温泉宿に泊まってのんびりするのがスタイルですが、そればかりだと時々飽きてくるので、観光要素を入れたりしています。
その一環?で、2015年から行った先々で、神社にお参りしていこうと決めました。
神社ですから、日本のあちこちにあります。神社にお参りした記録として御朱印をいただくために、御朱印帳も買いました。
で、御朱印帳を買って神社の本を読んでみたのですが、意外と、御朱印をいただけるような大きな神社(もしくは、常に有人の神社)は温泉街の近くには多くないようです。
たとえば"諏訪大社と下諏訪温泉"とか、 もしくは"弥彦神社と弥彦温泉"とかでしょうか。
ということで「神社の近くの温泉に泊まる」というのは割と早期に断念しまして、お昼に参拝して、電車やバスを乗り継いでその日の温泉に行く、というパターンにあいなりました。
ただ、昔からある温泉地には、無人でちいさな神社があることが多いです。湯治場の神社であれば、湯治で足の治った人が杖を返す場所があったりします。
また、温泉にまつわる神様のエピソードも多く、お祭りが盛大に行われる神社もあります。こちらは、群馬県は老神温泉にある赤城神社の「大蛇みこし」です。
老神の赤城神社は小さいのですが、こちらの大蛇みこしは「最も長い祭り用の蛇」としてギネス認定された、とのこと。
年に一度の「大蛇祭り」で、この大蛇みこしが温泉街を通るのだとか。
古くからの温泉は、自然に湧いたものを人が見つけて、というケースが多そうです。温泉は神様からの恵みだと考えられたのかもしれませんね。
神社がなくてもお寺がある温泉地も多いです。温泉が発見されたのがきっかけで、お寺が建立されたケースが多いように思います。
その中でも、奥日光は湯元温泉にあるのは「温泉寺」。
寒い冬の季節を除いて、温泉に入れるお寺です。源泉が湧く原っぱのすぐそばにあるので、いいお湯なのだろうと思われます。
あいにく、湯元温泉に寒い季節にしか行ったことがなく、温泉寺のお風呂に入ったことはないのですが。
あとは、自分がよく行く丸子温泉郷の霊泉寺温泉には、平安時代に温泉が見つかった後に建立された「霊泉寺」があります。
薬師堂という建物も多いですね。四万温泉(群馬)の「日向見薬師堂」や、栃尾又温泉(新潟)にも、自在館の裏手に「薬師堂」があります。
薬師堂は「薬師如来」をまつっているようなのですが、薬師如来は病気平癒の仏様。温泉で湯治して病気を治す、という昔からの温泉の入り方と、密接に関わっているように思えますね。
タイトルが「温泉旅と神社」となっていたのに、後半部分はすっかりお寺の話になってしまいました。すみません。
さて、今度はどこへ行こうかな。