※温泉地にある宿ですが、宿のお風呂は温泉ではありません。念のため。
数年前まで、尾瀬とその近辺の山々に繰り返し足を運んでいた時期があったのですが、今回の「湯の花温泉」、行き帰りのバスの車窓から気になっておりました。
そこで、尾瀬近辺の山「田代山」に登る際に、湯の花温泉に前泊することにしました。
ちょうど、湯の花温泉から田代山の登山口までシャトルタクシーが出ていることを知ったので、シャトルタクシーと一緒に予約しました。
また、当時は地元自治体(南会津町)が湯の花温泉の宿に泊まる際に宿泊補助金を出していた時期でした。
あいにく、今回泊まった「北の家」は補助金の期間が終わっていたそうで割引はありませんでしたが、割引はなくてもいいからと、予約して泊まることにしました。
宿の奥さんと電話で話していて、印象が良さそうだったのと、1人で泊まれる宿を探しなおすのが手間だったのです。。。
(2013年10月宿泊)
建物と部屋
南会津までは長旅です。
特急列車とローカル線と路線バスを乗り継いで、湯の花温泉にやってきました。
野岩鉄道の終点、会津高原尾瀬口駅から湯の花温泉を経由するバスは、1日2本しかありません。
お昼時に湯の花温泉で降りて、蕎麦屋さんに入って田舎風のお蕎麦をいただき、宿を見つけてチェックインしました。
2階のお部屋に案内されました。民宿なので質素なお部屋です。
温泉と風呂
宿のお風呂は温泉ではないのですが、湯の花温泉には4か所の共同湯がありまして、入浴券(4か所すべてに当日中入り放題になります)を割引価格で買うことができました。
早速入浴券を宿の奥さんから買って、湯巡りを楽しみます。
どこも空いていましたが、どこもかなり熱く、水でうめたりしてかろうじて入りました。
宿から一番近かった「石湯」の雰囲気がとても良かったです。
食事
食事は夕食も朝食も、別棟の茅葺き屋根の建物でいただきます。
熊の毛皮と剝製がかざってありました。
野菜はもちろん地元の野菜。
お魚はイワナが、お刺身と囲炉裏で焼いた塩焼きになって出てきます。
キノコ汁も囲炉裏で温められています。
〆には新そば。何とまあ、贅沢な。
翌日は登山なので、朝食後すぐにシャトルタクシーに乗ります。
山での昼食用に、おにぎりも作ってもらいました。山でいただくおにぎりの美味しいこと!
シャトルタクシーは木賊温泉、桧枝岐村を通って登山口まで走ります。
正規料金なら何万円かしそうな長距離でしたが、何と1,500円で利用できました。
秋の3連休だったのですが、乗ったのは自分だけ。
運転手さんとたくさん話をしながら、登山口に向かったのでした。
個人的感想
温泉宿ではないのですが、田舎の民宿の食事って美味しくて結構好きです。
普段は遠いところへはなかなか行けないものの、さすがにこのあたりまで来ると結構旅行に来た感じがしますし、食事も特徴的で、なおかつ美味しいと。
民宿なので、安い値段で泊まれるのも嬉しいですね。
温度の熱い温泉は、共同浴場が激熱でも旅館は適温になっていることがあるので、もしかしたら湯の花温泉の温泉旅館は、少し温度調整されているのかもしれません。
アクセス
以前は湯の花温泉を通るバスがありましたが、2024年9月現在は電車とバスだけで湯の花温泉に行くことができません。
最寄りの野岩鉄道・会津鉄道「会津高原尾瀬口」駅からタクシーを利用する形になります。所要時間は約30分。
会津高原尾瀬口駅までは、浅草から特急「リバティ会津」で直接行くことができます。
関連リンク
この宿が出てくる旅行記
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。