畳のスペースがあります。布団が既に敷いてあり、冷蔵庫、シャワー付きトイレ、洗面所、金庫もついています。広さも設備もひとり旅には十分。
窓からは向かいのホテルと、先ほどの飲泉所が見えました。
温泉と風呂
1階に、男女別の内風呂があります。内風呂の先には露天風呂も。
広いお風呂でしたが、平日でお客さんもそう多くなかったのでしょうか、常に「独泉」できました。そう、他のお客さんとは一緒にならなかったのです。
戸倉上山田温泉は硫黄泉で、その日の気温などによって温泉の色が変わることがあります。この時はずっと白く濁っていました。
お湯の温度は適温で入りやすく、外気に触れる露天風呂の方がよりぬるめになっていました。よくよくお湯を見ると、消しゴムのかすのような湯の花も混じっています。
にごり湯ですが、いわゆる硫黄泉の匂いはそこまで強くもなく、あくまでさりげなく漂ってくる感じ。
暑い季節だったので長風呂はしませんでしたが、湯上りに肩が軽くなっていたのを感じました。きっと血流が良くなったんだろうなと。
食事
夕食・朝食ともに、2階の奥にある大広間のテーブル席にていただきました。プランによっては、個室でいただけることもあるようです。
夕食
既にほとんどの料理が用意されていました。宿の方が鍋に火をつけます。そう、旅館の夕食の定番、豚肉の陶板焼きです。
献立の説明書きの紙もあります。これがあるとちょっと本格的な感じがして嬉しくなるのは自分だけでしょうか。。
夏野菜を使った料理と、冷たくしていただく料理とがメインになっていました。
さて、冷酒を1本注文。
お隣の上田市の地酒「明峰喜久盛(めいほうきくざかり)」が出てきました。お酒が来たところで、いただきます。
この地域の宿では鯉料理が出ることが多く、ここでもお刺身に鯉の洗いと、鯉の甘露煮とが出てきました。
最後には茶碗1杯分の炊き込みご飯とお吸い物、そしてデザート。野菜が多めだったのでお腹に優しいお食事でした。
朝食
朝食も同じ大広間のテーブル席でいただきます。
部屋を出る時、宿の方から布団を片付けるかどうか聞かれました。聞いて回っているようです。食後もごろんとしたかったので、片づけなくてもいいです、と答えました。
意外と「朝食中にお布団を片付けていいかどうか」を聞いてくる宿は珍しい気がします。親切でいいですね。
そういえば、お茶セットが、緑茶とほうじ茶の2種類の茶葉が用意されていました。複数用意されているのも、珍しい方かなと思います。
個人的感想
とにかくお風呂が良かったです。いわゆる源泉かけ流しで、温度も適温。滞在中5回も入りました。
古びた宿ですが、設備は整っていますし、周辺にも飲食店がいくつかあるので、夕食をつけずに近くでいただく、というのも良さそうです。
自分も夕食後、近くの焼き鳥屋さんで少しだけ2次会をしました。
ただ、戸倉上山田温泉はいわゆる「夜のお店」が多いので、暗い時間帯に歩くのはちょっと怖いな・・・という場所もありますが。
アクセス
電車・バス
しなの鉄道線「戸倉」駅下車。
www.onsen-oh-yu.com
駅から温泉街までは2キロほど離れています。
千曲川を眺めつつ歩いて行くのも良いのですが、バスを利用される場合は、千曲市循環バスに乗り「上山田温泉公園」バス停下車、徒歩5分です。
車
上信越自動車道「坂城」インターから、国道18号線経由で約20分。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。