別所温泉がある長野県上田市へは静かな温泉旅でよく来ているのですが、実はあまり別所温泉には行ったことがありませんでした。
というのも、別所温泉には土日にひとり泊できそうな宿が少ない印象を持っていたからです。
ここ何年かで、個人的に平日を絡めた温泉旅がしやすくなったので、別所温泉にも泊まってみることにしました。
今回の「つるや」を選んだのは、遅い時間にチェックインできること。最初に泊まった時は仕事が終わった後で出かけたので、チェックイン時間は重要だったのです。
その3年後にもう1度宿泊しています。その時は2食付きで泊まりました。
(2018年4月、2021年3月宿泊)
建物とお部屋
宿の最寄り駅、上田電鉄別所線の別所温泉駅からは歩いて行ける距離です。
1回目の宿泊では、前もって宿に電話しておき、別所温泉駅に着いたときに宿の方が車で迎えに来てくださっていました。
2回目のときは、駅から無料のシャトルバスが出ており、それに乗せていただきました。このバスはおそらく旅館組合が走らせているようです。
駅から宿までは歩いて行ける距離なので、車だとあっという間に到着です。
共同湯「大湯」の裏手、坂の途中に旅館つるやの建物がありました。
階段を上って2階のお部屋に案内されます。歴史の長そうな宿と建物ですが、きれいで居心地は良かったです。
お部屋は11畳の広い和室。洗面所、トイレ(シャワー付)、冷蔵庫、金庫と、必要なものはひととおり揃っています。
素泊まりで遅い時間にチェックインしたときは、最初から布団が敷いてありました。2食付きの時は、食後に布団が敷かれます。
テレビは今時珍しい、ブラウン管。今は一部の部屋にのみ置かれている年代物。徐々に液晶テレビに取り換えているそうです。
その横の黒電話も、今となってはとても懐かしいですね。
春の宿泊でしたが、夜と朝は気温が低いそうです。2018年に泊まった時はこたつと石油ファンヒーターも用意されていました。確かに朝は冷えましたね。
温泉とお風呂
お風呂は男性用と女性用とで階が違うようです。
- 1階:男性用の内風呂と露天風呂、貸切風呂
- 2階:女性用の内風呂と露天風呂
かけ流しの温泉で、お湯の温度は少し高め。空気のひんやりした朝の時間帯は適温になっていて、ゆっくり入れました。
露天風呂は外の冷たい空気に触れているので、内風呂よりも温度は低くなっていました。これくらいの温度が好き、という人も多そうです。
出典: http://www.bessho-onsen.com/inn/%E6%97%85%E9%A4%A8%E3%80%80%E3%81%A4%E3%82%8B%E3%82%84/
硫黄泉の香り、いわゆるタマゴ臭がふんわり漂う透明の温泉です。やはり、硫黄泉の香りは温泉に入っている実感がわきますね。少し嬉しくなります。
シャワーやカランから出てくるお湯も温泉だったのでしょうか、蛇口が黒ずんでいました。温泉の成分で蛇口の色が変わるのはよくあることなので。
貸し切り風呂は男性用の内風呂と隣り合っていました。貸切風呂といいつつ結構広そうなお風呂でした。もしかしたらここは、以前は女湯だったのかも。
お食事
夕食・朝食ともに、お部屋でいただきます。
信州牛のしゃぶしゃぶが出てきました。トロっとして美味しかったので、聞いてみるとA5ランク(!)の高級牛肉だったそうです。
また、鯉の旨煮が出てくるのはこの地域ならではですが、こちらは骨までそのまま食べることができました。


お酒は、地酒の飲み比べセットをいただきます。地元上田の「福無量」と、あとは名前は忘れてしまいましたが、小布施と佐久のお酒でした。
続いて、朝食です。お部屋の布団を片付けてもらい、ゆっくりとお部屋でいただきました。
まとめ
ということで、素泊まりで泊まって良かったので、3年後に再訪してみました。
- 温泉は源泉かけ流し。露天風呂、家族風呂もあります。
- 夕食がつかないプランであれば、夜遅くの時間帯にチェックインできます。
- 食事はお部屋でゆっくりいただけます。
- 歴史のある古い旅館ですが、きれいで快適に過ごせます。
素泊まりの宿泊料金は8,790円でした(宿泊料8,640円+入湯税150円)。2018年4月、平日の1名泊です。
2食付きの宿泊料金は11,150円でした(宿泊料11,000円+入湯税150円)。
アクセス
上田電鉄別所線「別所温泉」駅下車、徒歩10分。
公式サイト
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さて、今度はどこへ行こうかな。