8月に、子供とふたりで温泉旅に行ってみようと準備していたのですが、出発当日になって子供が体調不良でドタキャン。
その後、9月の週末に妻が不在になるタイミングがあったので、諦めていた子供とのふたり温泉旅リベンジ、をしてきました。
行ってみて気づきも多くあったので、忘れないうちにまとめておきます。
ふたりのプロフィール。
って書くと結婚式みたいだな。。。もちろん親子です。
自分。アラフォー。ひとり旅歴は20年あまり、ひとり温泉旅歴は12年目。
土日は子供とふたりで動物園や水族館などにちょくちょく出かけたりしていますが、平日の育児は朝に保育園に連れて行くくらいで、ほとんどしていません。
子供。4歳。0歳の頃から新幹線への乗車経験あり。初めての温泉は1歳のときで、それ以降年に2回ほど、家族で温泉旅に行っています。
幸いなことに食物アレルギーはありませんが、食べ物の好き嫌いが激しいです。
旅行計画を練る。
今回は初のふたり温泉旅ということで、じっくりプランを考えました。
何度も行ったことのある場所に行く。
リピート傾向があって、同じ土地・同じ宿に何度も行く自分です。
が、今回のふたり温泉旅は、旅先でのまだ見ぬ新発見を求めるのではなく、行き慣れている長野県は東信地方を行き先に選びました。
子供とのふたり旅そのものが初体験なので、トラブルが起きた時のことを考えて・・・
子連れで泊まりやすそうな宿に泊まる。
東信地方には複数回泊まった宿がいくつかありますが、子連れならここが一番良さそう、という宿を選びました。
実は8月にドタキャンになった少し後でその宿にひとり泊をしたので、結果的に下見ができましたが、ここなら大丈夫だな、と思えたのでした。
宿泊客の少ない平日に泊まる→失敗。
平日は宿も温泉街も空いていていいかなと思い、最初は平日に予約していたのですが、ドタキャンで叶わず。
仕切り直しは週末に行くことになりました。子供の体調が急変するのが怖かったので手配は直前にし、子供には当日の朝、行くよ、と伝えました。
子供が喜びそうな経験をさせる→?
当初は美術館の子供向けの特別展示に連れて行くつもりだったのですが、それはあくまで日程変更前の話で、仕切り直しの時はその特別展示が終了していたのでした。
仕切り直した日程の2日目が温泉街のお祭りの日だったので、そこで遊ばせることにしました。
が、2日目は「おうちにかえりたいの」と言われ、まっすぐ帰ることに。
鹿教湯温泉に決定。
ということで、今回は信州の「鹿教湯(かけゆ)温泉」を選びました。
不安材料は、都内から新幹線で1時間半、新幹線の駅からもバスで1時間余りと遠く、かつ鹿教湯温泉は静かな温泉街なので、子供が退屈しないかなと言うところ。
ただ、結果的には心配するほどのことはなかったです。
移動する。
今回の移動手段は、上田駅まで北陸新幹線、上田駅からは路線バスでした。
あさま号に乗る。
今回は自由席にしました。
自由席なら未就学児も無料で席に座れるのと、乗り遅れても次の電車にそのまま乗ればいいので、アクシデントがあっても大丈夫かなと言うことで。
さらに「モバイルSuica特急券」で、窓口や券売機は一切利用せずにスイスイ乗れました。
北陸新幹線の中でも、あさまは割と空いています。大宮でかなり席が埋まるのですが、多くのお客さんが軽井沢で降りるので、それ以降は空いていました。
ただ、あさま号は車内販売がないので注意。普段使っている「車内販売のカチカチに凍ったアイスを長時間食べさせる作戦」が使えません。
泊まった宿でペロペロキャンディーをいただいたので、帰りはそれを舐めさせていました。
路線バスに乗る。
子供を路線バスに長時間乗せるのが初めてだったので、実は乗り物酔いが心配でした。
鹿教湯温泉へ行くバスは、遠回りするバスと、近道をショートカットするバスがあり、後者に乗ろうと思って段取りを組んでいたのですが、上田駅に早く着き過ぎてしまい。
上田城址公園で遊ばせようかなとも思ったのですが「はやくおんせんいきたいの」と仰せだったので、数分後にやってきた遠回りのバスに乗ることに。
退屈するかと思っていたところ、途中から眠ってしまい、降りるバス停で子供を起こしました。これはラッキー。
食べる。
駅弁を食べる。
初日の昼食は東京駅でお弁当を買いました。ジャケ買いならぬパッケージ買いでチキン弁当。それを新幹線の車内で、ふたりで半分ずつ食べました。
駅弁にしたのは、少しでも新幹線の時間を退屈にさせないという意味もあったのですが、結構ハイペースで食べられてしまい、大宮に着くころには空になってしまいました。
お茶をする。
上田駅に着いて、バスが来るまで少し時間があったので、駅のタリーズコーヒーでお茶をしました。
タリーズコーヒーにはキッズメニューがあり、ココアやジュース、パンケーキにアイスクリームと揃っていて、子連れには嬉しいところです。
子供はアイスクリームにしたのですが、ゴルフボールほどの小さなアイスでした。
ちなみに、スターバックスコーヒー(スタバ)にもキッズメニューがありますが、
- スタバ→メニューの種類はココア、ミルク、ジュースのみだが、大人向けのショートサイズと同量。どこのお店でも子供用の椅子がある。
- タリーズ→メニューはスタバより豊富だが、量はショートサイズ以下で少なめ。子供椅子が店によってはない。
という違いがあります。
蕎麦を食べる。
2日目の昼食は、信州らしいものをと思って蕎麦屋さんに入りました。
上田も蕎麦屋さんは多いのですが、時間もあまりないので駅前のお店に入り、もりそば大盛りを2人でシェアします。
子供が蕎麦アレルギーがないのが、こういう時にありがたいですね。
ちなみに、観光案内所で教えてもらった3か所のお店のうち1件に入ったのですが、他の2件はお休みでした。
2件とも観光案内所から目と鼻の先にあるお店なので、営業しているかどうか観光案内所自身が確認しておけば、無駄足にならなくてよいのに、、、とちょっと思いました。
温泉宿に泊まる。
ご紹介が遅くなりましたが、今回は鹿教湯温泉の「斉北荘」さんにお世話になりました。
宿の方々が親切にしてくださって、とても助かりました。
父と子のふたり温泉旅って結構珍しいのだろうとは思うのですけど、さりげなく声を掛けてもらえるだけで嬉しかったのです。
キッズスペースが嬉しい。
宿の玄関わきに、4畳ほどのキッズスペースがありました。
これが子供にとってかなり楽しかったらしく、早めにチェックインしたにも関わらず、ずっとここで遊んでいました。
絵本、折り紙、塗り絵、ブロック、滑り台等々。うちの子供の好きなものが揃っていたのです。
チェックアウトから夕食前までの時間と、寝る前と、朝食後。のべ4時間くらいはここにいた感じです。
しかもチェックインからチェックアウトまで、宿から出ることがなかったという。ちょっと温泉街を散歩したりとか、お買い物とかしたかったぞ。。
宿の食事も美味しい。
4歳になったので、食事つきのプランで予約しました。2食ともお子様プレートをお部屋でいただきます。
ワンドリンクつきのプランだったのですが、子供はメダルをもらって自販機で好きなものを買えるようになっていた。これまた嬉しい演出ですね。
うちの子供が割と好き嫌いが多いのと、ボリュームもそこそこあったので、子供のほうは7割くらい食べて残りは残してしまいましたが、残りは大人が美味しくいただきました。
やっぱりお部屋でのんびり食べられるのは嬉しいです。結構ゆっくり食べる子なので。
温泉も気持ちいい。
お風呂にはおもちゃが用意されていて、子供も温泉を楽しんでいました。
長風呂になってしまい、のぼせやしないかと心配しつつでしたが、鹿教湯の温泉は透明で適温なのでまあ、大丈夫でしょう。飲泉もしました。
感想を書いてみる。
いろいろ心配して、脳内であれこれシミュレーションしてから行った温泉旅でした。
振り返れば取り越し苦労もありましたが、シミュレーションが生きたのと、何度も行ってある程度把握している場所への旅だったので、そこそこの安心感はありました。
子供とふたりで出かける、というのを普段の週末に何度もやっていたのも良かったのだと思います。今回の温泉旅は、結果的にその延長線上でやることができたかなと。
子供的にも結構楽しんでもらえたようです。「たのしかった、またいこうね。ちゅうがくせいになってもね」との仰せでした。
まあ、本人が中学生になる頃には行ってくれないと思いますが。。
また、行く先々で見知らぬ方からも優しく声をかけていただいて、それもありがたかったです。
やっぱり、子連れだと周囲に迷惑かけてないかな、という心配はしながらなので。。
さて、今度はどこへ行こうかな。