温泉好きのお湯

関東近郊を巡る、静かな温泉旅。今度はどこへ行こうかな。

山梨交通バス・山梨峡北交通バスに乗って、増富温泉(山梨県)へ。

※このページにはプロモーションが含まれています。

先日、山梨県の「増富温泉(増富ラジウム温泉)」に再訪してきました。 

標高1,000メートルの高地にある増富ラジウム温泉(以降は「増富温泉」と書きます。)へ行くには、最寄りの駅からかなり離れており、路線バスを利用することになります。

で、増富温泉へは2つの会社がそれぞれ走らせています。山梨交通の子会社「山交タウンコーチ」と「山梨峡北交通」。

yamanashikotsu.co.jp

山梨峡北交通株式会社 | Sight seeing bus&Travel agent Yamanashi Kyohoku Kotu CO.,LTD.

ここでは、両社のバスについてまとめてみることにします。

なお、山交タウンコーチについては、このページでは親会社の「山梨交通」と記載しておきます。

路線の概要

山梨交通、山梨峡北交通ともに、おもにJR中央本線「韮崎」駅と増富温泉とを結んでいます。もっと細かく書くと、

  • 山梨交通:韮崎営業所~韮崎駅~増富温泉
  • 山梨峡北交通:韮崎駅~増富温泉~みずがき山荘

となり、山梨峡北交通のバスは、増富温泉のさらに上の山小屋「みずがき山荘」まで登っていきます。

みずがき山荘は、日本百名山「瑞牆山(みずがきやま)」「金峰山(きんぷさん・きんぽうさん)」への登山口になっており、登山に便利なバスになっています。

また、途中の経路は両社で異なっておりまして、

  • 山梨交通:北杜市役所など、住宅の多いところを経由。
  • 山梨峡北交通:「ハイジの村」等、観光地を経由。

そう、山梨交通のほうは地元の人の利用が多い印象で、山梨峡北交通は、登山客の利用がが多いです。

山梨峡北交通のバスは登山のシーズンオフになる冬の時期は運行されません。毎年4月から11月までの運行になっています。

なお、ややこしいのですが、山梨交通のバス停の名前は「増富温泉」、山梨峡北交通の名前は「増富温泉」です。(バス停の位置もちょっとだけずれています。)

このページでは「増富温泉」と統一して書くことにします。

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所要時間・運賃・本数

情報は全て、2018年9月現在のものです。

所要時間

所要時間は以下の通りです。

  • 韮崎駅→増富温泉郷:約1時間
  • 韮崎駅→みずがき山荘:約1時間20分(山梨峡北交通のみ)

運賃

続いて運賃はそれぞれ、以下の通りです。

  • 韮崎駅→増富温泉:山梨交通1,230円、山梨峡北交通は1,340円
  • 韮崎駅→みずがき山荘:2,060円(山梨峡北交通のみ)
  • 増富温泉→みずがき山荘:820円(山梨峡北交通のみ)

増富温泉まで行くには、山梨交通のほうが安くなっています。

また、山梨交通はSuica等の交通系ICカードが使えますが、山梨峡北交通は現金払いのみになります。

本数

1日あたりの本数は、平日と土日、下りと登りで変わってきます。

まず、平日。

  • 韮崎駅→増富温泉:15本(山梨交通10本+山梨峡北交通5本)。
  • 増富温泉→みずがき山荘:6本(山梨峡北交通のみ)
  • 増富温泉→韮崎駅:14本(山梨交通8本+山梨峡北交通6本)。
  • みずがき山荘→増富温泉:6本(山梨峡北交通のみ)

続いて、土日。

  • 韮崎駅→増富温泉:13本(山梨交通7本+山梨峡北交通6本)。
  • 増富温泉→みずがき山荘:7本(山梨峡北交通のみ)
  • 増富温泉→韮崎駅:14本(山梨交通7本+山梨峡北交通7本)。
  • みずがき山荘→増富温泉:7本(山梨峡北交通のみ)

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始発バスの時刻

有名な山への登山口が近いので、朝のバスも登山客が利用しています。なので、みずがき山荘への始発のバスも紹介しておきます。

かなりの早起きになりますが、JR中央本線の朝一番の電車(立川駅始発)に乗れば、朝9時すぎにみずがき山荘に着けるようになっています。

  • 立川駅5:24発→(普通列車)→大月駅着6:19着/6:23発→(普通列車)→甲府駅7:12着/7:24発→(普通列車)→韮崎駅7:37着/7:45発→(山梨交通バス)→増富温泉8:45着/8:50発→(山梨峡北交通バス)→みずがき山荘9:07着

まあ、さすがにこれは無理だろう、と言う方のほうが多い気もします。そんな場合は、朝一番の特急電車を利用することになります。

  • 新宿駅7:00発→(中央本線特急あずさ)→韮崎駅8:37着/8:50発→(山梨峡北交通バス)→みずがき山荘10:02着

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みずがき山荘から瑞牆山へ登って降りて、というコースを考えると、午前中に登り始めれば夕方前にはみずがき山荘に戻って来れるはず。ちょっとバタバタしますが。

みずがき山荘からの最終バスは16:30発(土日の場合。平日は15:20発)なので、何とか日帰り登山が可能なようにダイヤが組まれています。

とは言ってもかなりの強行軍になりますので、登山の前の晩もしくは下山後に、増富温泉に泊まったほうが安心だと思います。

そう、ここは静かな温泉旅のブログなので、温泉に泊まることをお勧めしておきます。

最終バスの時刻 

増富温泉は夜が早そうですが、いちおう最終バスの接続も載せておきます。

  • 平日:新宿駅17:30発→(中央本線特急あずさ)→甲府駅19:14着/19:20発→(普通列車)→韮崎駅19:34着/19:38発→(山梨交通バス)→増富温泉20:38着
  • 土日祝日:新宿駅15:00発→(中央本線特急あずさ)→韮崎駅16:42着/17:15発→(山梨交通バス)→増富温泉18:15着

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乗ってみた

さて、韮崎駅からバスで増富温泉へと向かいましょう。以前は、山梨交通と山梨峡北交通とで乗り場が別な場所にありましたが、今は同じ乗り場から出発です。

韮崎駅を出て右側には市民交流センター「ニコリ」があり、ロータリーの向こうにはショッピングセンター「ライフガーデンにらさき」があります。

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増富温泉に行く前に、ここで買い物を済ませておきましょう。

韮崎市民交流センターNICORI

www.dr-sc.com

山梨交通の場合

さて、2番乗り場に山梨交通のバスがやってきました。

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お客さんは地元の人が多い気がします。バスは韮崎駅のロータリーを出て、静かな街を抜け、民家が並ぶ道を少しずつ登っていきます。途中、トラクターとすれ違ったり。

日帰り温泉がある道の駅「ゆーぷる韮崎」に停車。立派な建物で、いつかは行ってみたいところですが、今回の目的は山奥の増富温泉です。

そしてバスは途中の交差点を右折。道が狭くなり、川を渡り、中央自動車道をくぐり、また少しずつ登っていきます。 

北杜市役所前、というバス停に止まりました。この辺は合併前は旧須玉町の中心部だったのでしょうか、お店も若干あって、ちょっとした町になっています。

さて、バスは「ラジウムライン」を登っていきます。途中、田園地帯を見下ろす絶景ポイントがあったり。

そうしていよいよ山の中へ。時々民家があって、少しずつ乗客が降りていきます。

ちょっと長めのトンネルを抜けて、道が狭くなり。反対側からの車と、すれ違うのも一苦労。右から渓流が寄ってきて、増富温泉の民宿やお店が見えてきます。

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終点の「増富温泉郷」バス停も、お土産屋さんと食堂がある民宿「かもしか」の真横にあります。ご乗車お疲れさまでした。

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山梨峡北交通の場合

山梨峡北交通のバスは、山梨交通のに比べてちょっと小ぶり。こちらは大きなザックをしょった登山客が多く乗ります。

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最初は山梨交通バスと同じ道を走り、途中で先に右折します。

最初のバス停は「農村公園前」。以前はこの辺から右に入って「ミサワワイナリー」に寄っていました。

次のバス停は「クララ館」。ハイジの村、という広いフラワーセンターの中の施設です。温泉に入れる宿泊施設です。

数年前、登山の帰りに利用したことがあります。(その時は別な名前でした)

TOP of クララ館

次に「ハイジの村」に寄ってから敷地を出て道路に戻って「明野つみとり園」バス停。

その次の「茅ヶ岳(金ヶ岳)登山道入口」バス停は、その名の通り、ここを曲がってまっすぐ上ると登山道へと繋がっています。

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そのあと、山梨交通バスと同じ道を上っていきますが「みずがき湖ビジターセンター」までバス停はありません。

増富温泉の温泉街の手前にある日帰り温泉「増富の湯」に寄ってから、増富温泉に到着です。(山梨交通のバスは「増富の湯」へは寄りません)

www.masutominoyu.com

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増富の温泉街を抜けてから「みずがき山リーゼンヒュッテ」「金山平」バス停を通り、終点が「みずがき山荘」です。

www.mizugaki.burari.biz

お疲れさまでした。登山される方はお気をつけて。

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さて、今度はどこへ行こうかな。

 

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