増富温泉(増富ラジウム温泉)は前から気になっていた温泉地でした。
が、自分が増富温泉に行こうと考えていた当時はネット上の情報があまり多くなく、大手の予約サイトからの予約もできない状況でした。
限られたネット情報の中で読んだのは、増富ラジウム温泉の中でも最も有名な宿「不老閣」は湯治のお客さんで予約がいっぱい、ということ。
他に泊まれそうな宿がないか探していたのですが、この「津金楼」は宿の公式ウェブサイトもあり、1名の宿泊料金も記載されていたので、電話して予約しました。
(2007年6月宿泊)
建物と部屋
増富温泉はかなり山奥にある温泉地で、JR韮崎駅から1時間ほど、バスでゆっくり上っていった先にあります。
川沿いに温泉宿が数件と、お店が数件というこじんまりとした温泉街で、中でも今回の津金楼は一番奥にありました。
建物はかなり古びていましたが、一晩過ごす分には気にならない程度でした。
創業は明治時代とのことで、歴史の長い宿です。さすが「大湯元」。
案内されたお部屋は6畳間で、トイレ、洗面所は共用になっていました。
温泉と風呂
温泉は男女別の内風呂と、貸切風呂がありました。
内風呂には常に誰か人が入っています。
事前に見た情報の通り、湯治場なので、じっくりお風呂に入る方が多いのでしょうか。
内風呂には加温したお湯と、源泉そのままの冷たいお風呂の二つの浴槽がありました。
どちらも温泉の色は黄色く、入っていると疲れが出るような感じ。
エネルギーの強い温泉だったのでしょうか、お風呂に入って部屋に戻るとそのまま昼寝してしまい。
貸切風呂のことは宿の方からは聞いていませんでしたが、上の方のフロアにあるのを偶然見つけました。
こちらは加温なしの浴槽のみなので、お風呂に入っているのは冷たくて黄色く濁った水。
足を突っ込んで、その冷たさに驚いて撤収・・・。
以前、同じ山梨県内の、ぬる湯として有名な「下部温泉」の宿で、他の宿泊客の方と話をしていて「増富温泉は下部温泉より冷たい」と聞いていましたが、確かに。
食事
食事は夕食、朝食ともお部屋食でした。
夕食のスタートは17時半と早めです。宿泊客が、夜が早いシニア層が多いからでしょうか。(湯治宿の夕食時間は早くなる傾向があります)
アクセス
JR中央本線「韮崎」駅から路線バスを利用します。
2つの会社がバスを運行しています。
- 山梨交通バス「増富温泉郷」行きで約1時間。「増富温泉郷」下車、徒歩7分。
- 山梨峡北交通バス「みずがき山荘」行きで 約1時間。「増富温泉峡」バス停で下車、徒歩10分。こちらは毎年4月~11月のみの運行です。運行日の詳細は以下をご確認ください。
関連リンク
近くの宿の宿泊記録
公式サイト
さて、今度はどこへ行こうかな。